マイクロソフト XPサポート延長…背景に利用者の不満
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米マイクロソフトが25日、パソコン(PC)用基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」のサポート期間を5年間延長し14年4月までとすることを正式に決めた背景には、サポート打ち切りで買い替えを迫られる利用者の強い不満がある。市場での独占的な地位を使ってOSとPCの買い替えを促す販売戦略は軌道修正を余儀なくされた形で、30日発売の新OS「ウィンドウズ・ビスタ」の売れ行きにも影響を与える可能性がある。 サポート打ち切りの背景にはPC関連の技術革新の速さや利用環境の変化でOS自体が短期間で次々と性能アップを求められた事情もあるが、使用中のOSの性能で満足している利用者には「買い替えの無理強い」と映る。今回のサポート期間延長は、圧倒的に優位な立場で新製品投入を続けてきたマイクロソフトも利用者の不満を無視できなくなったことを意味している。
同社日本法人のジェイ・ジェイミソン・ウィンドウズ本部長は25日会見し、サポート期間延長について「消費者の声やPCの安全性にいかに我々が配慮しているかの表れ」と話した。ただ、延長期間のサポートはウイルス対策ソフトの配信などに限られる。同本部長はまた、製品サポートに関する同社の方針そのものを将来的に見直す可能性も示唆した。【 |
