今回は、Mageiaといふ、フランスのLinuxを試してみやうと思います。Mandriva Linux系だそうですが、そのMandriva Linuxを知らんので、すみません(汗)。Mageiaには種類があって、デスクトップ環境がPlasma, GNOME, Xfceから選べます。Xfceの場合、なんと32bit版もあるようです。また、Waylandに完全移行しておらず、古いPCの活用のためには有利と思われます。そして驚いたのは、公式ページに日本語マニュアルがあることです。恐れ入りました。日本製Linuxでも日本語マニュアルがあることは珍しいのに。これは期待していいでしょうか?

 

[インストール]

 なんじゃかんじゃ、いうとっても、実際にインストールして動かしてみんことにはわからんぢゃろう、ということで、 64bit版のisoファイルをダウンロード(サーバーが弱いのか時間がかなりかかります)して、MX LinuxのMX Live USB メーカでインストール用USBメモリを作り、テスト機になっている[1番機](CPU: i3 7100)に挿して、F12でUSBメモリから起動します。

 言語は日本語を選び、使用許諾に同意し、タイムゾーンはTokyo、キーボードは日本語、パーティションは「ディスク全体を消去して使用」、メディアの選択は「なし」、デスクトップの選択はカスタムのXfceにしてみました。そして、管理者のパスワード、名前とパスワードを入力し、モニタはプラグアンドプレイ、更新を「はい」にしました。

 これでインストールが終了したようです。USBメモリを抜いて再起動します。

 

[インストール後]

 ペンギンがお風呂(?)に入って笑っている壁紙のMageiaが起動しました。ようこそ画面です。ここから設定ができるようです。

 設定マネージャーの電源管理で、省電力設定などができます。

 Mageiaコントロールセンターで、ソフトウエアのインストール、システムの更新、ハードウエアやセキュリティなどの設定ができるようです。

 変更できるのかもしれませんが、初期状態ではパネルが上下に2つあります。個人的には、どちらか片方でいいかな、と思います。それだけ画面が狭くなるので。

 初期状態でワークスペース(デスクトップ)は4つあります。左下のスイッチャーをクリックすると簡単に切り替えられます。それぞれの壁紙(背景)を別にすると、わかりやすくなります。

 ウィンドウは、左右の端にマウスでドラッグすると左右で1/2になり、上下左右の四隅ではそれぞれの位置で1/4の大きさになり、上端に持っていくと全画面表示になりました。こういうのって便利です。

 

[日本語化・印刷・スキャナ]

 はじめからLibreOfficeが入っています。Writerを起動したところ、日本語入力もできます。素晴らしいです! ぱちぱち。ただし、ローマ字入力になっているので、「かな入力」が好きな自分としては残念です。「ソフトウエアのインストールと削除」で、mozc-toolsをインストールしました。再起動し、Mozcプロパティで「かな入力」に変更しました。Writerで、「かな入力」で日本語入力できることを確認しました。ぱちぱち。

 しかし、このままLAN接続の多機能機EW-M660FTで印刷できません。認識していないようです。Mageiaコントロールセンターのハードウエアでも追加できません。うーん、残念です。

 多機能機EW-M660FTを認識していないので、スキャナも使えません。

 うーん、印刷とスキャンが使えないのは厳しいですねえ。EPSONのサイトからドライバを入れるとかするんでしょうか。めんどうですねえ。これだけで一発アウトのレッドカードでは厳しすぎるかもしれないので、イエローカードです。何の設定もせずにはじめから印刷やスキャンができるLinuxディストリビューションもありますから、見劣りします。

 

[NAS]

 初期状態では、LAN接続のNASにsmb://なんちゃらで接続できません。何かすれば接続できるのでしょうか。わからん!

 

[アプリ]

 あらかじめ入っているアプリは少ないのですが、Mageiaコントロールセンターの「ソフトウエアのインストールと削除」で追加できるようです。ところが、BRAVEもChromeもEdgeもありません! Asunderもありまへん! きゃー!

 これはあかん。それぞれ個別にダウンロードしないとだめですかね?

