久しぶりにブログを書いてみます。


5月も終わって新しい学年に慣れてきた頃だと思います。

どの学年でもそうですが、進級が難しいのが近年の歯科大の特徴です。

どの学校でも多くの留年経験者が多く見られます。しかしどの学校でも留年を経験せずに進級して国家試験もストレートで合格される方もいます。

では留年経験者は全く勉強してないかと言われると勉強していても留年される方はいます。

一方、部活などを目一杯やり、勉強時間が少ない方でもストレートで国家試験まで合格される方もいます。


この違いはなんなのかというと、留年経験者は最低限の知識がない、もしくは最低限の知識はあるが使い方がわからない、また丸暗記などこういった特徴が見られます。

特に親が歯科医師の場合、歯科大のテストは全部暗記、と子供に伝える方が多いです。全て暗記で通じたのは何十年も前の話であり、今は全く通用しません。

勉強時間が少ないにも関わらず合格される方の特徴としては最低限の知識があり、その使い方、その知識の理解がある方です。

ですから見たことない問題であってもその知識を駆使して問題を解いていきます。

覚えていれば解ける問題はみんな解けます。しかしその知識の応用になると正答率に差がつきます。

国家試験は360問あります。その中でそういった正答率に差が付く問題で一問、また一問と段々と差が付きます。進級試験でも同様です。差がついたその問題を取り返すためにさらに難しい問題を解けなければ差は埋まりませんが、知識の使い方がわからない、最低限の知識がないためその差は一向に埋まりません。

留年して、同じ学年を再びやっても恐らく最低限の知識を理解していないでしょう。進級は学校のはからいでできるかもしれませんが、国家試験でつまづく事が予想されます。

自分1人での勉強には限界があります。そういった環境にいる方はまず友人に聞いてみてください。違った角度から教えてくれる方がいる方がいれば必ず頼って下さい。

自分1人で抱え込まない事が歯科医師国家試験、進級試験を合格することで大事なことだと思われます。