雨の匂いが鼻腔をくすぐる 六月の夕暮れ
ねぇ知ってる? 匂いが一番記憶に残んるんだよ
君の匂いは忘れても なんでもない言葉が強く残ります
君は今どうしてますか?
何を思い 誰と過ごし この世界に何を見いだしていますか?
君のいないこの世界は苦いと思っていたけれど
案外うまくやれる人間の順応性に戸惑います
日々をこなすように 誰にも後ろ指をさされないように 誰も傷つけないように
そう生きるのに必死で 命が有限であることすら都合よく忘れてしまえます
君の言葉を思い出します 親密で温かかくて それでいて寂しい言葉
君の寂しさに気付けなかったのか 見て見ぬふりをしたのか
自分が傷つくことばかりを恐れ 君の痛みを見落として
戻れない後悔と それでも続くこの鼓動と針の音
今の君が幸せであることを願います
そうであれば、僕もなんとか大丈夫です
ありきたりな言葉はだめでしょうか?
人生はありきたりだから
僕も君もきっと大丈夫でしょう