軽量と思われたQ4OS Trinity 6.5 64bitが、メモリ2GBでは不足することがわかったのですが、吾輩が気に入っている、Sparky Linux MinimalGUI 8.1ならは2GBで動くか、試してみます。今、dynabookにインストールされている状態なので、このままメモリを2GBに減らしてみました。

 すると、結論から言うと、メモリを4GB入れていた時と何も変わらずでした。前回同様、BRAVEから、YoutubeでPerfumeの公式MV"巡ループ"を再生して動作状態を確認しました。Conkyとタスクマネージャーでメモリ使用量の表示が違うので困るのですが、とにかくスワップは使っていません。数百MBの余裕があるようなので、同時に他のアプリも使えそうです。

 

 いままで試してきたLinuxディストリビューションの中で、非常に使い勝手がよく、初心者にお勧めだなと思ったものは次の5つです(アルファベット順)。

・Linux Mint

・MX Linux

・Sparky Linux

・Ubuntu

・ZorinOS

 ただし、重量・軽量の違いがありまして、「超重量級」のWindows11と比べれば、どれも軽量なのですが、Ubuntuは「中量級」だと思います。Core2DuoやCeleron1005M程度の超非力CPUの場合は、軽快に使えないように感じました。

 「やや軽量級」でCore2DuoやCeleron1005M程度の超非力CPUでも快適に使えるのが、Linux Mint Xfce22.3, MX Linux Xfce Sysvinit 25.1, ZorinOS Lite 17.3です。メモリは4GB必要です。偶然(?)か、結果的にどれもデスクトップ環境がXfceです。

 Sparky Linux MinimalGUI 8.1は、「軽量級」で、メモリが2GBでもOKです。軽量級なのに、使い勝手で負けていないのは素晴らしいと思います。

 

 もっと超軽量のLinuxディストリビューションもありますが、CUI操作(端末でのコマンド入力)を必要とするようなものは初心者向けではないと思います。

 軽量LinuxのQ4OS のバージョン6.5が出ています。以前試したのがバージョン6.2だったので、バージョンが0.3上がったようです。

それで何が変わったのか、Q4OSの公式サイトを見てもよくわかりまへん。Q4OSの公式サイトは簡素で、少人数で対応しているのでしょうか。よー知らんけど、バージョンが上がっているのだから、何がしか進歩しているのでしょう(笑)。今回試すのは、Q4OS Trinity 6.5 64bitです。Trinity版のほうがPlasma版よりさらに軽量だと思うので。

 今回、普通にインストールしても面白くないと思い、縛りプレイと言いますか、わざとPCをダウングレードしてみます。PCはいままでどおりの古いNEC-MATEで、CPUがCore2Duoという、十分非力な頭脳ですが、メモリを2GBに減らし、ストレージはSSDをHDD(250GB)に換装しました。軽量Linuxならば、これでも軽快に動くのかどーか試してみます。強い武器を購入しないでRPGに挑戦するような気分です(笑)。

 

[インストール]

 いつもどおりインストールDVDから入れていきます。日本語とかを指定するだけで、インストールはスムーズに進みます。インストール画面はQ4OSらしいと言いますか、写真もデザインも無い、文字だけのそっけないものです。でも、いいんです。便利かつ軽快に使えれば。OSなんて、アプリを動かすためのものですしね。インストールに要する時間は、感覚的ですが、どちらにせよDVDの読込速度の制約があるものの、HDDはSSDより(10分くらい?)余計に時間がかかっている印象です。

 インストールが終わるとDVDが自動的に出てきます。そして、「Language setup」の画面で、Yesとし、language packをインストールします。ソフトウエアプロファイルは、fullを選択します。これで推奨のアプリがインストールされます。ここで数分かかります。

 

[インストール後の画面、CPUなどの状態表示]

 インストールが終わると再起動し、「ようこそ画面」が表示されました。ストレージをHDDにしたせいで、起動は遅いですね。表示は日本語になっています。ここで「自動ログイン」を設定しました。そのほか、「デスクトッププロファイラーを実行」、「アプリケーションをインストール」、「詳細なコーデックをインストール」、「画面のスケーリング」、「スタートメニューを切り替え」などができるようになっています。

「デスクトッププロファイラーを実行」からは、ソフトウエアプロファイルをFull, Basic, Ultimately minimalのいずれかに変更できるようです。吾輩はFullのままでいいので変更しまへん。また、デスクトップ環境の変更もできるようです。

「アプリケーションをインストール」からは、83のアプリがインストールできるようですが、83というのは特に多くありませんね。ただ、他に、Synaptic managerやFlatpak frameworkが使えるようです。

「詳細なコーデックをインストール」からは、マルチメディア・コーデックがインストールできます。DVD再生に必要なlibdvdcssも含まれていました。

「スタートメニューを切り替え」では、メニューの種類とメニュー構造が変更できます。吾輩は、メニュー構造を「カテゴリ」にしました。

「他のオプション」から「ハードウエア構成情報」では、CPUが非力なCore2Duoであることなど、詳細なデータが表示されます。また、メモリは831MiB(42.8%)使用と出ていますが、パフォーマンスモニターKSysGuardでは1,713MB使用273MB空きとなっていて、表示の値が違います。恐らく、「ハードウエア構成情報」ではメモリの実使用メモリだけを表示して、パフォーマンスモニターKSysGuardではキャッシュやバッファ込みのメモリ使用量を表示しているんでしょうね。何の表示もないので、非常にわかりにくいですが。

 なお、Conkyなど、CPUやメモリの使用状況の表示は初期状態ではありません。

 

[アップデート]

 わかりにくかったのですが、「コントロールセンター」から「システム管理」の「Update Manager」がありました。何も操作することがありません。更新は無いのでしょうか。心配になったので、念のため、端末から呪文を唱えてアップデートしたところ、更新なしでした。どうやら、インストールのときにアップデートも終わっていたようです。

 

[日本語化、オフィスソフト、印刷]

 fullを選んだのでLibreOfficeが入っています。LibreOfficeWriterを起動したところ、はじめから日本語入力ができるようになっています。Mozcのアイコンも見やすいです。すばらしいです。ただし、キーボードが日本語と英語の両方が入っているので、英語のほうを削除します。再起動して、日本語入力が問題なくできることを確認しました。また、EPSONのプリンタEW-M660FTで印刷もできました。ぱちぱち。

 

[ウェブブラウザ]

