ふと思い立ったのでクロスフィルターなるものを買ってみました

 

フィルターというと光量を下げるNDフィルター、コントラストを調整するPL/C-PLフィルターなどがありますが、 https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/cross/ を見ていると「イルミネーションなどをより強く印象づける「光の線」を創るフィルター。」と書いてあるとおり、クロスフィルターは点光源に光の線が生える「光条」を作り出すフィルターです。

 

クロスフィルターを使わなくてもレンズの絞り値を大きくすることで光条を作り出すことは可能(仕組みはまたの機会に…書くのか?)なんですが、絞り値を大きくするので三脚を立てて長い時間撮影したりする必要がある、という感じですね。

 

 

これがクロスフィルター。レンズ面を見てみると溝が入っています。これで光条を生み出すわけですね。今回買ったのはケンコー・トキナーのR-スノークロスなので、6本の光条ができるような溝の彫り方がされています。

 

というわけで早速試すべく、丸の内のイルミネーションを見に行くことにしました。

 

撮って出しで比較してみましょう。こちらがフィルターなし。

 

 

街路樹についているイルミネーションが光っているのはわかるのですが、きらめいている印象はなく、どこか暗い印象を受けます。

多分イルミネーションに比べて暗い部分が全体的に多いからですね。

 

次がクロスフィルターを使った1枚。

 

 

光条が生えてきらめきが出てきました。絵面的に見ても明るい感じに変わって見えますね。

光条によって光の範囲が大きくなっているので、その分明るく見えるのかなーと思います。実際道路の方はほとんど明るさが変わっていないので、明暗が際立った感じ、というのが正しいのかな。

 

だんだん楽しくなってきたので撮り歩きをしてみました。ここからは現像も加えた写真です。

 

 

ボケにはクロスフィルターは作用しないみたいですね。遠近で光条とボケの移り変わりが楽しめます。

 

 

 

 

最後はKITTEの展望テラスで長時間露光。F7.1なんですが、「※広角レンズでは、F5.6以上に絞り込むとレンズの線が途切れる場合がありますので、レンズの開放F値付近でお使いください。」って書いてあるとおり、たしかに電灯の光条が途切れていますね…。NDフィルターとかと組み合わせるか、拡張ISOでより低い値にして暗い状態を作るほうが良かったかもです。

 

小一時間くらいフラフラと撮りまわった感想なんですが、これまできれいだとは思いつつボカすくらいしか思いつかなくて上手いこと写真に落とし込めなくて難しいなーって認識だったイルミネーションを撮るのがめちゃくちゃ楽しかったです。

ただこのフィルターのシリーズだけなのかはさておき、やたらと枠が分厚いため、広角端だとかなりケラレが発生します。NDフィルターをND2/ND4/…と重ね合わせする時も大体同じ悩みが発生しますが、広角端で撮るときはケラレによる外側の切り落としは見積もったほうが良さそうです。

 

C-PLフィルターとかはお高い印象があるんですが、Amazon価格で見てみても3000円くらいで手に入れることができるので、ちょっとにぎやかなイルミネーションの写真を撮りたい人にはいかがでしょうか。