天国と地獄



たくさんの料理がならんでいます。


その料理を食べるためには 必ず


1mの長さの箸を使わなければなりません。



その長い箸で食べるわけですから、


必死に動かしてもなかなかご馳走を


自分の口に運ぶことができません。


うまく食べることができず、


次第にガリガリに痩せていってしまいました。


これが 地獄の風景です。



さて もう一方はどうでしょう?



「どうぞどうぞ」と、


長い箸で自分の向こう側の相手に


食べさせてあげている人たちがいます。



「ありがとうございます。


今度は僕が代わりに食べさせてあげますね。


あなたは何がお好きですか?」


ふたり仲良く協力し合って、おいしい食事が進んでいきます。


こちらは天国の風景でした。



あなたはどっちの世界で生きていきますか?