🏦 今から26年前――1999年。私達夫婦は
3000万円の住宅ローンを組んで家を建てました。
当時の金利はおおよそ 4%前後。
今のように「金利0.3%!」「ネットで簡単審査!」なんていう時代ではなく、
金利が“存在していた”時代 でした。
バブルが弾け、世の中はようやく落ち着きを取り戻し始めた頃。
それでも銀行の審査は今よりずっと厳しく、
「2馬力(夫婦共働き)」ではなく、
“1馬力になっても返済できる金額”しか貸してもらえなかった。
それが当時の鉄則。
つまり、もしも妻が退職しても、夫の収入だけで返済が続けられるか――
そこを前提に借入額が決まっていた。
今みたいに「ギリギリまで借りてマイホーム」なんていう無理な組み方は、
そもそも銀行が許さなかった時代なんです。
でも、当時は選択肢が限られていて、
借りられるのは 住宅金融公庫 や 労働金庫、
あるいは 勤め先の社内融資制度 などが中心。
“ローンを組む”というのは、家を建てる覚悟そのものだった。
今思えば、金利4%のローンを完済したというのは、
金利が高い時代には、借りることにも重みがあり、
“返す”という意識が、今よりずっと強かった。
金利の水準(1990年代後半〜2000年頃)
- バブル期(1980年代後半)は住宅ローン金利が 6〜8% とめちゃ高かった。
- 崩壊後に日銀が金利を下げ続けて、1995年以降は徐々に低下。
- 1999年時点の民間銀行の 変動金利は約2.0〜2.5%。
- 長期固定(20年とか35年)のフラット型はまだ普及してなくて、 固定期間選択型が4〜5%台 くらい。
🏦 借りられる場所
- 今みたいにどの銀行でもネットで簡単に借りられる時代じゃなかった。
- 住宅ローンといえば、
- 住宅金融公庫(現:住宅金融支援機構)
- 勤め先の 社内融資制度(職域ローン)
- 信用金庫や労金(労働金庫)
- 一部の都市銀行
こういう「限られた窓口」で借りるのが普通。 - しかも審査も厳しかったから、今みたいに誰でも気軽に借りられる空気じゃなかった。