 ブラウザは、Chromiumが入っています。起動して、Yahoo!やPerfume公式サイトなどをウェブサイトを見ていたら、表示が遅いです。映画「Perfume"コールドスリープ"-25 years Document-」Teaserを再生すると、Swap Memoryを260MBくらい使っているようです。これは、メモリが足りないのです。メモリを2GBしか入れていないのですが、ウェブ動画が再生できないようではダメですね。

 仕方がないので、メモリは4GBに増やしました。メモリは増やしてもHDDだと起動は遅いです。感覚的には30秒ほど待たされる感じです。慣れてしまえば苦にならないかもしれませんが。メモリを4GBにして、ChromiumからPerfumeの動画をYoutubeで再生すると、「ハードウエア構成情報」では、メモリは1.59GiB(41.9%)使用と出ています。パフォーマンスモニターKSysGuardではメモリ2,400MB使用1,580MB空きぐらいとなっています。もひとつ、プロセスビューアHtopでは、CPU使用率30%程度、メモリ使用量1.18G程度で変化しています。スワップは使っていないですね。CPU使用率はかなり変化するので評価しにくいのですが、メモリ使用量にしても、使うものによって表示される数値が全然違うので、困ったものです。いずれにしても、Q4OS Trinity 6.5 64bitは、メモリは2GBでは実用的でなく、4GBが必要ですね。「超軽量」とは言えませんね。

「アプリケーションをインストール」からは、Firefox, Google Chrome, BRAVE, Falkon, Opera, Microsoft Edgeが入れられるようです。気に入っているBRAVEを入れてみました。BRAVEの起動時にKDE Walletの設定を求められますが、うっとーしーので、パスワードを無し(空のパスワード)に設定すると、この画面が出なくなりました。

 

[ファイアーウォール]

 「ファイアウォール設定」で簡単に設定できました。

 

[文字コード]

 Windowsで作成した、文字コードがShift-JISのテキストファイル(.txt)をテキストエディタKWriteで開くと文字化けしてしまいますが、「ツール」から「エンコーディング」を日本語(sjis)にしたところ直りました。

 Kateというテキストエディタも入っていましたが、これも文字化けします。同様に、「ツール」から「エンコーディング」を日本語(sjis)にしたところ直りました。

 LibreOfficeWriterでは、他のディストリビューションでも同じようですが、ちょっとめんどうですが、はじめにLibreOfficeWriterを立ち上げてから、「ファイル」-「開く」として、右下の「すべてのファイル」を「文書-エンコーディングの選択」にしてから「開く」で目的のファイルを開き、文字コードセットを「日本語(Shift-JIS)」に変更すると、文字化けしないで開けます。

 

[スキャナー]

 EPSONのEW-M660FTは複合機で、スキャナーとしても使えます。ZorinOSでスキャナーを使うため、設定操作が必要です。「セイコーエプソン株式会社のLinuxドライバーダウンロード」のサイトで、Linux用のドライバーなどがダウンロードできます。ここで、製品名としてEW-M660FTを入れ、OSは「Linux Deb(x64)」を選びました。すると、「Epson Scan2」ドライバーがダウンロードできました。また、「Linux Scanner Driver Manual」というマニュアルも見られます。ダウンロードしたドライバーは、「epsonscan2-bundle-6.7.82.0.x86_64.deb.tar.gz」というファイルでした。これは、圧縮ファイルです。圧縮ファイルを展開するために、「Synapticパッケージマネージャー」から「xarchiver」をインストールし、起動します。ダウンロードしたドライバーファイルをXarchiverで開きます。そして、「アクション」から「展開」とし、展開先のフォルダを指定して、「展開」とします。今回は「Downloads」フォルダにしました。すると、「epsonscan2-bundle-6.7.82.0.x86_64.deb」というフォルダができており、その下に、「core」、「plugins」というフォルダとinstall.shというファイルがありました。「core」フォルダの中の「epsonscan2_6.7.82.0_amd64.deb」をダブルクリックしてインストールします。さらに、「plugins」フォルダの中の「epsonscan2-non-free-plugin_1.0.0.6-1_amd64.deb」をダブルクリックししてインストールします。これでドライバーがインストールできました。
 すると、「Epson Scan2」アプリが入っているので起動し、EW-M660FTのIPアドレスを設定し、実際にスキャンができるよーになりました! もーちょっと簡単だといいんですが、とにかくGUI操作だけで設定できました。ぱちぱち。

 

[ワークスペース]

 Q4OSでは、「仮想デスクトップ」と言うらしいですが、デフォルトでは1つしかないようです。「デスクトップの設定」から、「デスクトップの数」で増やすことができます。そして、「デスクトップ背景上のマウスホイールでデスクトップを切り替える」にチェックを入れたのですが、操作できません。うーん、どうしたらいいんでしょうね。

 キーボードの場合、「コントロールセンター」の「キーボードショートカット」で設定できるようです。吾輩は、[Ctrl]+[Alt]+[←]又は[→]に設定してみました。

 

[タイリング]

 タイリングは、マウスで、四隅にウィンドウをドラッグすると、それぞれの位置で1/4の大きさになります。また、左右に1/2にできます。上にドラッグすると全画面になります。キーボードでは、[Alt]+[Ctrl]+[[]又は[]]でウィンドウの左寄せ又は右寄せができるようですが、左右に1/2にするとかのタイリング操作とは違います。ウィンドウ操作のショートカットキーは、「コントロールセンター」の「キーボードショートカット」で設定できるのですが、マウスでできるようなタイリング操作はキーボードではできないようです。 

 

[スクリーンセーバー]

 コントロールセンターから、「外観&テーマ」でスクリーンセーバーの設定ができます。

 

[ファイル入出力・共有]

 USBの読み書きは問題ありません。

 NAS(BUFFALOのLink Station LS210D0301G)には、ファイルマネージャーDolphinで、アドレスバーに「smb://NASのIPアドレス」を入力してアクセスできました。

 DROPBOXは、「アプリケーションをインストール」からインストールして使えます。

 

[DVD再生]

 VLCがあらかじめ入っています。「ようこそ画面」から「詳細なコーデックをインストール」しているので再生できるのですが、画面が乱れてしまいます。だめです。SynapticパッケージマネージャーからSMplayerを入れ、PerfumeのTime Warpが正常に再生されました。撮影の時のかしゆか、最高(笑)。

 ところでVLCで正常に再生できないので、バージョン6.2ではこれで減点したんですが、改善されていないようです。残念。VLCは高機能なアプリと言われているようですが、どういうところが優れているのか吾輩にはわかりません。

