8台の古いPCに別々のLinuxを入れてみようということでやっております。[5番機]にLubuntu 24.04を入れたところ、悪いディストリビューションではないのですが、なんだか魅力を感じないので、Xubuntu24.04を入れてみようと思います。「満点Linuxの使用感[4] Xubuntu 24.04」でも書いたように、このPCにはXubuntu24.04を入れたことがあるので、恐らく大丈夫ではないかと思います。
ただ、Xubuntuを[5番機]に入れてしまうと、[8番機]をどーするか考えないといけなくなりましたが、とにかく今は[5番機]にXubuntuを入れて、安定性を含めて再確認していきます。
[1]HP, i5 3470, 8GB, SSD ⇒ Linux Mint Cinnamon 22.3
[2]eXcom, i5 650, 8GB, SSD ⇒ Q4OS Plasma(X11) 6.6
[3]HP, i5 650, 8GB, SSD ⇒ PeppermintOS Fully Loaded Debian12(bookworm) Base
[4]NEC, Core2Duo E7500, 6GB, SSD ⇒ MX Linux Xfce 25.1
[5]NEC, Core2Duo E7500, 4GB, SSD ⇒ Xubuntu 24.04 ?
[6]eMachines, Athron II X2 255, 4GB, HDD ⇒ Sparky Linux Minimal GUI 8.2
[7]EPSON, Celeron 2970M, 6GB, SSD ⇒ ZorinOS Lite 17.3
[8]Toshiba, Celeron 1005M, 6GB, SSD ⇒ ?
[インストール]
インストールは、これまで同様、インストール用DVDで入れていきます。もしかしたら、このPCはUSBメモリからのインストールがそもそもできない仕様かもしれません。インストールは、けっこう時間がかかりますが、スムーズに進みます。途中、言語を日本語にし、「Xubuntu Desktop」を選びます。また、「グラフィックスとWifi機器用のサードパーティ製ソフトウエアをインストールする」と「追加のメディアフォーマット用のサポートをダウンロードしてインストールする」にチェックを入れます。また、「ディスクを削除してインストールする」にします。「ログイン時にパスワードを要求する」のチェックは外します。
[インストール後]
・ウェルカム画面はありません。
・さっそくアップデートがあるようなので、「Software Updater」でアップデートしました。
・Power Manager(電源管理)で、スリープやディスプレイの省電力設定ができます。また、「Xfce Screensaver」でスクリーンセーバーの設定ができますが、スクリーンセーバーはOFFにしました。
・ファイアーウォールは、初期状態では設定できないようです。「App Center(アプリセンター)」に「Firewall Configuration」があったので入れ、StatusをONにしました。
・オンボードGPUが超非力なことを考え、compositorはOFFにしたいので、「Window Manager Tweaks(ウィンドウマネージャ(詳細))」の「Enable display compositing(コンポジット処理を有効にする)」のチェックを外しました。
[日本語化]
・日本語の設定は、少々設定操作が必要です。一部の表示が日本語になっていないので、から「Language Support」の「Regional Formats」をEnglishから日本語に変更し、「Apply System-Wide」とし、一度ログアウトしてログインし直します。また、「言語」が日本語になっているので、「システム全体に適用」としました。また、「Ibusの設定」で日本語-Mozcを追加します。吾輩の場合は「Mozcの設定」で「かな入力」に設定変更します。なお、このMozcのアイコンが小さくて見づらいのが少々難点です。橙色の「あ 」にならないんですね。これはLubuntuと同じ症状ですね。でも、「外観」の「アイコン」を変えても改善しません。そういえば、ZorinOS Lite17.3では、IbusをFcitxに変えたら橙色の「あ 」になりましたね。「Synapticパッケージマネージャー」で、「fcitx5」と「fcitx5-mozc」を入れました。そして、「言語」でIbusをfcitx5に変更したところ、Mozcのアイコンが橙色の「あ 」になりました! ぱちぱち。このほうが見やすくていいです。なぜfcitx5にするとアイコンが橙色になるか、もちろん知らんけど、結果良ければそれでよし(笑)。
・Xubuntuに限ったことではありませんが、Linuxでは文字コードが標準でUTF-8なので、Windowsで作ったテキストファイル(.txt)とかが文字化けすることがあります。そういうときは、文字コードをSHIFT-JISに変更します。具体的には、標準で入っているテキストエディタのMousePadでは、はじめ文字化けするのですが、SHIFT-JISを指定して直ります。LibleOfficeWriterでは、ちょっとめんどうですが、まずファイルを指定しないでLibleOfficeWriterを起動し、「開く」で右下の「すべてのファイル」をクリックし、「文書-エンコードの選択」としてから、目的のファイルを開き、ASCIIフィルターオプション画面で文字コードセットを「日本語(Shift-JIS)」にすると、文字化けしません。めんどうですが。
