ネットライフ企画(株)取締役副社長 岩瀬 大輔さん | 【未来予測・世界情勢・政治・経済・金融・有事・戦争・災害・スポーツ・芸能・サイエンス等の時事情報ブログ】 http://ameblo.jp/e269/

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ネットライフ企画(株)取締役副社長 岩瀬 大輔さん

 今回のリレーエッセーは、ネットライフ企画(株)取締役副社長であり、
 「ハーバードMBA留学記」(日経BP社)の著者である岩瀬大輔さんに
 ご執筆いただきました。

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 バフェットに学ぶ 我が子へのマネー教育

 31歳の誕生日を目前にして、気がついたら、二児の父親になっていました。
 これからの長い人生において、苦楽を共にしていくことになる「伴侶」
 と「マネー」。どのようにすれば、彼らがこれら人生のパートナーと、
 上手に付き合っていけるようになるのか?いくらか気が早いな、と思い
 つつも、そんなことを考えるようになりました。

 自分の経験から、「伴侶」について親ができることは限られていると
 割り切って、「マネー」とのお付き合いに集中することにしました。
 早速、伝説の投資家であるウォーレン・バフェットが、自身の後継者
 となる「最高投資責任者」に求める資質について述べた「会長からの
 手紙(バークシャー・ハザウェー社、2006年度)*」に、ヒントを求
 めることにします。

 まずバフェットが言うには、「賢くて良好な運用実績を持つ人を見つ
 けるのであれば、必ずしも難しくない」。運用なら、マネックス・
 ユニバーシティの英才教育で身につけることはできる、そんな期待
 を持っていたのですが、どうやらこれだけではわが子を「オマハの
 賢人」のお目に適う投資家は育てることはできなさそうです。

 次に、バフェットがもっとも大切な要素として掲げるのは、「これまで
 直面したことがない、想像を超えるような大きなリスクイベントを察知
 し、避けることができるリスク管理能力が遺伝子的にプログラムされて
 いること」。ここでバフェットは、「増やす」ことよりも「失わない」 
 ことこそが、マネーでもっとも重要であることを教えてくれています。

 「遺伝子的」と言われてしまうと、わが子にはすでに手遅れのような気
 もしてしまうのですが、これからできる限りのトレーニングはしてみよ
 うと思います(例えば、目の前にある哺乳瓶を急にカラにしたり、棚の
 中にあるすべてのミルクが消えるような「リスクイベント」を、体験さ
 せてみるか?)

 そして、同じく重要な資質としてバフェットが掲げるのが、「気質」
 です。曰く、「長期の投資で成功するためには、独立した思考ができ、
 情緒が安定しており、個人と機関投資家双方の投資行動をよく理解で
 きることが、不可欠である。私はこれまで、非常に賢いが、これらの
 美徳を兼ね備えていなかった人たちを、何人も見てきた」。

 なるほど。とすれば、わが子には「保育園でも他人の意見を鵜呑みに
 することなく、常に自分としてのロジックを組んで意見を持ちたまえ」
 とか、「日常の一過性の出来事に一喜一憂することなく、中長期で平静
 を保って意思決定をしたまえ」とか、「注意深い観察眼と深い思いやり
 をもって、保育園のお友だちのなすことや、保育士の先生方がその職責
 上行うことを、見守りたまえ」と言ってみればいいわけだ。赤ん坊には、
 まだちょっとムズカシイ気も致しますが。

 そんなわけで、「バフェットが求める人材」というのを一つの指針に、
 今後のわが子への「お金と教育」を考える題材としてみました。
 皆さんは、お子さんにどのようなマネー教育を施されるご予定ですか?

 >>http://www.berkshirehathaway.com/letters/2006.html 参照

 岩瀬 大輔
 ネットライフ企画株式会社 取締役副社長
 マネックス・グループの出資を受け、インターネットを主要なチャネル
 とする、新しいスタイルの生命保険会社設立に向けて準備中。著書に、
 「ハーバードMBA留学記資本主義の士官学校にて」(日経BP社)。
個人ブログは「ネット生保立上げ日誌」
 >> http://totodaisuke.weblogs.jp/blog/