7年生(中1)の息子のプロジェクト。
与えられたテーマは「発明」でした。

 

過去の発明の中から何かひとつ選ぶ。

 

発明した人や、発明品などについてリサーチして、

文章や絵でまとめたり、作品を作ったりする。

2ヶ月くらいかけて家でするプロジェクトです。
 

そして、みんなの前でプレゼンテーション。

 



 

うちの息子は、

「ホバークラフト」を選びました。

 

パッと思いついたのでしょう。(笑)

 

 

ホバークラフト

写真はこちらからお借りしました。

 

 

でね、
息子、ホバークラフトの模型を作ったんですよ。

 

プラスチック製の簡易扇風機と、

乾電池ケースは購入したものを利用しました。



扇風機の風圧で、船体を浮かび上がらせ、

また、後ろ向きの風圧をかけるようにして、

前進させる。

 

言葉で説明するだけだと簡単なのですが、

浮かび上がらせるための風圧と船体の重さのバランスが難しい。

 

効率よく風圧がかかる形、

下向きと後ろ向きの風圧がうまくできるような形・・・

 

それを、

手に入る材料で作る。

 

 

ダンボールでは重すぎて動かない(失敗)

→発泡ボードでやってみよう・・・

 

風圧が弱すぎる(失敗)

→扇風機を2つにしたけど重すぎる(失敗)

→風が出る場所の形と、扇風機の据え付け方、位置を変えてみよう

 

船体の下の部分は自転車の古いチューブを使ってみたけど、角の形がうまく作れなくて空気が漏れてしまう(失敗)

→船体の形を変えてみよう

 

 

もう、忘れちゃって、

リストアップできないくらいの数多くの失敗を繰り返し、

試行錯誤しながら、

ちゃんと浮かび上がって前進するものができあがりました。

 

 

動く模型を見て拍手喝采。ぱちぱち。

 

 

 

プロジェクトの結果をポートフォリオにまとめるのですが、

何しろ、ドイツ語できませんから、
それだけで他の子より数倍もハードル高い。

 

本を読んだり、ネットで探した文章を読んだりして、

発明者の伝記も調べたし、

仕組みも調べました。

 

とりあえず英語で十数ページの文を書き上げました。

 

 

ディスレキシアなのですが、

読み書き能力もかなり進歩してきました。

 

 

あとは、ドイツ人パパに手伝ってもらってドイツ語翻訳。

英独バイリンガルでまとめるそうです。

 

 

 

こういうプロジェクトは、

ほんとうに子供を成長させます。

 

好きなことをテーマにして、作る。

 

試行錯誤が力になる。

 

そして、好きなことをテーマにして、

たくさんの資料を読み、文章を書いて、

読み書きの力も格段に伸びます。

 

 

こういうことを学校でやってもらえて、

ほんとうに感謝、感謝。

成長した息子の姿と作品を見ながら、

しみじみとした感動をかみしめています。