潜入!! アダルトビデオのモザイク処理現場に行ってきた。 | 【未来予測・世界情勢・政治・経済・金融・有事・戦争・災害・スポーツ・芸能・サイエンス等の時事情報ブログ】 http://ameblo.jp/e269/

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潜入!! アダルトビデオのモザイク処理現場に行ってきた。

アルバイト情報誌の求人のほとんどは飲食店やコンビニなどの仕事なのだという。たしかに外食産業の人手不足はよく聞く話だ。どこも大変なのだろう。そんななか、変わった求人広告を見つけた。「アダルトビデオの編集。モザイク等をかけるお仕事です」。・・・・・・気になる。

要するにエッチな画像にモザイクをかけるということなのだろう。しかし、一体モザイクというのはどんな作業なのだろう。そんな疑問を解決すべく、知人のツテで某業界大手の「モザイク等をかけるお仕事」の現場に潜入してきた。

雑居ビルの7階にある一室で20人くらいが作業をしていた。働いているのは男ばっかりだと思っていたけど女の子も2人いる。しかもそれなりにこざっぱりしていてカワイイ。働いているのは、役者やミュージシャンを目指している人や、映画を撮っている人などが多いという。普通にこざっぱりとした服装のさわやかそうな人たちで幾分拍子抜けした。いや、失礼ながらもうちょっと怪しい人たちが多いのかなと想像していたのだ。

作業の説明をかなりかわいい女の子にしてもらった。後で聞いた所によると、以前は男だけの職場だったらしいのだが、職場に女の子が来てからはアルバイトの定着率が上がったのだという。それでも、まだまだ1日だけ来て辞めていく人間も多いのだそうだ。もう2年くらいここで働いているという女の子に話を聞くと「時給はそんなに高くないけれど(950円)、12時間シフトに入れるからガッツリ稼げるんですよ」とのこと。なるほど、950×12で1万1400円。1日に稼げるお金としては悪くない。

さて、肝心の作業についてだが、まず、全体の流れから説明してもらった。1本のマスターテープ(無修正テープ)に入っている2時間程度の作品を1分半から2分程度に区切る、通称「切り分け」を行う。次に区切ったシーンに名前と番号をつける。例えば「淫乱女子高生、もだえる放課後」というタイトルであれば「Inmoda1」のようにタイトルにちなんだ名前と番号をつける。その作業が終わると、タイトルと番号が書き込まれた表を作成する。

ここからがアルバイトが担当する作業。自分が担当するシーンに自分の名前と、開始時間を書き込む。終われば終わった時間を書き込むことになっている。切り分けることによって1本の作品を複数のアルバイトが同時に作業できるわけだ。
作業自体は、マウスと矢印キーだけしか使わない。1秒を何十分の1かに区切った静止画像の中で、性器が見えている箇所にそれによく似た形の図形(ポイントを打っていってそれを線で結んだもの)を作り、覆いかぶせる。通常、点と点の間が線で結ばれた図形の状態で作業をする。
「モレ」がないかチェックをする時にモザイク画面に切り替える。通常2分の切り分けられたシーンのモザイク作業に2時間くらいかかる。朝の10時から夜10時まで、1時間の休憩はさみ作業は行われる。11時間性器を見っぱなしで目は充血した。

楽しみにしていた「裏ビデオがタダで見られる」状況となったわけだが、見ることができるのは作業のために区切られた2分間だけである。当たり前だけど、興奮するためでなく作業するために切り分けられた映像なのだ。せめてもの抵抗として静止画像を連続再生させてみたが、まったくの無駄であった。そして、1日で逃げ出す人が多いという話にも納得した。今回は1日しか行かなかったけれど、2日行けと言われていたら逃げていたかもしれない。