 

 お手上げです。日本語入力できて期待したんですが、Mageiaは諦めます。とほほ。

 

 

 

 

 

 なんだかとってもいい感じなので、引き続きBazzite KDE Plasma 44をいじってみます。

 

[メモリ]

 BazzarからHTOPが入れられないので、システムモニタを開くと、起動後のメモリ使用量は2.0GiBでした。比較的多いかもしれませんが、HTOPで表示されるメモリ使用量とは違うんですよね、多分。

 端末で、次の呪文を唱えてHTOPを入れました。本当は呪文なんて唱えたくないですが、他の方法がわからないので。

toolbox create
toolbox enter
sudo dnf install htop

 これでHtopでメモリ使用量を改めて確認すると、1.37Gでした。やっぱりシステムモニタの値とは違います。

 さらに、EdgeでPerfumeの公式サイトを開いた状態では、2.05GB前後でした。他のディストリビューションと比べると、ちょっと多いほうですかね。

 

 

 端末で、zramctlとすると、ZRAMが既に入っていて、DISKSIZEはRAMの1/2の3.8Gでした。はじめから入っているなんて、いいですね。

 

[ウィジェットの追加]

 パネル内にCPU使用率などを表示させたいです。システムモニタを起動するとか、conkyを入れる方法もあるんでしょうが、アプリのウィンドウに隠れてしまったりするので不便です。自動車を運転するのに、スピードメーターやタコメーターを時々確認したい、というのと同じですよ。自動車ならエンジン音である程度わかるんですが、そういう意味ではPCだって異常発熱するとファンの音が大きくなるんですけどね、それだけだとわかりにくくて。

 Bazzite KDE Plasmaの場合、パネルにウィジェットを追加できます。システムモニタセンサー、各コアの使用率、メモリ使用率、ネットワーク速度を入れました。

 また、仮想デスクトップを使っているとき、パネルに「ページャ」を入れておくと、簡単にデスクトップの切替ができて便利です。

 

[ブラウザ・ベンチマーク]

 ブラウザを使ってのベンチマークも調べてみます。これまで同様、Edgeを使った場合の比較で、3回測定した平均値です。

 

Kamuriki ⇒ Cachy ⇒ Voyager⇒ Aurora⇒  PikaOS 4⇒ Bazzite KDE 44
MotionMark1.3 (描画性能): 698@60fps ⇒ 503.8@90fps ⇒ 816@60fps⇒ 692@60fps⇒  912@60fps⇒ 710@60fps
JetStream2 (JavaScriptエンジン総合性能): 115 ⇒ 142 ⇒ 164⇒ 162⇒  209⇒ 180の次がinfinity!? JetStream2.2は173
Speedometer3.1 (Webアプリ操作速度): 9.43 ⇒ 13.3 ⇒ 10.8⇒ 10.7⇒  12.5⇒ 10.6

 

 なんと、JetStream2 でInfinity(無限大)が出て、測定できませんでした。なんでじゃ(涙)。この問題を修正されたJetStream2.2が公開されていることを知りましたが、 JetStream2とJetStream2.2の結果を比較できないようです。困りましたね。こんなことなら、はじめからJetStream2.2で測定しておけば良かったんでしょうね・・・とほほ。

 他の2つのテストは問題ない結果です。

 

 以上、いろいろ試してみました。Bazzite KDE Plasma 44は、ゲーム用だということですが、一般的なPCとしても大変使いやすいLinuxでした。ぱちぱち。

 ただし、システム要件がけっこう厳しくて、Steam Gamingモードを使うためには、インテルのCore iシリーズCPUの内蔵GPUであれば、第11世代 Tiger Lake以降が対象です。また、Steam Gamingモードをあきらめても、インテルのCore iシリーズCPUの内蔵GPUであれば、第6世代 Sky Lake以降が対象だということです。また、メモリ使用量は少なくないので、重量級に分類されるかもしれません。

 Bazzite KDE Plasma 44 の続きです。今日は、このBazzite KDE Plasma 44を入れたPCでブログを書きます。

 

 

[DVD再生・音楽CD]

 昨日インストールしたVLCで、PerfumeのDVD「Tokyo Girl」があっさり再生できました。cssをインストールするとか、何も設定する必要ないです(笑)。すばらしい! それにしても、TOKYO GIRLは傑作でした(笑)。

 次は音楽CDの取り込みです。昨日インストールしたAsunderで、標準のOGG形式だけではなく、MP3形式も選べます。どのLinuxディストリビューションだったか、Asunderを使ってもMP3形式で取り込めなかったことがあったのですが、Bazziteでそないなこと、あらしゃいません(笑)。取り込んだPerfumeのシングルTOKYO GIRLがStrawberry Music Playerで無事再生できました。Perfecto!