 

[音楽CD]

 音楽CDの取込みです。はじめから入っているアプリでも取込みはできるようなのですが、低機能でダメです。SynapticパッケージマネージャーからAsunderを入れて取り込みます。取込みはMP3形式も指定できます。取り込んだ曲の再生は、標準で入っているAmarokで問題なくできました。

 

 以上、Q4OS Trinity 6.5 64bitを詳しめに評価してみました。日本語入力がはじめからできるほか、かなりのことがGUI操作だけでできて、優秀です。バージョン6.2からの変更点は、今回わかりませんでした。

 軽量Linuxということで期待したのですが、メモリは2GBでは不足で、4GBないと実用になりません。ですから超軽量とは言えないと思います。動作がもっさりしているのはHDDにしたせいで、SSDなら問題ないです。

 使い勝手については、一通りのことができて悪くないのですが、Linux Mint, MX Linux, Sparky Linux, Ubuntu, ZorinOSと比べてしまうと若干見劣りがします。どう言ったらいいのか難しいのですが、親切・丁寧に作られていないという感じです。

 

 Windows11の要件に合致していなくても、Windows11の24H2は入れられたものの、25H2にアップデートできないという事象があちこちで起きているとかで、いよいよ詰んでしまったPCが増えているよーですね。そういう場合、Linuxはどうよ、と言いたいですね。

 さて、吾輩が大変気に入っている、ZorinOS Lite 17.3についても、まとめてみます。

 なお、ZorinOS Coreもありますが、Liteのほうが軽量で、CPUがCore2Duoのよーな超非力なPCでも軽快に動くし、Liteが2029年6月までサポートされるということなので、まだ3年以上Liteが使えます。

 

[インストール]

 インストールは、いままでどおり、インストール用DVDを使います。そのDVDで起動して、「日本語」を選んでインストールを始めます。ディスクを削除してインストールします。自動的にログインに設定します。インストールが終わると、自動的にDVDが排出されます。

 

[インストール直後の画面]

 インストールが終わり、再起動すると、ようこそ画面になり、ツアーを見ることができます。

 

[アップデート]

 大量のアップデートがあったようですが、6分ほどで終わりました。Windowsと比べれば断然速いです。

 

[タスクマネージャー]

 タスクマネージャーで、メモリ使用量、CPU使用率などがリアルタイムで確認できます。標準ではConkyは入っていません。

  なお、小さい表示ですが、パネルにCPU使用率などを表示させることができます。パネルを右クリックして、「システム負荷モニター」を追加すると、CPU, メモリ, スワップ, ネット回線の使用率がグラフでリアルタイム表示され便利です。この「システム負荷モニター」をクリックすると、タスクマネージャーが起動するので、詳しい状況が確認できます。

 

[ファイアーウォール]

 「ファイアウォール設定ツール」から設定できます。

 

[システム情報]

 「ソフトウエア」から「System Profiler and Benchmark」を入れて起動すると、ハードやシステムの情報のほかに、ベンチマークまで確認でき、超低性能であることがバレバレです(汗)。

 

[日本語化、オフィスソフトと印刷]

 日本語は、初めから表示・入力ともに問題なしです。ZorinOSの素晴らしいところです。ただし、Mozcのアイコンが小さくて、日本語入力のON/OFFがわかりにくいです。

※後日の検証で、入力方式をIbusからfcitxに変更すれば、Mozcのアイコンが橙色の「あ」になって見やすくなることがわかりました。

 標準のテキストエディタgeditで日本語入力できることを確認しました。

 また、標準で入っているLibreOfficeWriterで、日本語入力し、EPSONのプリンターEW-M660FTで印刷できました。

 

[アプリの追加]

 「ソフトウエア」からいろいろなアプリが入れられます。Flatpakも対応しています。

 また、「ソフトウエア」から、Synaptic Package Managerを入れられるので、Ubuntu/Debianの全てのパッケージにアクセスできるようです。

 

[文字コード]

 Windowsで作成した、文字コードがSHIFT-JISのテキストファイル(.txt)を標準のテキストエディタで開くと文字化けしますが、文字コードをSHIFT-JISに変更することで直りました。他のテキストエディタなら、自動でShift-JISを認識してくれるものがあるかもしれません。

 LibleOfficeWriterでは、ちょっとめんどうです。ファイルを指定しないでLibleOfficeWriterを開き、「開く」として右下の「すべてのファイル」をクリックし、「文字-エンコードの選択」にしてから目的のファイルを指定し、文字コードセットを「日本語(Shift-JIS)」にすると文字化けしませんが、いちいちめんどうです。

 

[スキャナー]

 エプソンのEW-M660FTは複合機で、スキャナー機能もあります。ZorinOSでスキャナーを使うため、設定操作が必要です。「セイコーエプソン株式会社のLinuxドライバーダウンロード」のサイトで、Linux用のドライバーなどがダウンロードできます。ここで、吾輩の場合は、製品名としてEW-M660FTを入れ、OSは「Linux Deb(x64)」を選びました。すると、「Epson Scan2」ドライバーがダウンロードできました。また、「Linux Scanner Driver Manual」というマニュアルも見られます。ダウンロードしたドライバーは、「epsonscan2-bundle-6.7.82.0.x86_64.deb.tar.gz」というファイルでした。これは、圧縮ファイルです。圧縮ファイルを展開するために、「ソフトウエア」から「xarchiver」をインストールし、起動します。ダウンロードしたドライバーファイルをXarchiverで開きます。そして、「アクション」から「展開」とし、展開先のフォルダを指定して、「展開」とします。今回は「Downloads」フォルダにしました。すると、「epsonscan2-bundle-6.7.82.0.x86_64.deb」というフォルダができており、その下に、「core」、「plugins」というフォルダとinstall.shというファイルがありました。「core」フォルダの中の「epsonscan2_6.7.82.0_amd64.deb」をダブルクリックしてインストールします。さらに、「plugins」フォルダの中の「epsonscan2-non-free-plugin_1.0.0.6-1_amd64.deb」をダブルクリックししてインストールします。これでドライバーがインストールできました。
 すると、「Epson Scan2」アプリが入っているので起動し、EW-M660FTのIPアドレスを設定し、実際にスキャンができるよーになりました! 若干設定が必要でしたが、GUI操作だけで設定できました。ぱちぱち。

 

[ワークスペース]

