ダウ反落、231ドル安=企業業績に懸念〔米株式〕(21日)☆差替
【ニューヨーク21日時事】21日のニューヨーク株式相場は、今年7―9月期の企業決算発表がピークを迎える中、米景気悪化に伴う業績不振への懸念が強まり、反落した。ダウ工業株30種平均は前日終値比231.77ドル安の9033.66ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は73.35ポイント安の1696.68でそれぞれ引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比6583万株減の11億6167万株。ダウは反落したが、日中の最安値は9004ドルで、5営業日ぶりに、辛うじて9000ドルを上回る水準で取引された。
同日は主要経済指標の発表がなく、景気動向を探る手掛かりに乏しい中、市場の関心は個別企業の決算に集まった。
ダウ銘柄では、景気敏感株とされる産業機械大手キャタピラーや化学大手デュポンが相次ぎ減益決算を発表したことから、相場全体の下げを主導した。
また、前日引け後に、27%の減益決算と同時に減産を発表したテキサス・インスツルメンツに失望売りが出たほか、21日夕に決算発表を控えるアップルやヤフーにも業績悪化への警戒が強く、ハイテク関連全体に下押し圧力が掛かった。
さらに、中堅の地域銀行も、経営不安がくすぶるナショナル・シティが5・四半期連続赤字に陥るなど振るわず、銀行株は総じて軟調だった。
一方、増益を確保した3Mやファイザーは上伸。前日発表した決算で、1株当たり利益が市場予想を大きく上回ったクレジットカード大手アメリカン・エキスプレスは8%超の大幅高だった