郵政4期連続の黒字、郵貯依存構造は変わらず
日本郵政公社は23日、2007年3月期決算を発表した。
民間企業の税引き後利益に相当する当期利益は前期比51%減の9477億円とほぼ半減したが、03年度に公社化して以降、4期連続の黒字を確保した。 ただ、当期利益のほぼすべてを郵便貯金事業に依存する構造は変わらず、10月の民営化で発足する4事業子会社が自立できるかどうか、不安が残る決算となった。 郵便貯金事業は当期利益が9416億円と、前期より1兆円近く減少した。株価の伸び悩みで信託銀行などに委託している株式の運用益が1兆1842億円減の559億円にとどまったことが要因だ。 簡易生命保険事業は、本業のもうけを示す基礎利益が5189億円と、前期比で1648億円増加した。日銀の利上げで資産の運用利回りが好転し、運用利回りが契約者に約束した利回りを下回る「逆ざや」の契約数が減少したためだ。郵便事業の当期利益は60億円と、4期連続の黒字だった。 |