編集・投稿が大幅に遅れてしまい大変失礼しております。学校や私用で8月・9月の記事更新が終わらない中ついに10月になってしまいました。月日が流れるのってほんと早いですよね(←さっさと記事書け)
今回は関東・出雲遠征紀4日目「奥出雲おろち号」の旅の後半、出雲坂根駅から3段スイッチバックと木次線の絶景ポイントを巡りながら備後落合駅に到着します。
出雲坂根駅にて
その前に出雲坂根駅の湧き水「延命水」も見ていきました。この湧き水を飲んだ狸が100歳まで生きたという言い伝えがあることで知られており、出雲坂根駅の名所の一つとなっています。せっかくなので発車前にひと口飲んでいきましたw
ではいよいよ3段スイッチバックに入っていきます。ここまで客車が先頭となっていた列車は出雲坂根駅から進行方向が変わり、機関車が先頭となって1~2段目の坂を上っていきます。レールも車輪も鉄の鉄道は摩擦が少ない分坂道に弱いため、方向を何度も変えながら徐々に高度を上げていくスイッチバックや、線路を一回りさせて高度を上げていくループ線などで坂道を克服しています。
スノーシェルターを抜けると2→3段目のスイッチバックポイントになります。運転士が客車に戻ってくるまで約2分間停車します。
その後列車は3本目の線路に入り、スイッチバック区間をクリアします。3本目の線路に入ってすぐに進行方向右側を見下ろすと・・・
少し前まで停車していた出雲坂根駅がかなり低い場所に見えます。駅では焼き鳥を販売していたスタッフの方が手を振って見送ってくれていましたw
その後中小トンネルをいくつか抜けると、いよいよ木次線最大の絶景ポイントに入ります!
第七坂根トンネルを抜け、案内ガイドの指す方を見ると三井野大橋とおろちループの高架橋が見えてきます。カメラ越しでは発色が少し違いますが、緑の山々の中にある赤い三井野大橋がアクセントになってかなり美しい姿を見せてくれます。右手には二重の輪を描くおろちループの高架橋が見えます。2分ほどのサービス停車もあるので、ぜひカメラやスマホに記録してみてください!
絶景ポイントを過ぎた列車は三井野原駅に到着します。標高726mに位置するこの駅は、JR西日本で一番高いところにある駅として知られています。1つ前の出雲坂根駅とは直線距離で1㎞程しかありませんが、標高差は160mもあるというので驚きです。
備後落合駅にて
木次を出発して2時間32分、列車は備後落合駅に到着し、木次線宍道~備後落合間81.9kmを全線踏破しました!3段スイッチバック・三井野大橋&おろちループの絶景・JR西日本で一番標高の高い駅を巡った初のトロッコ列車の旅はここまで、興奮冷めやらぬ状態のまま列車を後にします。(もっと乗っていたかった・・・w)
備後落合駅にて
奥出雲おろち号は20分の停車で木次駅へと折り返していきます。発車まで少し撮影してから見送りました。

備後落合駅は芸備線と木次線の接続駅で、2面3線のホーム配置となっています。しかし木次線・芸備線ともに本数が少なく、1日に発着する列車は十数本しかありません。駅周辺にはコンビニも自販機もなく、まさに秘境駅といった雰囲気です。
備後落合からは備中神代を経由して松江に戻るプランとなっていますが、新見行の列車まで1時間以上あるので松江駅で購入しておいた駅弁「島根牛みそ玉丼」で昼食にしました。トロトロの半熟卵と島根牛・炊き込みご飯との相性が抜群でした。
その後新見から来た列車と三次から来た列車が立て続けに到着しました。ここから備中神代まで向かうため、新見行のキハ120系に乗り込みます。
今回はここまでです。次回の遠征紀は4日目ラストスパート、芸備線・伯備線を乗り継いで松江に到着します。