誰もが一度は読んだ事があるであろう

芥川龍之介の児童向け短編小説「蜘蛛の糸」。

それを、ふと思い出しました。

 

 

お釈迦様が垂らした蜘蛛の糸で

自分だけが地獄の苦しみから助かろうとしたカンダタ。

 

自分さえ良ければ…

カンダタの言動で蜘蛛の糸は切れてしまいます。

 

クモの巣

 

果たして、カンダタの役割とは…。

 

今にも切れそうな細い蜘蛛の糸。

このチャンスを逃したら

二度と地獄から抜け出す事は出来ない…。

 

永遠に地獄の日々を送らなければ

ならないと言う恐怖。

 

自業自得で地獄に落ちたとは言え

カンダタの行為をただ攻めるだけなのも

安直な気がします。

誰だって、苦しいのは嫌ですもの。

 

クモの巣

 

人の今世での生き方には

環境が大きく影響しますよね。

 

そして、過去世のカルマも影響します。

生まれ変わって新しい人生を生きても

全てを真っ新にリセットした様に見えても

必ず何かしらの‘記憶’が残っているのです。

 

生前、極悪非道な生き方をして

地獄と言う環境に落ちたカンダタに

善行を望んでも…。

 

カンダタに続いて蜘蛛の糸を登ってくる亡者達も

カンダタと同じ波動の持ち主。

 

道徳的に、何の疑問も持たずに

読んでいた「蜘蛛の糸」ですが

そこにはどんな意図が!?(笑)

 

「蜘蛛の糸」は、あくまでも芥川龍之介の小説。

全ての人に当てはまる意図ではない…と

大人になった今、感じるのです。

 

クモの巣

 

「蜘蛛の糸」現象は、この世の中でも

たまに見かけますよね。

 

あー、皆して しがみついてるよーって。

 

当人は、糸が垂れてくる上の方と

地獄からよじ登ってくる下の人しか見ていないから

それ以外の周りがどうなっているか分からない。

 

冷静に「蜘蛛の糸」が見られる様になるのは

何らかのダメージを受けたりして

戦線離脱した時でしょうか…。

 

 

地獄も天国も

自らが作り出すイメージ。

 

あると言えばあるし

無いと言えば無い。

 

 

蜘蛛の糸を登らなくても

環境を変えられる知識を学べたら

幸せだな~と思いました。

 

これからは輪廻転生の在り方も

変わってくるのでしょう。

 

 

所で、実際のクモの糸は

相当な強度があるそうですよアップ

人工クモの糸が研究・開発されていたり…

クモの糸は人類を救うかも~爆  笑