7月より、函館開催の看取り学講座を受講しています。
『看取り士』とは、誰にでも訪れる旅立ちの時を安心して、幸せに迎えられるようにする専門職で、
ご本人やご家族が、旅立ちを意識された時から納棺の前までを支援するのが『看取り士』の役割です。
看取り学・初級講座では、看取りの作法、プラスの死生観、命のバトンのこと、心構え等を学びました。
(初級講座でも、簡単な胎内内観を行います。)
1日胎内内観は、胎内音をヒーリング曲と重ね合わせて聞きながら、静寂な中6時間を過ごし、母親の胎内にいた慈愛の世界を体験するものです。
胎内内観の対象は「小学校時代から胎内まで」の母親で、母親にして頂いた事をひたすら思い出し、その時の母親の心情に寄り添ってみたりするのです。
その後、ロールレタリングと言って、「母から私へ」の内容で手紙を書き、他の受講生の方々と‘わかちあい’をします。
胎内内観=慈愛の世界を体験する事で、不安が解消されたり、自分の命の尊さを知ったり、真実の自分が発見出来たり、ストレス等の問題解決にもなるのだそう。
なので、看取り士に興味が無い方にもお勧めですね(^-^)
私は、今までの経験(修行)の中から漠然と感じていた‘思い’の答えが見付けられたら‥と期待しての参加でした。
結果、幼い頃の自分と向き合って、あぁ、今とたいして変わってないなぁ‥と(笑)
‘我’が手放せていない事を改めて反省したのと同時に、そんな私でも、無償の愛で包まれているのを実感する事が出来ました。
幼い自分と向き合った時、今は亡き母方の祖父母が現れてくれました。
祖父母は、生前、そして亡くなってからも、私が良い子の時も悪い子の時も‥どんな時も、決して見放す事無く、いつも傍で見守り続けてくれていたのです。
そんな気はしていましたが、今回、確信が持てました。
そして、伝えれくれたのです。
『 私の子として生まれて来てくれて、本当にありがとう。 』
「母から私へ」の手紙の内容は、‘母の無意識の感情’を私がキャッチしたものですが、祖父母はそれに「そうそう!」と相槌を打ってくれたんですよ(笑)
私の両親の先祖は、いずれも平家の落人出身です。
蝶は平家の家紋として知られていますが、黒いアゲハチョウは、私の母を守護する魂を運んで来てくれている気がします。
それは、私をも守護してくれています。
ある時は厳しく、ある時は優しく‥。
(‥あ、でも、、冬場はどうしているのだろう‥^^;)
来年また、母の故郷へ、お墓参りに行く予定でいます。
故郷の風が、森が、水が、神々が私達を呼ぶのです