JR有楽町駅前で3日に起きた建物火災の影響で止まった東海道新幹線。4日は始発から平常通りに運行を開始した。前夜、帰る足を失った約2300人も新幹線の車中で夜を明かし、4日早朝から疲れた顔で家路についた。
東京駅に最後の新幹線が到着したのは4日午前2時前。在来線に乗り継げなかった人向けに、JRは東京、名古屋、新大阪、博多の各駅で新幹線を「列車ホテル」として提供した。
4日午前5時、東京駅。新幹線内で一夜を明かした乗客がホームから次々に降りてきた。改札前には、特急料金の払い戻しに並ぶ家族連れやサラリーマンらが長蛇の列をつくった。
千葉県船橋市の大学生田所弘典さん(21)は大きなあくびをしながら在来線のホームへ。「まさか新幹線の中で過ごすとは。ぜんぜん寝られず疲れた。昼からアルバイトなのに……」。正月を広島県の実家で過ごした帰りの災難だった。
大阪の実家からさいたま市に戻る途中だった会社員大庭彩美さん(25)は「帰ってゆっくり寝ます」。
兵庫県の実家に帰省していた東京都杉並区の会社員西村俊哉さん(29)はこの日が仕事始め。「車内でも何とか2時間ほど眠れました。家に戻って着替えてから出勤します」
東京都北区の女性(68)は、福岡県で孫に会った帰りに乗った小倉駅の新幹線で、3日午後7時前から計約10時間をすごした。「早く家でゆっくりしたい」と疲れをにじませた。
愛媛県内の実家に帰省した東京都中野区の会社員女性(29)は新幹線の切符がとれず、帰京を3日に切り上げて巻き込まれた。「今年のおみくじは大吉だったのに幸先が悪い。明日からは良いことがあるはずと切り替えます」(中村真理、山口裕起)
■鎮火まで12時間
警視庁と東京消防庁は4日午前、JR有楽町駅近くの火災現場の実況見分を始めた。丸の内署によると、全焼したゲームセンターと半焼のパチンコ店の隙間は10センチほどで、第一発見者はこの隙間の地上2メートルの部分から火が出ているのを見たといい、同署はその付近を中心に調べている。
木の骨組みにモルタルの壁を取り付ける防火対策は施されていたが、それが逆に壁と壁の間の空間を作り、火種も分散して消火に手間取ったという。
■朝日新聞社
引用。
昨日巻き込まれた方々は帰省してたんですね。実は、私そのパチンコ屋さん 有楽町駅に行くとよく見てました。
昔 白鳥っていう喫茶室があったような気がします。