今日のテーマは、長い間とらわれてどうすることもできなかった感情である

 

家族機能不全のなかで、取り付いてしまった負の感情である

 

そうした家族のなかに生まれてしまったのは運命である

 

そうした感情を抱えて生きていくことほど、しんどくて辛いことはない

 

本来、子供は安心と安全が与えらた環境のなかで育つことが一番である

 

そして、外であった悲しいことや辛いことを受け止めてくれる親であれば

 

自分の感情を押し殺すことなく、順調に育っていくのである

 

ゆえに子供の感情を受け止める、親の存在は大きい

 

そうした環境を親が意識してでも作っていかないといけない

 

親が感情のまま育てていくと、子供は不安症になる

 

外ではいい子、家でもいい子になってしまう

 

それは子供ではない、子ども時代を経験しない物わかりのいい小さな大人

 

何もわかっていないのに、不安やおそれを隠しながら家族のなかで大人として扱われていく

 

そして、親に心配かけないように一人で頑張って生きているこども

 

ある時、問題が噴き出して初めて親は驚く

 

その時点で親が気付くことができたならまだ救いはあるが気が付かない親も多い

 

失った子供時代を、もう一度通ることが回復への道である

 

大人になってからでも十分通ることはできる

 

医者やカウンセラーを親代わりにして味方に付けながら通ることである

 

物わかりのいい人を止め、思いをぶつけ自己主張しても否定されない関係を構築する

 

そうして自分を育てなおすことである

 

心にたまっていたものを開放して受け止めてくれる存在が不安やうつ症状を消してくれる

 

医者やカウンセラーに依存するのではなく、あくまでも親の代わりとなってもらうこと

 

それができるのが臨床心理の医者やカウンセラーでなければならない

 

そうして子供時代をとりもどして自立していくことである

 

自ら育てなおしをすることで、理不尽な親から心が放たれ解放されていく

 

客観的に親を見ることができるようになり親の人生に巻き込まれなくなる

 

子供時代に親に心配をかけないように、悲しませないようにすることを先に覚えるのではなく

 

自分のことを一番に考えるような子供時代があってはじめて親孝行者になるのである

 

30代半ばから自ら育てなおしをはじめ、40代半ばにしてようやく自立を果たした

 

子供時代は、親との信頼関係を培い生きる力を身につける大切な時代なのである

 

親はそれを、ふまえて子育てをしなければならない

 

何も言えない心優しき子供に対し、親は甘え依存してはいけないのである

 

子供時代を通らなかった子どもは大人になりきれずいつまでも苦しむ

 

親自身も自立を果たしていかないといけない

 

そうでないといつか子供に捨てられるだろう

 

捨てたとしても生きづらさは消えず苦しんでいる大人もいる

 

その親の罪は大きい

 

その親を責めてもなんともならない

 

親に求めず自分を育てなおすこと

 

親の事情は考えなくていい

 

自分の事情を最優先で良い

 

そんな子ども時代を取り戻そう

 

今からでも遅くはないよ

 

ただし、味方になってくれる親代わりの存在は必要だよ

 

もし、なかなか消えない不安やうつ症状があるなら、根っこがそこにあるなら・・・。

 

 

ではこの辺で