[アプリ]
・アプリセンターで、好きなアプリを追加できます。また、「Synapticパッケージマネージャー」と「Gdebi パッケージインストーラー」があります。これらを使い分けて、好きなアプリを追加できます。いいですね。
ただし、後述のように、EdgeとChromeの.debファイルが「Gdebi パッケージインストーラー」でインストールできませんでした。今回は代わりにアプリセンターでインストールできました。
[ファイル読み書き、共有]
・Dropboxは、以前、アプリセンターから入れられたと思うのですが、できないですねえ。公式サイトに端末で次の呪文を唱えるように書かれています。
cd ~ && wget -O - "https://www.dropbox.com/download?plat=lnx.x86_64" | tar xzf -
そして、新しく作成された隠しフォルダ「.dropbox-dist」内の「dropboxd」を実行するようです。ちょっとめんどうですね。
あるいは、同じ公式ページからUbuntu 22.10 以上用のファイル(.deb)をダウンロードして入れたほうが簡単ですな。
・LAN接続のNAS(BaffaloのLinkStation LS210D)は、Thunarから「smb://IPアドレス」でアクセスできました。
・USBメモリの読み書きもOKです。
[タイリング]
・タイリングは、「Super」+矢印キーで、左半分、上半分または下半分にできるようです。なぜか右半分にはできないようで、不思議です。その代わり(?)、「Super」+テンキーの[1],[3],[7],[9],[6]で、四隅での1/4と、右半分になりました。おかしいですねえ。「ウインドウマネージャー」で設定変更できますが、とりあえず統一感を出して、「Super」+テンキーの[1],[3],[7],[9]で四隅に、[8],[2],[4],[6]で上下左右で1/2になるように変更しました。しかし、どのディストリビューションだったかな、再起動したら元に戻っていたことがあったような・・・再起動したら、キャー! やっぱり元に戻っていました。トホホですねえ、これは。
・マウスでは、上下左右の四隅にドラッグするとそれぞれの位置で1/4になります。また、左右の端で1/2になります。また、上端に持っていくと全画面表示になります。あれっ? 以前はマウスでタイリング操作できなかったと思うのですが、アップデートでカイゼンされたのでしょうか? マウス操作だけは良くなったんですね(笑)。キーボード操作はまだおかしいですよ。
[ウィンドウ操作]
タイリングができても、ウィンドウの大きさを、ちょっとだけ調整したいことがあります。マウスでウィンドウの端をドラッグして調整できればいいのですが、ウィンドウを最大化したときに、できません。[Alt]を押しながらマウスの右ボタンでドラッグしないといけないようです。これはXfceの標準設定かもしれませんが、不便なので、「ウィンドウマネージャー(詳細)」で、「最大化した時はウィンドウの枠を隠す」のチェックを外して直りました。
一方、Edgeでは、ウィンドウを最大化していなくても、上端はドラックして調整できるのですが、下端や左右の端ではできません。[Alt]を押しながらマウスの右ボタンでのドラッグならできるのですが。
[ワークスペース]
・ワークスペースは、「設定マネージャー」から「ワークスペース」で最大32まで増やせるようです。そんなにいらんじゃろと思いますが(笑)。とりあえず4つに増やしてみました。切替は、「Ctrl」+「Alt」+「←」または「→」でできます。また、ワークスペーススイッチャーをパネルに追加したほうが便利だと思います。追加のためには、パネルを右クリックして、「パネル」-「パネルに追加」から「ワークスペーススイッチャー」を追加します。また、マウスでは、中クリックして、ワークスペースの切替えや、追加・削除ができます。パネルに追加したワークスペーススイッチャーをクリックしても切り替えられます。
なお、ワークスペース毎に背景(壁紙)を変えると、ワークスペースが変わったことがわかりやすいです。「設定マネージャー」から「デスクトップ」の「背景」で、「全ワークスペースに適用する」のチェックを外してから、各デスクトップの背景を好きなものに変更します。
[パネル]
パネルには、あらかじめ時計が表示されていますが、「3月22日(日) 23:45」のように表示が出るように設定変更しました。
また、「ワークスペーススイッチャー」以外にアイテムが追加できるので、「システム負荷モニター」を追加しました。非力なCPUががんばっている様子(?)がわかっていいです。さらに、よく使うアプリの起動アイコンも追加できます。
[DVD再生]
・DVD再生は、VLCでできましたが、アプリセンターからのインストールが必要です。cssの追加などしなくても、そのまま、PerfumeのDVD「ぐるんぐるん」が再生できました。いいですね。
[音楽CD]
・音楽CDの取込みは、Asunder CD Ripperのようなアプリを使ったほうがいいです。Asunder CD Ripperはアプリセンターから入れられます。Asunder CD Ripperを起動して、BABY METAL のCD「BABY METAL」が快適に取り込めました。特別な設定をせずに、OGG形式のほか、MP3形式でも取り込めます。