 

[SuperTuxKartでのベンチマーク]

 では、SuperTuxKartでのベンチマークを測定します。FPS 42でした。Voyager 26.04がFPS=43, Aurora44がFPS=42, PicaOS 4がFPS=33だったので、いいほうです。

 

 

[ブラウザ]

 あらかじめ入っているブラウザはFirefoxです。Perfume公式ページ、Yahoo!ホームページが観られます。Yahoo!では、Yahooマップも雨雲レーダーも見られます。Youtubeでは、Perfumeのスパイスが視聴できます。また、ぴよ将棋も問題なく対戦できます。abema将棋チャンネルも問題ないです。Google mapも使えます。

 Edgeでは、amebaブログでブログが書けます、というか、今書いています。Perfume公式ページ、Yahoo!ホームページが観られます。Yahoo!では、Yahooマップも雨雲レーダーも見られます。Youtubeでは、PerfumeのSpring of Lifeが視聴できます。ぴよ将棋も問題なく遊べます。abema将棋チャンネルも問題ないです。Google mapも使えます。Amazonプライムビデオでは、鬼滅の刃・遊郭編が再生できます。

 BRAVEでは、Perfume公式ページ、Yahoo!ホームページが観られます。Yahoo!では、Yahooマップも雨雲レーダーも見られます。BRAVEでは、広告がカットされるので気に入っています。Youtubeでは、Perfumeの「ねえ」が視聴できます。ぴよ将棋も遊べます。abema将棋チャンネルも視聴できます。Google mapも使えます。

 Google Chromeでは、Google mapもyoutubeも問題ないです。PerfumeのMagic of Loveが再生できました。Perfume公式ページ、Yahoo!ホームページが観られます。Yahoo!では、Yahooマップも雨雲レーダーも見られます。ぴよ将棋も遊べます。abema将棋チャンネルも視聴できます。

 

 いやはや、ブラウザはどれを試しても全然問題ないですねえ。

 では、フルHD, 60fpsのYoutube動画「IOWN x Perfume」を再生してみますか。Edgeで、フルHD, 60fps, H264(AVC), ドロップ率0.0%で再生できました。完璧です! ぱちぱち。

 

 Bazzite KDE Plasma 44、なんだかとってもいい感じ!

 

 

 

 

 ゲーム用LinuxのPikaOSが、普通のPCとしても使いやすいので、同じくゲーム用Linuxである、FedoraベースのイミュータブルLinuxのBazziteも試してみます。DistroWatchでは、ページヒットランキングが第10位なのでなかなかの人気のようです。Wikipediaによると、Windows10のサポート終了後、ZorinOSと共に、ユーザー数が急増したそうな。さて、PCとしては使いやすいか、爆死するか(笑)。

 

[インストール]

 公式ページからインストール用ファイルをダウンロードします。ハードウエアの種類はDesktop, 次にGPUを選択しますが、今回試すのは[1番機]で、i3 7100内蔵GPUなので、第7世代Kaby Lakeになり、Older/Legacy GPUです。すると、Steam Gamingモードは対象外だという警告が出ます。ウリであるSteam Gamingモードは、インテルのCore iシリーズCPUの内蔵GPUであれば、第11世代 Tiger Lake以降が対象だそうで、ぽんこつPCをゲームに使うのは厳しいです。デスクトップ環境は、KDEを選んでみました。

 isoファイルは7GBもあって、片面のDVDには収まりません。MX Linuxを使い、インストール用USBメモリを作成します。[1番機]に挿して、F12を押してUBSメモリから起動します。Welcome画面が出て、早速インストールしていきます。言語は日本語、インストールは「ディスク全体を使用」にし、名前とパスワードを入力します。インストールが終わったら、一旦シャットダウンしました。

 USBメモリを抜いて電源を入れます。Bazziteが起動しました。「Begin Setup」をクリックします。言語は日本語、キーボードも日本語となっていることを確認し、ホスト名を入力し、タイムゾーンはTokyoとなっていることを確認して終了です。

 

[インストール後]

 ログイン画面になり、ログインします。Wayland, X11の選択はありません。まあ、Wayland専用なんでしょう。Steamをダウンロード中と表示されました。使えないんでしょうけど・・・(汗)。

 システム情報センターを開くと、Bazzite 44 Desktop Editionなどと表示されています。グラフィックプラットフォームはWaylandとなっています。やっぱりX11ぢゃないよね。

 System Updateを開くと、105の更新があったようで、しばらく時間がかかりました。

 KDEシステム設定を開き、電源管理で、サスペンドなどが設定できます。またスクリーンロックも設定できます。KDEシステム設定を閉じても、変なエラー表示は出ないので安心します。

 

[アプリ]

 ゲーム関係は充実しているようですが、その他のアプリは多くないです。とりあえずBazaarから、LibreOffice, GIMP, Skanpage, VLC, Strawberry Music Player, Asunder, Google Chrome, Microsoft Edge, Brave, SuperTuxKart をインストールしました。Bazaarからインストールできるアプリは多いので、ほとんど困らないような気がします。

 インストールしませんでしたが、Bazaarには、Dropbox, ZOOMもありました。

 

