流行歌とそのとき自分に起こっていた出来事は、一体化されて身体に沁みついています。

私が中学生の頃、「スター誕生」という番組がスタートしました。
最初のチャンピオンが中学生の森昌子で、彼女が成功したため、スタ誕のチャンピオンは10代の女の子がほとんどでした。

彼女達の歌は10代の女の子の気持ちを代弁するようなものが多く、当時の出来事と共に鮮明に記憶に残っています。

なかでも一番好きだったのは♪乙女のワルツ。
伊藤咲子の曲です。
彼女の曲の中では、それほど目立った曲ではありませんが、ワルツにのせて語られる切ない初恋は、当時高校生だった私にはごくごく身近に感じられるものでした。

前回の歌謡コンサートで彼女の♪乙女のワルツを聴いて、当時好きだった人(片思いでした)を思い出しました。
その彼は10年以上前に、40歳そこそこで胃がんで亡くなりました。
歌の歌詞そのままに、ムードつらいだけの初恋~ 乙女のワルツ。

スタ誕世代だったおかげで、10代の思い出の曲がいっぱいあります。
たぶん、60代、70代になっても、色あせない宝物のような思い出だと信じています。