乳がんになってからの出来事で、すごく印象に残っていることがあります。
なのに、ブログに書いていませんでした。

正確な日時までは覚えていませんが、2009年の10月か11月だったと思います。
新型インフルエンザが流行し、ワクチンが間に合わないので、優先順位をつけて接種することになっていました。

① インフルエンザ患者の診療に直接従事する医療従事者(救急隊員を含む)
② 妊婦及び基礎疾患を有する方
③ 1歳から小学校3年生に相当する年齢の小児
④ 1歳未満の小児の保護者、優先接種者のうち、予防接種が受けられない方の保護者等
(その他の対象者)
○小学校4年生から6年生、中学生、高校生に相当する年齢の者
○高齢者(65歳以上)

抗がん剤治療が終わってすでに1年半、ハーセプチン終了からでも半年以上経過していました。
抗エストロゲン剤(フェアストン)は服用していましたが、重篤な副作用もなく、仕事も問題なくこなしていました。
私の意識の中では、①~④には含まれないと思っていました。

ところが、かかりつけのクリニックでは、「2週間後ににワクチンが入りますが、摂取しますか?」と、極めて早い時期に言われました。
え????
なんで、私がそんなに早く摂取しなくちゃいけないの???
どれなの?どこなの?

そう、私は ②基礎疾患を有する方 に該当したんです。

当時私は、生涯で一番と思えるほど仕事が充実しており、「基礎疾患を有する」なんて自覚は、全くありませんでした。
それでも一般的に見たら、「治療中の乳がん患者」。
もし、治療のために退職に追い込まれていたとしたら、他の会社に就職することは難しかったんだろうと感じました。
仕事が充実しているときだったからこそ、働くことに全く問題ないのに、働く機会を与えられない「がん患者」の存在を強く意識しました。

先週金曜日に職場の30代の男性2人に、私はいまだに「基礎疾患を有する人」に分類されちゃうんだよって言ったとき、
「病気の話ってなかなか聞く機会がなくて、本当に知らないんですよ。本人にはなかなか聞きづらいし。。。」と言われました。
がんについては、健康な人にも知ってもらう必要があると感じます。
変に気を使わせたり、職場から排除されたりしないために。