何か新しいことを始めると、始めのうちはワクワクして取り組める。
ところが、気がつかない間にいつのまにかワクワク感が低下してしまうことがある。
例えば、海外旅行で外国人とうまくコミュニケーションを取れなかったので、「英語を話せるようになって、もっと外国人とお喋りしたい!」と思ったとする。
これは本音でやりたいことで、ワクワクしながら始められる。
リスニングや単語や文法など、始めのうちは何でも楽しめる。
せっかくなら、自分の英語力がどのくらいか知りたいし、勉強にメリハリが欲しいから、TOEICを受けてみたいと思う。
ここまでは良い。
ところが、今の仕事に不満があったりすると、「TOEICが800点あれば、もっと給料の良い会社に転職できる」などと考えるようになり、いつのまにかTOEICで高得点を取ることが目的になってしまう。
しかし「TOEICで良い点数を取って、今の職場から逃げたい」は不足感から生じた動機だから、不足感を引き寄せることになり、TOEICの目標点数を達成しても不足感が残る。
すると、「次は900点、950点・・・」と目標が上がって行ってしまう。
高い点数を追求することにワクワク感を覚えるなら良いが、苦しくなって英語が嫌いになってしまうケースも多い。
いつのまにか当初の「外国人と楽しくお喋りしたい」という目的を見失ってしまう。
ふと「ワクワクしながら始めたはずなのに、おかしいなぁ。」と気づく。
ワクワクしながら始めたことでも簡単にズレてしまうから、常にワクワクしているかどうか確認することが大事だと思う。
当初の目的からズレても良いけど、今ワクワクしてるかどうかが大事だ。
憂鬱になっていたら変な方向へ向かってるサイン