 ワークスペースはデフォルトで4つあり、マウスのホイールを押すと切替ができますが、パネルに「ワークスペーススイッチャー」を追加すると使い勝手がいいです。そのためには、パネルを右クリックして「パネル」から「新しいアイテムを追加する」で、「ワークスペーススイッチャー」を追加します。キーボードでは、[Ctrl]+[Alt]+[←]または[→]で切替できます。

 

[タイリング]

 Liteでは、タイリングは、ウィンドウをマウスでドラッグしてもできないと誤解していましたが、[Alt]キーを押しながらならできました。やれやれ。「ウィンドウマネージャー(詳細)」で設定変更できます。「ウィンドウを掴んだり移動したりするために使うキー」を「None」にします。これで、ウィンドウをマウスで左右の端にドラッグすると左右の半分になり、上にドラッグすると全画面になります。また、上下左右の四隅にドラッグすると、それぞれの位置で1/4になります。

 キーボードの場合、「super」+矢印キーの←、↑、↓で半分にできるのですが、なぜか右半分にはできません。変ですねえ。「ウィンドウマネージャー」から「キーボード」で設定を自分の好みに変更します。どうやら初期設定が変だったようです。

 

[電源管理、スクリーンセーバー]

 「電源管理」で、省電力の設定などができます。

 また、「Xfce Screensaver」でスクリーンセーバーの設定ができます。

 

[ファイル入出力・共有]

 USBメモリの読み書きできます。
 Dropboxは、「ソフトウエア」から入れて普通に使えます。

 ZorinOS Lite17.3に入っているファイルマネージャーはThunarで、呪文「smb://NASのIPアドレス」でNAS(BUFFALOのLink Station LS210D0301G)にアクセスできるようになりました。

 

[ウェブブラウザ]

 ブラウザはBRAVEが標準で入っています。広告がブロックされるので非常に気に入っています。他のブラウザも「ソフトウエア」から入れられると思いますが、「クリエイト」、「仕事」、「遊び」、「ソーシャライズ」、「学習」、「開発」という分類になっていて、どこにあるんでしょうね。アプリの名前がわかっていたら、名前で検索したほうが早いかもしれません。Chrome, Chromium, Edge, Firefox, Floorp, Opera, Vivaldiなどが入れられるようです。

 BRAVEからYoutubeで、Perfumeの「ナチュラルに恋して」や「ねぇ」が問題なく視聴できます。また、BRAVEから、abema将棋チャンネル、Amazon Prime Videoも問題なく再生できます。BRAVEは気に入っているのですが、起動時にパスワードを求められるので迷惑です。これを省略するために、「パスワードと鍵」を探したのですが、Lite17.3には「パスワードと鍵」がありません。ターミナルで次の呪文を唱えれば入れられます。
sudo apt install seahorse
ところが、その後調べてみると、「ソフトウエア」で「seahorse」を検索すると、「パスワードと鍵」が入れられました!

「パスワードと鍵」を起動して、「パスワード」の「ログイン」を右クリックして、「パスワードを変更」から新しいパスワードに何も入れないようにします。すると、BRAVEの起動時のパスワードが不要になり快適です。ここはcore18よりも設定に余計な手間がかかりますが、なんとか呪文を使わず、GUI操作でできました。ぱちぱち。

 

[DVD再生]

 標準で入っているParoleメディアプレーヤーはDVDが再生できない、役立たずのアプリです。「ソフトウエア」からVLCを入れたところ、無事に「Perfume Clips 2」が再生できました。cssを入れるなどの手間はかかりません。

 

[音楽CD]

 標準ではRhythmboxしか入っていません。再生はいいんですが、CDの取込みが非常に遅いので使い物になりまへん。「ソフトウエア」からAsunder CD Ripperを入れると快適に取込みができるようになります。MP3での取込みもできます。Perfumeの「Nebula Romance前編」が快適に取り込めました。

 

 以上、ZorinOS Lite17.3の使い勝手をまとめてみました。CPUがCore2Duoのような超古くて低性能なPCでも快適に使える、素晴らしいLinuxディストリビューションです。もうちょっとマシなPCだったら、ZorinOS core18のほうがいいかもしれませんが、Liteでもほとんど遜色ない使い勝手ですよ。

 MX Linuxは、評判どおり、非常に使いやすいLinuxでした。これまで試したのはバージョン25までで、最新のバージョン25.1はまだ試していなかったので、大きな変化はないかもしれませんが、再度インストールして、インストールから各種使い勝手まで、自分なりに少々詳しめにまとめてみます。MX Linuxには種類がありますが、Xfce SysVinit(AHS(Advanced Hardware Support)ではない標準版)です。入れたのが、超古いNEC-MATE(CPUがCore2Duoのデスクトップ)であることを考えてのことです。

 

[インストール]

・インストールは、インストール用DVDからスムーズに進みます。SysVinitかSystemdかは、インストール前に選びます。ライブ起動したら、すぐにインストールに進みます。途中、キーボードのレイアウトが「jp, us」になっているので、「jp」のみにします。インストールにはディスク全体を使います。ユーザログイン名とユーザパスワードを入力します。自動ログインにチェックを入れます。説明が日本語で表示されているので安心でき、好感度が高いです。インストールが終わると、自動的にDVDが排出されます。

 

[インストール直後の画面]

 「MX ウェルカム」が出ています。日本語のユーザマニュアルがあるので、非常に好印象です。「情報」タブから、「Quick-System-Info フルレポート」を開くと、システム情報、ハードの情報が詳しく表示され、CPUの温度(41.0℃)も表示されています。ただし、しばらくしてから再度CPUの温度を確認しましたが、変化ないので、動作してないよーな気がします(汗)。

 「ウェルカム」タブから「ツアー(体験)」で、MX Linuxの使い方の説明があります。こちらは英語ですが、とにかくMX Linuxは丁寧・親切です。

 

[アップデート]

 左側の通知領域にある、緑色のボックスの表示(MX Updater)が出ているので、クリックしてアップデートします。アップグレードが21個ありました。「アップデート」と「アップグレード」の意味の違いは不明ですが、とにかく更新します。あっという間に終わりました。Windowsでは、こういう時に何十分もかかるので、ダンチに快適です。更新が終わるとボックスアイコンが黒くなっています。

 

[conkyとタスクマネージャー]

 初期設定で、右上にConkyが表示され、日付、時刻、メモリ使用率とCPU使用率が表示されています。conkyは、「Conkyトグル」で表示/非表示が切替できます。また、「MX Conky」でconkyの種類を変更することができます。

