河原にて夜半の嵐に抗えずなぎ倒されし 川辺の草うちひしがれて濡れながら 水に漂い枯れながら 風になびくけれども その根は頑なによりしなやかに 逞しく決して土を離れず 流されず倒れながら 再起待つよりしなやかにより逞しく昨日を堪えて明日待つ煌月-行幸橋を渡る朝-