つづき。


一年前の5月26日の晩

ミルクを飲んだ子猫。
主人が「とりあえずの名前は?」と言うので、私はすかさず「チャー子!」と言いました。



ズタボロ猫だったので、シャンプーしてあげようという事になり、風呂場と台所で二人がかりで洗いました。

今まで大人しかったチャー子でしたが、命の危機を感じたのか(笑)、凄く大きな声でないて暴れました…


この辺りから、私の体に異常が!


手から腕にかけてじんましんが!
目は痒くて涙が出ています。

精神的にも『猫』に引いていた私。

猫がいたらうちはどうなるか…今はなき私の実家から持って来た、数少ない母の家具。母の形見。
一番大切な家の中の物をぐちゃぐちゃにされると思った私は、ぞっとしました。

現に主人は泣いている私には気付かず、チャー子にばかり構っていました。
こんな新参者に、私と母の大事な思い出を引っ掻き回されたらたまりません。


とにかく私のアレルギーをアピールし、うちでは飼えない事を解って貰いました。
子供の頃から実家に犬猫がいた主人は、拾って来たら飼えると思っていたみたいです。



どうにかして貰ってくれる人を探そう


この晩は、台所に段ボールを設置して、隔離してチャー子を寝かせたのでした。


つづく。