 タスクマネージャーを使えば、タスク別のデータもわかります。

 ちなみに、 メモリ使用率・量とCPU使用率は常に変化しているので、Linuxの軽さ(重さ)の評価がしにくいのですが、メモリの使用率・量については、具体的に何を計算しているのか不明なところがあります。各ディストリビューションが採用しているconkyやタスクマネージャーによって違いがあるようで、非常にわかりにくいです。使用量については、RSS(プロセスが実際に常駐しているメモリ)なのか、それ以外のキャッシュやバッファなどを含んでいるのかどーかによって値が変わります。また、アプリによっては、数分様子を見ていてメモリに余裕があると判断すると、キャッシュを増やすものがあるそーです。また、使用率では、分母が何かですが、今回試しているCPUはオンボードGPUで、メインメモリの一部を使用しているし、そのほかにハードウエア予約領域があって、OSが使える部分が少なくなります。また、スワップ領域が確保されていれば、動作は遅くなるものの、使用できる領域は増えるわけです。今回のPCでは4GBのメモリを入れていて、スワップを2GB確保していますが、タスクマネージャーは、分母が3.8GiBになっているので、GPU使用分、ハードウエア予約領域やスワップ領域を計算に含まないようです。他のディストリビューションと比較する場合、計算のベースを揃えないと意味なくて、厳密に各Linuxディストリビユーションの軽さ(重さ)を定量評価しようと思うと、けっこう難しそうです。

 

[ファイアーウォール]

 ファイアーウォールは、ファイアウォール設定ツールがありまして、はじめから有効になっていました。

 

[日本語化、オフィスソフトと印刷]

 日本語の表示と入力の関係です。日本語化については、MXパッケージインストーラーから、言語のカテゴリのJapanese関係にチェックして入れます。具体的には、Japanese_Firefox, Japanese_Fonts, Japanese_Input_Fcitx, Japanese_Libreofficeにチェックを入れインストールしました。Thunderbirdを使う人は、Japanese_Thunderbirdも入れたほうがいいでしょう。再起動して、LibreOfficeWriterで日本語表示も日本語入力も問題ないことを確認し、EW-M660FTで印刷ができることを確認しました。なお、日本語入力を「かな入力」にするため、Mozcアイコンを右クリックして、「Mozcツール」から「設定ツール」で「かな入力」に変更します。

 

[アプリの追加]

 あらかじめ入っているアプリ以外のアプリを入れられます。「MXパッケージインストーラ」の「通常のアプリ」だけでもいろいろなアプリが入れられます。また、「Flatpaks」タブからは、3,284のアプリが入れられるようですが、すごい数です。吾輩は、とりあえず気に入っているBRAVEを入れました。

 また、Synapticパッケージマネージャー、Debインストーラもあります。

 

[文字コード]
 Windowsの日本語の文字コードがShift-JISであるのに対して、LinuxはUTF-8が標準です。そのため、Windowsで作成したテキストファイル(.txt)を開くと文字化けすることがあります。残念ながら、プレインストールのテキストエディタFeatherPadでは文字化けしてしまい、修復できませんでした。仕方がないので、KATEを入れてみたところ、正常に表示されました。ぱちぱち。

 LibreOfficeWriterでは、ファイルを指定して起動すると文字化けしてしまうのは、他のディストリビューションの時と同様で、先にLibreOfficeWriterを起動してから、「開く」として、右下の「すべてのファイル」を「文字・エンコードの選択」としてから、開きたいファイルを指定し、文字コードセットを「日本語(Shift-JIS)」を指定する、という操作が必要です。

 

[スキャナー]
 エプソンのEW-M660FTは複合機で、スキャナー機能もあります。Linuxでもスキャナーが使えるでしょうか。さすがに設定操作なしに使えるよーにはなりません。「セイコーエプソン株式会社のLinuxドライバーダウンロード」のサイトで、Linux用のドライバーなどがダウンロードできます。ここで、吾輩の場合は、製品名としてEW-M660FTを入れ、OSは「Linux Deb(x64)」を選びました。すると、「Epson Scan2」ドライバーがダウンロードできました。また、「Linux Scanner Driver Manual」というマニュアルも見られます。ダウンロードしたドライバーは、「epsonscan2-bundle-6.7.82.0.x86_64.deb.tar.gz」というファイルでした。これは、圧縮ファイルですね。これを展開してインストールする方法は、マニュアルを参考にしました。圧縮ファイルを展開するために、「MXパッケージインストーラ」から「xarchiver」をインストールし、起動します。ダウンロードしたドライバーファイルをXarchiverで開きます。そして、「アクション」から「展開」とし、展開先のフォルダを指定して、「展開」とします。今回は「Downloads」フォルダにしました。すると、「epsonscan2-bundle-6.7.82.0.x86_64.deb」というフォルダができており、その下に、「core」、「plugins」というフォルダとinstall.shというファイルがありました。「core」フォルダの中の「epsonscan2_6.7.82.0_amd64.deb」をクリックします。さらに、「plugins」フォルダの中の「epsonscan2-non-free-plugin_1.0.0.6-1_amd64.deb」をクリックします。これでドライバーがインストールできました。
 すると、「Epson Scan2」アプリが入っているので起動し、EW-M660FTのIPアドレスを設定し、実際にスキャンができるよーになりました! 若干設定が必要でしたが、GUI操作だけで設定できました。ぱちぱち。

※後日、はじめから「ドキュメントスキャナー」(GNOME Document Scanner)というアプリが入っていて、これを使えばスキャンできることに気づきました(汗)。何をやっているのか、とほほ。

 

[ワークスペース]

 ワークスペースは、初期状態で2つあります。「設定」から「ワークスペース」で、ワークスペースの数は増減できます。マウスでは、パネルのワークスペーススイッチャーをクリックすることでワークスペースが切り替えられます。また、マウスの中央のスクロールホイールをクリクリすると切替えできます。キーボードでは、[Ctrl]+[Alt]+[↑]または[↓]で切替えできます。

[タイリング]

 タイリングについては、マウスでは、ウインドウを画面の左右端にドラッグすると左右半分に、上端にドラッグすると全画面になります。また、四隅の端にドラッグすると、それぞれの位置で1/4になります。キーボードでは、[super]+[↑],[↓],[←],[→]で上下左右の1/2になりました。このキーボード操作については、ウィンドウマネージャーで変更できます。例えば、追加で、[super]+[Home],[PageUp],[End],[PageDown]を四隅に1/4になるように設定できます。

