なぜ心を病むのだろう

 

長い相談歴の中で、思うのは親離れがうまく出来ないまま大人になったこと

 

そんな方が多い、自身もそうだったから

 

親は子が独り歩きできるまでは育てる義務がある

 

人間だけが長い年月を要する、動物は、早い

 

長いからこそ、離れられなくなるのだろう、親も子も

 

しかし、いつまでも親離れできない子は心を病む

 

親が離そうとすればするほど子はしがみつく

 

なぜそうなるのか、無意識に子を縛り付けているからか

 

若しくは、自立心や生きる力を身に付けさせていないからか

 

そうした意識をもって子育てをしてきたのか

 

自身の人生観だけで育ててきたのではないのか

 

いつまでも子は親を求め、親の方をみてひとり立ちできない不満を親にぶつける

 

外の世界に出られず籠の鳥状態でいながら心を病んでいくのではないか

 

大人になりながら親を求め親を見ている限り自立できない籠の鳥

 

たとえ親からとび立ち離れたとしても心を病んだままではひきこもるしかなくなる

 

そこに自分との共通点をいつも感じるのである

 

自身が歩んできた道である

 

そこから抜け出すためには、一人の力では難しい

 

傍で支えてくれる存在、依存するのではなく、いてくれるだけの存在が必要だった

 

そして、10年単位で自立心を自らの手で育てていった

 

こころを病んだまま大人になると実に生きづらいのである

 

親はいつまでも子の同情を買いしがみついてきたが振り払うだけの力を付けた

 

生きる力は誰にもある、それを抑え込み発揮できない状態を親はつくってはならない

 

子どもの足を引っ張る親になってはいけない

 

それを振り払うにはとてつもない力がいる、それができないと心を病むしかなくなる

 

そんなこと教える教科書はない、親が関われるのは大きくなるまでの間だけ

 

その間に心を育て生きる力を身に付けさせる

 

それが親の役目である

 

目の前に心を病んだ子がいるなら親自身の問題である

 

決して子の問題ではない

 

自身の親も駄目親であったが、反面教師として子育てに活かした

 

おかげで、自立心をもち社会の中でたくましく生きている

 

うらやましい限りである

 

私はというと、苦しんだからこそ学んだことを相談に活かしている

 

私が生きる道はそこにたどりつくことだったのだろう

 

苦しい体験を通して多くを学んだことが今の自分を作っている

 

そして今日も生かされている

 

続けるだけ続けたいと思う今日この頃である

 

お正月は7人の孫、子の3家族と共に楽しく過ごさせていただいた

 

感謝しかない

 

ただ、突然の地震で主人の実家の墓が倒れたようです

 

人生いつ何が起きるかわかりません。だからこそ悔いのない人生を

 

 

では、このへんで