[ウェブブラウザ]
・ウェブブラウザは、標準でFirefoxが入っていますが、吾輩は広告がブロックされるBRAVEのほか、EdgeやChromeも使い分けています。
まず、Microsoft Edgeを入れますか。しかーし、「アプリセンター」からも、「Synapticパッケージマネージャー」にもEdgeがございません! またか、と思いつつ、Microsoft公式ページから.debファイルをダウンロードします。これをダブルクリックするだけと思いきや、何と、インストールできましぇん! 何で? こんなこと初めてです。吾輩には難しいことは当然わからないのですが、試しにダウンロードした.debファイルを「アプリセンター」で開くと、無事Edgeがインストールできました。GDebiパッケージインストーラーは最近開発が停止していて最近の.debパッケージのインストールで失敗することがあるとか・・・
そして、Google ChromeでもGDebiパッケージインストーラーではインストールできず、「アプリセンター」でインストールできました。それにしても、途中、「潜在的に安全ではない」とか「本当にインストールしますか?」といった、いやがらせ的警告表示が出ます。ちょっと過剰ですよね。せいぜい、「Xubuntu開発チームでは安全性を確認していない」ぐらいの表示でいいと思いますが・・・
・上述のとおり、ブラウザのウィンドウサイズをマウスで調整する時の問題ですが、各ブラウザの状況を確認しました。
Edge: [Alt]+右ボタンはOK, [Alt]なしでマウス左ボタンでは、上端しかリサイズ(調整)できない。
Chrome: 同様の問題あり
BRAVE, Firefox: 問題なし
まあ、本件に限りませんが、あるアプリで問題があっても、他のアプリなら問題ないことがあり、本件もこれですな。Edge, Chrome, BRAVE, Firefoxについては一長一短なので、4つとも入れて使い分けています。
・内蔵GPUが古いので、念の為、どのブラウザも「グラフィックアクセラレーション(ハードウェアアクセラレーション)」をOFFにしました。
その他、4つのブラウザの使い勝手を確認します。
・ブラウザの起動時にパスワードが要求されると、うっとーしいです。今回、Edgeだけ、パスワードが必要でした。最近、Edgeが呪われているでしょうか。この呪いを解くには、「パスワードと鍵」が必要です。「アプリセンター」から「パスワードと鍵」をインストールします。そして、パスワードを変更(新しいパスワードに何も入れない)して、呪いが解けました。ぱちぱち。
・Perfume公式ページとYahoo!ホームページは問題ないです。ただし、Yahoo!マップはLinuxが対象外なのでダメでした。
・Youtube, abema将棋チャンネル, Amazonプライムビデオは、全て問題ないです。よかった!
[PDFファイル]
一部のPDFファイルが正常に表示・印刷できないことがありました。Xubuntuではどうか、確認します。
問題のあったPDFファイルを、あらかじめ入っている「Atril文書ビューアー」で開いたところ、表示は正常で、印刷プレビューも問題なく、印刷先としてLAN接続のEW-M660FTが認識されています。
LibreOfficeDrawやGIMPでも大丈夫のようです。
さて、ブラウザはどうでしょう。Chromeは大丈夫そうです。Edgeはダメでした(涙)。BRAVEは大丈夫のようです。Firefoxでは、表示も印刷プレビューもOKで、実際に印刷も問題なくできました。
うーん、今回はEdgeだけダメでしたね。表示も印刷プレビューも実際の印刷も、一部の文字が出ません。
[スキャナー]
あらかじめ、「ドキュメントスキャナー」が入っています。LAN接続の複合機EM-W660FTが認識され、Perfumeの"ネビュラロマンス" アフターパンフレットの表紙がスキャンできました。ぱちぱち。
以上、いろいろ試してみましたが、Xubuntuはなかなか良いですね。細かいところで「くせ」みたいなものがありますが、初心者でも便利に使えるディストリビューションだと思います。しばらく使ってみて、安定性も含めて確認しようと思います。
ちなみに、今入れている[5番機]は、メモリが4GBなんですが、これまで試した使い方で、150MBぐらいスワップを使っています。ストレージがSSDなのでHDDほど遅くはならないのですが、4GBではぎりぎりのようです。せめて6GBあれば余裕があるのですが。そうだ、zramを使う手がありますね。zram というのは、メモリ内に“圧縮された仮想SWAP”を作る機能だそうで、少ないメモリの有効利用と、ストレージをスワップとして使わないことで速度アップの効果が期待できます。また、SSDやHDDには寿命があるので、使用頻度を下げて寿命を伸ばす効果も期待できますね。「Synapticパッケージマネージャー」に「zram-tootls」があるので、これを入れてみました。
[その後]
しばらくXubuntuを使っていて、アップデートの表示が出ないので、試しに「ソフトウエアの更新」を起動したところ、「アップデートの確認中・・・」のまま、進みません。あれれっ、おかしいですね。「ソフトウェアとアップデート」で、「ダウンロード元」を「日本のサーバー」から「メインサーバー」に変更してみました。そうしたら、「ソフトウエアの更新」が動きました! これはサーバー側の一時的なトラブルでしょうか。こちらのPCの問題ではないですよね。こういうこともあるんだな・・・