 

[電源管理]
 「設定」から「電源管理」で、省電力設定などができます。

 

[ファイル入出力・共有]

 Dropboxは、「MXパッケージインストーラ」で入れられます。問題なく使えます。
 NAS(BUFFALOのLink Station LS210D0301G)とは、ファイルマネージャー(Thunar)で、「smb://NASのIPアドレス」としてアクセスできました。
 USBメモリの読み書きもOKです。

 

[ウェブブラウザ]
 ウェブブラウザは、標準でFirefoxが入っています。これ以外に、「MXパッケージインストーラ」で、BRAVE, Chromium, Falcon, Firefox-ESR, Google Chrome, LibreWolf, MS-Edge, Opera, Palemoon, Slimjet, Vivaldiが入れられるようです。

 他のブラウザでも起こりうることかもしれませんが、BRAVEの起動時にパスワードを求められます。うっとーしいので、解除します。「パスワードと鍵」から、「パスワード」の「Default kryring」を右クリックして、「パスワードを変更」とし、今のパスワードを入れ、新しいパスワードには何も入れないで「Continue」とします。再起動してBRAVEを、パスワードを求められること無しに起動できることが確認できました。ぱちぱち。

 BRAVEからYoutubeで、Perfumeの「巡ループ」を再生すると、CPU使用率25~30%程度、メモリ使用量1.4GB程度です。

 Firefoxでは、CPU使用率25%程度、メモリ使用量1.5GB程度でした。

 Google Chromeでは、CPU使用率25~30%程度、メモリ使用量1.3GB程度でした。

 変化していて、なかなか正確に測定できないので、あくまで参考程度ですが、このディストリビューションは比較的軽量だと思われます。

 BRAVEで、abema将棋チャンネルや、Amazon Prime Videoも再生できることを確認しました。

 

[DVD再生]

 DVDの再生は、VLCがプレインストールされているのにできません。MXパッケージインストーラからlibdvdcssをインストールして、再生できるようになります。PerfumeのFuture PopのDVDが再生できました。ぱちぱち。傑作のMV「TOKYO GIRL」などが観られます。最高です(笑)。

 ところで、本日発売の装苑2026年3月号の表紙をPerfumeが飾っております。注文しているので届くのが楽しみです。

 

[音楽CD]

 音楽CDの取込みは、はじめからAsunder CD Repperが入っていて快適にできます。また、設定すればMP3形式での取込みもできます。特にlameを入れるとか、余計な手間は必要ありません。取り込んだ、PerfumeのFuture Popは、Strawberry Music Playerで問題なくできました。完璧です。

 

 以上、一通り試してみましたが、非常に完成度が高く、使いやすいディストリビューションです。以上のことをするのに、端末での呪文(コマンド入力)は一切必要ありません。特に、日本語マニュアルなどがあって、親切にできています。それなのに、比較的軽量で、Core2Duoのような超非力な骨とう品CPUのPCでも快適に使えます。素晴らしいですね。メモリは動画を観るぐらいなら2GBで大丈夫で、同時に他のアプリも立ち上げたとしても3GBもあれば余裕ではないでしょうか。

 いままでいろいろなLinixディストリビューションを試してきて、自分が試しているハード(超古いNEC-MATEと東芝dynabook)の場合、満足できるのは次のものに絞られてきました。アルファベット順です。

・Linux Mint Xfce22.3

・MX Linux Xfce25.1(まだバージョン25までしか試していないが、最新バージョンは25.1)

・Sparky Linux MinimalGUI8.1(NEC-MATEだけの評価結果)

・Ubuntu 日本語Remix Desktop 22.04 (日本語Remixにこだわらなければ、最新の24.04もあり)

・ZorinOS Lite17.3(近々バージョン18が出るはず)

 

 これらは、いずれも機能や使い勝手に遜色なく、Linux初心者にもお勧めできると思いますが、とにかく超軽量なことで高く評価したいのが、Sparky Linux MinimalGUI8.1です。東芝dynabookで試していなかったこともあり、東芝dynabookにインストールして、インストールから各種使い勝手まで、自分なりに少々詳しめにまとめてみます。ちなみに、以前にも書いたように、東芝dynabookは以下のような仕様です。かなりの骨董品で超非力です。Windows11どころか、Windows10でさえ、動作が重かったのですが、Linuxで軽快に使えるようになると嬉しいです。

TOSHIBA dynabook PB453 ノートPC 
CPU: Celeron 1005M (2コア(2スレッド), 1.9GHz 64bit HD Graphics 35W Passmark 1117, 2013年発売,第3世代Ivy Bridge)
RAM: 4GB, SSD(SATA) 120GB
HDMI, VGA外部出力端子あり、カメラなし
 

[インストール]

 インストール用DVDをBIOSから立ち上げ、言語を日本語に指定します。これで表示が日本語になります。Wifiを接続します。左下の「三」のようなアイコンから、Sparky Installerをダブルクリックで起動します。次へ、次へと進み、「ディスクの消去」を選択します。名前とパスワードを入力します。ここで、短い/単純なパスワードだと受け付けてくれません(涙)。ちょっと大きなお世話だなと思います。「パスワードを尋ねずに自動的にログインする」と「管理者アカウントにも同じパスワードを使用する」に、チェックを入れたままにします。以上の設定を確認して、インストールします。インストールはしばらく時間がかかりますが、進捗状態が表示されるので、インストールが進んでいることがわかり安心です。USBを使ったほうが早いかも。インストールが終わり、再起動を実行すると、またインストール画面になってしまいました。再起動前にDVDを取り出したら良かったようです。DVDを取り出し、再起動すると、Sparky Linuxが立ち上がりました。ぱちぱち。

 

[インストール直後の画面]

 「ようこそ画面」のようなものは無く(正確には、Wellcome画面はあるが、自動起動しない。)、ただ[SPARKY8 - The seven Sisters]というロゴが出るだけです。超軽量Linuxですからね。何か設定するとか、アプリを起動するとかは、左下の「三」アイコン(本当は、「ハンバーガーメニュー」というそうですが、どちらかと言えばサンドイッチや七五三の三色の菱餅に見える。)をクリックするか、あるいはデスクトップの何もないところでマウスを右クリックすれば、いろいろ出てきます。

 

[アップデート]

