クロスバイクをドロップ化したい方って結構いますね!
以前、ユーチューブに投稿させて戴いたのですが、お問い合わせがソコソコあります!
一番多い問い合わせ内容は「○○○のクロスバイクに乗っているんですが、ドロップハンドル化出来ますか?」という質問です。
答えは、安心してください、ドロップハンドル化はどんな自転車でも出来ます
今回は、クロスバイクのドロップハンドル化(STIレバーを付ける)の仕方を解説していきたいと思います!
問題は4つあります。
1.ステムの変更
2.STIでVブレーキを引く方法
3.フロントシフターのケーブルアジャスターの取り付け
4.フロントディレーラーの調整方法
では、順に解説していきますね~
1.ステムの変更(25.4mm→31.8mm)
クロスバイクのハンドルバーの多くは、クランプ径25.4mmのものが多いです。
ドロップハンドルは31.8mmのものが多いので、ステムを交換する必要があります。(25.4mmのドロップハンドルもありますが、昔ながらのアナトミックタイプ(ロングリーチ)が多く、現在の主流のアナトミックシャロータイプ(ショートリーチ)は、おそらく見つからないと思います。あったとしてもかなり高価だったりします。
なので、ステムを交換してしまうのが安上がりです。(中古パーツや中華パーツなど安価なものも、すぐに見つかりますからね~(^.^)
スレッドステムの場合は、アヘッド化がおすすめです!
ステムアダプターを取り付けて、アヘッドステムを付けましょう(^.^)
2.STIでVブレーキを引く方法
次にブレーキです。クロスバイクに多いのはVブレーキです。STIはキャリパーブレーキに対応なので、ブレーキレバーのテコ比が違います。通常のVブレーキのままSTIを付けている方を見かけますが、制動力は間違いなく落ちるし、コントロール性も落ちます。調整もシビアになりますのでオススメしません(-_-;)
おすすめの選択肢は2つあります。
「ショートVに変更する」か「カンチブレーキに変更する」ことです。
私は以前、ドロップ化したときは「カンチブレーキに変更」しました。
しかし、ショートVでも十分引けるという情報をサイクルメンテナンスの飯倉氏がおしゃっていたので、かなり信頼できる情報だと思いますので、ショートV化もアリだと思います。
Vブレーキに慣れている方にはショートVの方が分かりやすいと思いますので、ショートV化をおすすめ致します(^.^)
しかし、STIにはフラットバー用のブレーキレバーと違い、ケーブルアジャスターが付いていません。
なので、アウターケーブルにブレーキケーブルアジャスターを咬ます必要があります!
3.フロントシフターのケーブルアジャスターの取り付け
クロスバイクのシフターにはアジャスターが付いていますが、STIにはフロントシフターのアジャスターも付いていません。
なので、シフトケーブルアジャスターもフロント側のシフトケーブルに咬ませる必要があります。
リア側はディレーラーにアジャスターが付いていますので、フロント側だけでOKです。
4.フロントディレーラーの調整方法
クロスバイクに多いのはトリプルクランク(フロント3速)です。ロードバイクはダブルクランク(2速)のものがほとんどです。
3速用のSTIもありますが、なかなか流通しておらず探すのは難しいです。
そこで、トリプルクランクをミドルギアとアウターギアの2枚のみ使用してダブルギア仕様にするのが簡単です。
やり方は、シフターをローギアにシフトして、フロントディレーラーのロー調整ボルトをいじって、ミドルギアにディレーラーを合わせます。
アウターギアはそのままなので調整する必要はありません。
ワイヤーの張りを調整し直して変速調整をしたら出来上がりです(^.^)
最後に、ドロップハンドル・STI化するとインナーワイヤー・アウターワイヤー共にワイヤーが長くなりますのでワイヤーの総取り換えが必要になります。ちなみに、ブレーキインナーワイヤーはSTI用になります。
そうすると、リアディレーラーの調整も必要になっていきます!
ということで、この4点を抑えて作業するといいと思います!
頑張りましょう(^O^)/
↑ユーチューブにもアップしております!ご興味のある方は是非!
今回はこの辺で~
ではまた~(^_^)/~
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