[日本語化・印刷・スキャン]

 インストールしたLibreOfficeWriterを起動したところ、何とはじめからメニューが日本語になっています。すご。でも、さすがに日本語入力は初期設定のままではできまへん。KDEシステム設定から、仮想キーボードでFcitx5を適用します。また、入力メソッドオフを「キーボード・日本語」に、入力メソッドオンをMozcにします。さらにMozcプロパティで「かな入力」に変更します。再度LibreOfficeWriterで日本語入力できました! ぱちぱち。

 これをLAN接続のEPSON多機能機EW-M660FTで印刷しようとしたんですが、認識されていまへん。が、再度KDEシステム設定からプリンタでEW-M660FTが追加できました。再度LibreOfficeWriterを起動して、日本語入力したものを印刷できました! ぱちぱち。

 インストールしたSkanpageで、Perfumeの「さよならプラスチックワールド」が掲載されている、NHKみんなのうたの表紙をスキャン・保存できました。ぱちぱち。

 

[NAS]

 LAN接続しているNASには、Dolphinファイルマネージャから、smb://機器名でアクセスできました。素晴らしい!

 

 トラブルなくインストールできて、日本語化も簡単操作でできた時点で、ほぼ合格です。なかなか良さそうなLinuxですね! 期待できるので、さらに詳しくチェックしていこうと思いますが、今日はここまで(笑)。

 アスタ・プロント、アミーゴ!

 

 

 

 PikaOSがなかなか良いLinuxなので、引き続き使い勝手を試していきます。

 

[Extension Manager]

 Extension Managerを起動して、いろいろシステム拡張機能が使えるようです。System MonitorをONにすると、上部パネル内に、CPU使用率、メモリ使用率などが表示されます。また、Workspace IndicatorをONにすると、パネル内にアイコンが表示されて、今どちらのワークスペースが表示されているかわかり、マウスで切替ができるようになります。

 

[NAS]
 LAN接続のNASには、smb://機器名でアクセスできました。機器名で接続できず、IPアドレスを指定する必要があるケースがあるのですが、IPアドレスは変わるので、機器名で接続できれば一番便利です。素晴らしい!

 

[ベンチマーク]

 端末からglmark2-waylandを実行しました。同じ[1番機]で、いくつかのLinuxでglmark2を測定しているので、比較してみます。これまでと同様、3回測定した平均値です。

Kamuriki ⇒ CachyOS⇒ Voyager 26.04⇒  PikaOS 4
glmark2(GPUテスト): 1712 ⇒ 4288⇒1641 ⇒ 3842

やはり、同じハードでも、Linuxディストリビューションによって結果が違います。CachyOSにはちょっと及びませんでしたが、さすがゲーム用Linuxだけあって、VoyagerやKamurikiと比べると2倍以上良い結果です。

 

 ブラウザを使ってのベンチマークも調べてみます。ブラウザによって結果が変わるのですが、Edgeを使った場合の比較です。こちらも、3回測定した平均値です。

 

Kamuriki ⇒ Cachy ⇒ Voyager⇒ Aurora⇒  PikaOS 4
MotionMark1.3 (描画性能): 698@60fps ⇒ 503.8@90fps ⇒ 816@60fps⇒ 692@60fps⇒  912@60fps
JetStream2 (JavaScriptエンジン総合性能): 115 ⇒ 142 ⇒ 164⇒ 162⇒  209
Speedometer3.1 (Webアプリ操作速度): 9.43 ⇒ 13.3 ⇒ 10.8⇒ 10.7⇒  12.5

 

ブラウザを使ってのベンチマークの結果も、PikaOSはけっこう優秀です。JetStream2 (JavaScriptエンジン総合性能)では最高性能を叩き出してしまいました。MotionMark1.3 (描画性能)では、Cachyが90fpsになっているので単純比較できませんが。

 

 

 いやはや、PikaOSは、かなり優秀です。Windows10で使っていたがWindows11に非対応なので、Linuxを入れて延命しようと考えているような古いPCでは、最新の3Dゲームはとても無理ゲーなので(汗)、ゲーム用Linuxを入れても意味ないかと思いきや、PikaOSは動画視聴、ブラウザ、オフィスソフトぐらいの普通のPCの使い方で使うにも大変優秀です。初心者にも、とっても使いやすいんじゃないでしょうか。ケチを付けるところがほとんど無いのですが、あえて言うとすれば、あまりにも超古いPCには対応していないので、Windows10が動いていたPCでも、PikaOSが使えるのは一部のものに限定される、ということぐらいでしょうか。だいたい、デスクトップ環境がGNOMEのものは、超古いPCでの利用は難しいようです。