 最初に、アップデートをします。一般的に、アップデートとはバージョンはそのままで更新すること、アップグレードはバージョンアップを含む更新をすることだと思っていたのですが、Sparky Linuxは「システムアップグレード」でバージョンそのままで更新できるようで、言葉遣いがよくわかりませんが、とにかく更新したところ、予想どおり大量の更新があり、しばらく時間がかかります。といっても数分程度で終わり、Windowsのように、30分以上、下手したら1時間以上かかるなんてことはありません。Linuxは軽快で良いです。

 

[システムインフォメーション]

 「System Info」で、CPUの使用やメモリ容量などが表示され、貧相なPCであることがバレバレです(笑)。また、OSがSparky Linux 8.1と表示されています。やはり、アップグレードしたのに、バージョンは上がっていません。バージョン8.1が最新だから上げようがないですが(笑)。また、「Sensors」のタブのcoretemp で、Package +32.0℃、Core 0: 29.0℃、Core 1: +31.0℃などと、もっともらしい表示が出ています。後で再度確認してみようかと思いますが、ちゃんとCPUの温度を測定できているとしたら嬉しいです。しばらく放置した後で確認したところ、 Package +30.0℃、Core 0: 26.0℃、Core 1: +30.0℃となりました。リアルタイムでモニターできませんが、動作しているようです。

 

[タスクマネージャー]

 タスクマネージャーを起動すると、CPU使用率やメモリ使用量などが表示されます。画面はシンプルです。タスクマネージャーを起動させただけの状態で、CPU使用率は2~5%程度で変動しており、メモリは3816MB中415MB程度を使用しています。

 

[conky]

 タスクマネージャーと似ているのですが、Conkyを「Synaptic パッケージマネージャー」で入れることもできます。起動すると、CPU使用率やメモリ使用量などが表示されます。タスクマネージャーと違い、ウィンドウではなく、デスクトップの背景のようになり、位置の移動はできず、常に各ウィンドウの影になります。

 

[ファイアーウォール]

 ファイアーウォール設定ツールを起動し、「Status」をクリックしてファイアーウォールを有効にしました。何となく安心です。

 

[日本語化とオフイスソフト]

 日本語表示はできているので、入力設定をします。「Synaptic パッケージマネージャー」で、fcitx5とfcitx5-mozcにチェックを入れてインストールします。再起動すると、パネルにキーボードアイコンが入っています。Mozcが入ったようです。右クリックして、「Fcitxの設定」を開くと、キーボードが英語になっているので、日本語キーボードに変更します。また、吾輩は「Mozcの設定」で「かな入力」に変更します。テキストエディタのmousepadで、日本語入力できることを確認しました。

 APTus AppCenterで、LibreOfficeがインストールできました。試していませんが、他にも、Calligra, FreeOffice, MS Online Apps, OpenOffice, WPS Officeなどがインストールできるようです。このように、Sparky Linux Minimalでは、あらかじめ入っているアプリは少ないのですが、後からいろいろ入れられるので、特に困らないように思います。

 ところが、LibreOfficeWriterの表示が英語のままです。APTus AppCenterで、「Install language packages」から、Japaneseのパッケージを入れました。はじめから、こうしておけば「Synaptic パッケージマネージャー」での操作は必要なかったかも(汗)。再度LibreOfficeWriterを立ち上げたところ、日本語表示になっており、日本語入力もできました。ぱちぱち。

 

[文字コード]

 Windowsの日本語の文字コードがShift-JISであるのに対して、LinuxはUTF-8が標準です。そのため、Windowsで作成したテキストファイル(.txt)を開くと文字化けすることがあります。プレインストールのテキストエディタMousePadの場合、文字化けしますが、「このドキュメントはUTF-8が無効です。他の有効なエンコーディングが見つかりました。以下から選択してください」などと表示が出ますので、Shift-JISに設定すれば文字化けは直ります。

 別のテキストエディタFeatherPadを入れて試したところ、文字化けし、エンコーディングをShift-JISに変更できません。こりゃ、だめだわ。

 次に、GNOME-Text Editorでは、文字化けしましたが、エンコーディングをShift-JISに変更して直りました。

 それならばと、geditを試しましたが、やはり、文字化けしましたが、エンコーディングをShift-JISに変更して直りました。

 うーむ、文字化けしないものはないのでしょうか。

 KATEを試したところ、文字化けしません! 素晴らしい。

 そして、L3afpadというテキストエディタでも文字化けしません。素晴らしいけど、変な名前ですねえ(笑)。どうやら、Leafpad派生のテキストエディタらしいのですが。

 いずれにしても、テキストエディタだけでも、「APTus AppCenter」や「Synaptic パッケージマネージャー」から、本当に沢山の種類がインストールできるので、好きなものが選べます。

 なお、LibreOfficeWriterでは、ファイルを指定しないで起動し、「開く」として、「ファイルの種類」を「すべてのファイル」から「文書-エンコードの選択(*.txt)」に変更してから目的のファイルを指定し、文字コードセットを「日本語(Shift-JIS)」にして開きます。ちょっとめんどうです。これは、他のLinuxディストリビューションでも同じようで、LibreOfficeWriterが文字コードに関して賢くないせいですね。

 

[印刷]

 mousepadに適当な文字を入れ、LAN接続している、エプソンのEW-M660FTに印刷できることを確認しました。何の設定操作もありません。便利です。LibreOfficeWriterでも問題ありません。

 

[スキャナー]

 エプソンのEW-M660FTは複合機で、スキャナー機能もあります。Linuxでもスキャナーが使えるでしょうか。さすがに設定操作なしに使えるよーにはなりません。エプソンのウェブサイトからだと見つけにくいのですが、「エプソン Linux」で検索して、「セイコーエプソン株式会社のLinuxドライバーダウンロード」のサイトが見つかったら、Linux用のドライバーなどがダウンロードできるサイトになります。ここで、吾輩の場合は、製品名としてEW-M660FTを入れ、OSは「Linux Deb(x64)」を選びました。すると、「Epson Scan2」ドライバーがダウンロードできました。また、「Linux Scanner Driver Manual」というマニュアルも見られます。ダウンロードしたドライバーは、「epsonscan2-bundle-6.7.82.0.x86_64.deb.tar.gz」というファイルでした。これは、圧縮ファイルですね。これを展開してインストールする方法は、マニュアルを参考にしました。具体的には、Xarchiverというアプリがあらかじめ入っているので、これで展開してみます。ダウンロードしたドライバーファイルをXarchiverで開きます。そして、「アクション」から「展開」とし、展開先のフォルダを指定して、「展開」とします。今回は「Downloads」フォルダにしました。すると、「epsonscan2-bundle-6.7.82.0.x86_64.deb」というフォルダができており、その下に、「core」、「plugins」というフォルダとinstall.shというファイルがありました。「core」フォルダの中の「epsonscan2_6.7.82.0_amd64.deb」をダブルクリックします。さらに、「plugins」フォルダの中の「epsonscan2-non-free-plugin_1.0.0.6-1_amd64.deb」をダブルクリックします。これでドライバーがインストールできました。

