雑誌「Ice Jewels Voi.1」がやってきた。

そこで、それを記事にしようと思っていたら、
その特集が思いのほか良く、色々なお写真を見るうちにスマホの中の下の1枚にたどり着く。
するともう心は、FAOIに支配されたあの数か月に舞い戻り、
スケカナの前に今一度、あの世界に浸りたいという思いで眠気も吹っ飛んでしまった。

というわけで、今日はFAOIの気まぐれなまとめを少し。
FAOIはシリーズの前半、後半プログラムが全く違うものになる。
今回は前半の羽生結弦特集を。

今年のFAOIのフェイバリットプログラムのひとつがこのビリーブだ。
音楽とのシンクロ度がとにかく半端ないプログラムである。

フィギュアスケートといえば試合、とにかく試合を見るのが好きな私だったが、幕張のこれと、バーティゴを観て、試合用プログラムでは見られない羽生の魅力にとにかく魅了され、その結果、今年のアイスショーに行きまくる破滅的な状況に陥ったのだった。

↓のレイバックイナバウアーは反則そのものである。
足元は普通のイナバウアーなのに、腕や手や指の使い方が秀逸すぎる。
この後の彼の手の平で顔を覆う仕草が・・・もうなんという切なさ、美しさ!
内側から誰かを想う苦しさ熱情が溢れてきて止まらず、その感情が手と指の動きに凝縮されていて観ている方が苦しくなるようなそんな一瞬だった。
ねぇ、結弦君、一体だれを思ってそんな表情をするの?
・・・と聞きたくなるような、そんな狂おしく切なく美しいプログラムだ。




そんな幕張ビリーブがこちら


FaOI2015Yuzuru HANYU(Collaboration) 投稿者 hana02014


こちらが幕張ビリーブからファイナルまで


2015 05 30 幕張 Believe +Finale 投稿者 yuzupinoko


以外とあっさりと感じられたのがこちらの静岡バージョン というか、アングルが今一つ。カメラワークの良さでは幕張の完全勝利。


2015 06 06 静岡 Believe 投稿者 yuzupinoko



そして、脳裏に焼き付いて離れないU2の「バーティゴ」がこちら。
中毒性が半端ない・・・
振付は阿部奈々美先生。かつての羽生結弦のコーチで、振付師。
選曲の理由は、「U2とゆづの響きが似ているから」


2015 05 30 幕張 Vertigo+インタ 投稿者 yuzupinoko


カメラワークはこれも幕張がベスト。
最後のエアギターで、フィニィッシュする部分の決めかたが、まるで福山。
そう言えば、なんとなくTシャツも似ているし。いや、Tシャツの話をすると心がもやもやしてくるのでやめておく。

そしてこちらが、とにかく大すきなオープニング。
スケーター紹介の最後にいつのまにかスルスル~っと出てくるユヅル・ハニュウのオーラが半端ない。 そのオーラは暗い照明の中でも異彩を放っている。 シルエットだけで、その違いを見せつける感じ。 キレキレすぎるダンスで、観ているこちらは一瞬で天に召されるほど。 一人だけ、踊りの速さと切れが全く違う、現場でみるとなおのことそれが引き立っている。
ゆづる、ほんとに恐ろしい子なのである。


2015 05 30 幕張Opening 投稿者 yuzupinoko


順不同で、静岡オープニング


2015 06 06 静岡Opening 投稿者 yuzupinoko

そして、こちらが、カ-ト・ブラウンニングが振り付け、カートに「ユヅルはロックスター」と言わしめた伝説の通称ドヤーズである。
正式には、doors「Hallo  my  love」
終盤、やつのS度が最大限に発揮される。
何かと物議をかもした一幕だった。


2015 06 06 静岡ドアーズ 投稿者 yuzupinoko

そして、この静岡ドヤーズ後のインタビューがたまらない。
何気にタオルを受け取るとことか、いつのまにか上着を着てるところとか。
あのですね、最近のキシリトールの王子様とは同じ人ですか?別人ですか?というレベルのS顔をしている。
一体この人は、いくつの顔を持っているのだろう?


2015 06 06 静岡インタ 投稿者 yuzupinoko


「バーティゴ」と「ドヤーズ」どちらも好きなのだが、大人っぽさや現時点での色気では前者、ユヅルらしさでは後者かなと思う。細かい足技や天性のリズム感との良さ、やんちゃっぽさが生かされているのは後者という感じ。
どちらも2011-2012にかけてのエキシビの進化版なので、是非是非、今季のシリーズのエキシビデも使ってほしいと思う。スケカナでは「ドヤーズ」、ファイナル、ワールド、「バーティゴ」、ワールドでは「ビリーブ」、NHKで「天と地のレクイエム」、全日本では、、、という感じで色々やってくれるといいな。羽生結弦の演技の幅の広さを世間一般にも広める意味で。

最後に、静岡フィナーレ
2015 06 06 静岡Finale 投稿者 yuzupinoko


今日も色々な方の動画を感謝してお借りしました。

カメラワークは幕張、ショー全体としては静岡だったと思う。
今思うと、今季の新プログラムが発表されるまでのまさに夢のような時間だった。

その後に、DOIの新プロ「seimei」ショックへと続くのだった・・・


もし明日の夜の私が元気なら、明日は後半、そして、他の選手特集に続く。
それとは別ラインで、羽生結弦の今期に向けてのショーのなかでの戦い特集も。
実は、なんでこれを書き始めたかというと、
「Ice Jewels」の振付師特集を読んでるうちに、
FAOIのランビエール振付による、織田君の「リバーダンス」について書きたくなったから。

そこにたどり着くまでしばらく続く・・・続く、と思う・・・

そうこうしていると、スケカナ、本格的初戦、いきなりの頂上戦がやってくる。