運輸安全委員会の斉藤秀俊・鉄道事故調査官は15日、追突現場を確認し、双方の運転士と車掌から状況を聞き取った。斉藤調査官は報道陣の取材に応じ、後続の運転士が「前の列車が駅にいる」との内容の連絡を受けていたと話したことを明らかにした。
この運転士は、神奈川県警には「列車が見えたのでブレーキをかけたが、間に合わなかった」と説明しているという。
車両には、列車同士の衝突を防ぐための「自動列車制御装置」(ATC)が搭載されており、運転士がブレーキをかけ損なっても、前の列車が駅に止まっていれば強制的にブレーキがかかる仕組みになっている。東急は会見で、ATCが正常に作動したことを確認した、とも述べた。
2012年に北海道のJR石勝線で起きた衝突脱線事故では、ブレーキに雪が固着し利かなくなる現象が起きた。斉藤調査官は「そうした可能性も考えられる」としている。

東横線も渋谷から小杉くらいまでの折り返しだと思った。