 すると、「Epson Scan2」アプリが入っているので起動し、EW-M660FTのIPアドレスを設定し、実際にスキャンができるよーになりました! 若干めんどーな設定が必要でしたが、GUI操作だけで設定できました。ぱちぱち。

 

[パネルの設定]

 初期設定では、パネルに音量調整アイコンが無いので不便ですが、「設定」から「パネルマネージャー」を起動し、「Launcher」で「音量調整」を追加できました。これで便利です。
 また、右下に時刻と曜日、日付が表示されていますが、「12:34」、「土曜日 24 1月」という感じで2行に表示されています。「設定」「パネルマネージャー」から、「Clock」で、「Second line format」が今「%A %d %B」となっているので、「%B %d日 %A」に変更したところ、2行目が「1月 24日 土曜日」と表示されるようになりました。いいですね。

 

[ワークスペース]

 ワークスペースは、初期状態では2つあります。数を変更するには、「設定」から「Openbox Configuration Manager」の「デスクトップ」で、デスクトップの数を増減できます。デスクトップの切替は、マウスならホイールの操作でできます。キーボードなら、[Ctrl]+[Alt]+[←]または[→]で切替できます。

 

[デュアルモニター]

 外部モニターを接続すると、デュアルモニターにできます。デュアルモニターの場合の表示の設定は、「モニタの設定」でできます。ノートPCのモニタと外部モニタで同じ表示にする、片方だけ使う、外部モニタの位置をPCのモニタの上下左右の位置にする、の3通りの設定ができます。

 

[電源管理]

 電源管理で、スリープモード、輝度低下などの設定ができます。例えば、1分操作しないとディスプレイが暗くなるというような、省エネ設定ができます。

 

[ファイル入出力・共有]

 Dropboxは、APTus AppCenterでインストールでき、問題なく使えます。

 NAS(BUFFALOのLink Station LS210D0301G)とは、ファイルマネージャー(Thunar)で、「smb://NASのIPアドレス」としてアクセスできました。

 USBメモリの読み書きも問題ありません。

 

[ウェブブラウザ]

 ウェブブラウザは、Firefox ESRが入っています。Firefox ESRというのは、更新頻度が一年に1回だけの特別版のFirefoxのようで、安定性重視のものだそうです。Firefox ESRから、Yahoo!やPerfume公式ページが見られます。また、YoutubeでPerfumeの公式MV"巡ループ"を再生すると、CPU使用率20~40%程度、メモリ使用量1200MB程度です。また、 abema将棋チャンネル、Amazon Prime Videoが視聴できます。

 他のブラウザもAPTus AppCenterでインストールできます。広告がカットされるので気に入っている、BRAVEが問題なく使え、YoutubeでPerfumeの公式MV"巡ループ"を再生すると、CPU使用率20%程度、メモリ使用量1350MB程度です。また、Edgeも使えます。EdgeからYoutubeで、Perfumeの公式MV"巡ループ"を再生すると、CPU使用率25%程度、メモリ使用量1160MB程度です。 Chromeも入れられ、CPU使用率15~20%程度、メモリ使用量980MB程度です。

 CPU使用率とメモリ使用量は変化しているので正確に評価できないのですが、やはり、かなりの軽量Linuxだと思います。Youtubeを見ながら、LibreOfficeWriterで何か文章を作成するような作業(どんな作業ぢゃ?)をするぐらいなら、メモリは2GBもあれば十分ですな。

 なお、他のブラウザでも起こりうることかもしれませんが、BRAVEの起動時にパスワードを求められます。うっとーしいので、解除します。「パスワードと鍵」から、「パスワード」の「Default kryring」を右クリックして、「パスワードを変更」とし、今のパスワードを入れ、新しいパスワードには何も入れないで「Continue」とします。再起動してBRAVEを、パスワードを求められること無しに起動できることが確認できました。ぱちぱち。

 

[DVD再生]

 DVD再生アプリは入っていないようなので、SMPlayerをAPTus AppCenterから、libdvdcss2をSynapticパッケージマネージャーからインストールして、PerfumeのCOSMIC EXPLORERのスペシャルDVDが再生できました。2015年の紅白出場でPick Me Upを歌唱した時の事前準備から本番までの様子が見られ、最高です(笑)。これはもう国宝ぢゃと思っとります。

 

[音楽CD]

 音楽CDの取込みは、SynapticパッケージマネージャーからAsunder CD Ripperをインストールすることができます。ファイル形式は、標準のOGG形式のほか、MP3も選択できます。また、音質(ビットレートやクオリティ)の調整もできますが、吾輩は耳が良いので、音質を相当落とさないと違いがわかりません(笑)。再生は、APTus AppCenterからDeadBeefを入れ、PerfumeのCOSMIC EXPLORERが再生できました。

 

 以上のこと全て、端末(ターミナル)で呪文(コマンド)を一切唱えることなく、GUI操作でできます。すごくないですか? Linux入門書を見ると、入門書なのに、すぐ呪文(コマンド)の説明になったりしますが、Linux初心者、いや一般の人と言い換えてもいいと思いますが、呪文(コマンド)なんてまっぴらです。なれてくれば、端末でコマンドを入れるほうが簡単だという指摘もあるようですが、一般人はコマンドを覚えてシステムエンジニアになりたいわけではありましぇん。GUI操作だとしても、必ずしも初心者にやさしくないのですが、とにかくGUI操作だけでここまでできるというのは、かなり優秀です。日本ではあまりメジャーではないようですが、有名なLinux Mint, MX Linux, Ubuntu, ZorinOSと使いやすさは同程度と感じました。それなのに、超軽量級といっていいほどで、Celeron 1005MやCore2Duo程度のCPUの貧弱なシステムで軽快に動きます。メモリは2GBもあれば十分使えますな。非常に素晴らしい、💮ですよ、ほんとに。