◇「穴を開け、中身空に」
燃料の残ったカセットコンロ用のガスボンベやスプレー缶によるごみ収集車の火災が、県内をはじめ全国で起きている。水戸市内では昨年1年間で9件発生し、けが人も出た。鍋物などでカセットコンロを多用する時期だけに、同市清掃事務所は使用済みのガスボンベには穴を開け、中身が空の状態で捨てるよう呼びかけている。
昨年6月28日、水戸市見川2のマンション敷地内にあるごみ集積場で、不燃ごみの回収作業をしていた収集車から突然、「ボン」という音が響いた。車両後部の窓ガラスが割れ、近くにいた作業員は顔に軽いやけどを負い、車の中のごみが燃え上がっていた。爆発の原因は燃料が残っていたガスボンベだった。
同事務所によると、火災は毎年発生。ほとんどは煙が発生する程度で消火器を使えば収まるが、爆発して職員が危険にさらされることもある。市の広報を通じて、使い切った後にきりなどで穴を開け、残ったガスを放出するよう求めているが、徹底されていない。
同事務所は収集の際、ごみ袋の中にボンベやスプレー缶が入っていないか確認しているが、市指定の半透明ごみ袋では中身が見にくい。袋を一度開けているがそれでも見落とすことが多いという。同事務所は「職員の命にかかわる問題。中身がなくなったのをきちんと確認してほしい」と話している。【
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