突然噴き出す怒りがいまだにある

 

これは決して消えていかないものである

 

何も言えず反抗すらできなかったころからの無意識のうちに溜まってきたものと思う

 

親の言ううことを素直に聞いてた頃、親にとっての良い子だった頃の自分に対する怒りなのか、親に対する怒りなのか

 

噴き出すきっかけのないまま内在してしまった怒りはなかなか消えていかない

 

親にぶつけても受けとめるだけの器がなく理解さえしてもらえない結果、自己嫌悪が倍になって返ってくる

 

社会にぶつけても、何怒ってんだって、人は去っていくだけであり他人事

 

心に傷を負った病んだ人たちの中には必ず怒りが内在している

 

みんなピュアな心を持ちながら、その怒りにおしつぶされている

 

相談の中で、その怒りを受け止める場面が多々ある

 

こちらが、いくら受け止めたとしても自己嫌悪感は残り消えないものである

 

周囲にぶつけても消えない怒りが、生き辛くさせている

 

怒りはよくないものと自分の中に押し込めて社会の中で生きていると

 

待っているのはうつ等の精神疾患であるのではないのではないだろうか

 

ある人は人との関わりを避けひきこもる

 

ある人は誰かまわず爆発させる人もいる

 

本当は親思いの優しい子であることに周囲の誰も気がつかない

 

家族の中で一番苦しむ子どもがそういう子供であることに誰も気づかない

 

おかしいのは周囲であるということに誰も気づかない

 

犯人探しをするつもりはないけれど、本当の優しさがないとそこに気づかない

 

本当の優しさとは苦しみの中でしか不動なものとならない

 

自分が苦しいと流しやすい人に垂れ流している人にはいつまでも本物にはならない

 

見せかけの薄っぺらい優しさしか身につかないよね

 

自分の苦しみを人に転化しないで負けないで生きていくことが大事だと思う

 

持っている優しさ、思いやる心をつぶされないように大事にしていくことであると思う

 

そのために負けない勇気を与えてくれるのが内在している怒りが力となり支えとなる

 

内在しているやりどころのない怒りを、外にぶつけるのではなく生きる力や負けない力として使うこと

 

社会の中で理不尽なことをぶつけてくる人もいれば、意地の悪い人も相変わらずいても、毅然としていられるのも、内在している怒りの力である。

 

地位があろうがなかろうが、相手の人間性や心を見るようになってくる

 

人間は苦労の程度しか成長しないものであるといつも思う

 

そんな人を対等に相手にしようとは思わなくなったし、どう思われようとどうでもよくなった

 

優しさや思いやる心をもって生きたいと思っているだけなのに、それをいいことに周囲が甘え、負の部分を勝手にぶつけてくる、相手にしないことが身の安全である

 

傾きかけた家族の中に1人はそういう子供が生まれるのであろうか

 

たまたま自分だったのだろう

 

家族の中にいても理解されない子どもだったし孤独だった

 

ぬくもりや暖かいものが流れていない、心寂しい環境のなかで

 

問題行動が出てきたのはいつも自分だった

 

そうした環境では生きていけないと悟ったとき

 

私はそこから逃げだした、そして懸命に生きた

 

そして十数年後たくましくなって戻ってきたのである

 

初めて親の方から相談してくるようになり意見を求めてきたのにはびっくりでした

 

いつも一方的に気持ちを押し付けてきた親だったのに、、、、

 

冷めた気持ちで受け止めていたことを覚えている

 

十分に振り回されて苦しんできたからこそ本来の自分に立ち返れたと思う

 

その力となってくれたのが今思うと内在した怒りであった

 

今苦しんでいる人たちの共通点であるといつも思う

 

内在している怒りを抑え込むのではなく生きる力として使うことだと思う

 

今はわからなくてもいつかは霧が晴れることを願いつつ、支え応援していきたいと思う今日この頃である

 

 

 

今日はこの辺で