家族のため子供のためと自分以外のために生きていると生きる力を失う

 

家族がどう生きようと、それぞれの人生があり、互いに干渉するものではない

 

自分の人生をしっかりと歩んでいない者が、他人のことをとやかく言うものである

 

短い人生、他人のことばかり言っている暇はないのである

 

さっさと自分の足で一歩一歩と歩くことが先決である

 

前を照らしてくれるものはいない、失敗を恐れずよちよちと歩き出すことである

 

一生懸命、歩くことが少しずつ生きる力を引き出してくれるものである

 

死にたい死にたいといっている若者は、自分のために生きてはいないからである

 

環境がとか、家族がとか、周りがとか考えていると生きることができなくなる

 

だから死にたくなってしまうのである

 

他人のことなどどうでもいいのである

 

そんなことより、なぜ大人になるために自分の人生を歩き出さないのか

 

1歳のころは、言われなくても歩き始めていたのに・・・・

 

それが自然なのに・・・。

 

あのときの目は輝いていたよね。

 

なぜ、いつまでも家族にしがみつくのだろうか

 

生きる気力も、なにもかも失ってしまうのに・・・・

 

はなれられないのは家族のため?、自分のため?

 

自分のために生きてほしいと願っているのが親である

 

親が苦労していようと、めちゃくちゃな生き方をしていようとそれは親の人生

 

それを子供が心配し親の人生を引き受けるのは、お門違いである

 

自分の人生を乗っ取られてしまう危険がある

 

待っているのは心の病である

 

自分の人生を歩いていないから生きている気がしないのである

 

一見、良い子が陥る大きな落とし穴である

 

これは、私の人生を通して学んだことである

 

本当の意味で自立できたのは40代であった

 

遅まきながらではあるけれど、つまずきながら今日に至る

 

今では、自分の人生をしっかりと歩いている。

 

死にたい死にたいと嘆いていた自分はひとかけらもない

 

どん底まで落ちたら、それ以上の底はなく、あとは這い上がるしかない

 

手を差し伸べるものもなく、逆に足を引っ張られそうになりながらけり倒して這い上がってきた

 

家族が苦しみのどん底にいると、その家族が足を引っ張るものである

 

それに巻き込まれる人生はまっぴらだった

 

自分がどん底から這い上がることで精いっぱいだった

 

その間に両親は亡くなったが、良くも悪くも彼らなりの人生を全うしたと思っている

 

私も親であり、子も孫もいる、子の足を引っ張らないように生きている

 

そして与えられた人生を精いっぱい全うしたいと思っているところである

 

清く正しい家族なんていないに等しい

 

だからこそ、各々が、与えられた人生を一生懸命生きていくことが大事なのだろう

 

家族から与えられた負の遺産を含めて、いかに料理して味付けをしていくのか自分次第にかかっているといえる

 

70年の生涯をかけて作り上げた「幸せのレシピ」を大切にしていきたい

 

 

ではこの辺で