
【呼吸を科学する】〜その4:Proactive vs Reactive
どんな時にそのような呼吸法を活用するのかなぁ?
【Proactive vs Reactive】
呼吸法を意識的に正しくすることは様々な効果があるけど、
基本は2つのタイミングで使う機会があるんだよ。
"Proactive" つまり「先手を打つ」ときに使う方法と、
"Reactive" つまり起きてから「対応的」に使う方法。
Proactiveは正常な状態を「保ちながら」脳の働きを最善の状態にしたい時に使う。また、ストレスを感じる前に動揺しないように使う。
例えば。。
- 試験などの前、または試験をしている時
- 人前でスピーチやレクチャーする待合室で待っている時
- スポーツなど身体活動をするとわかっている時ベンチで。
- 1日の始まり、朝散歩している時など。。
空気を沢山効果的に体に入れ、血液中の酸素を増やすことで脳を活発化させる。
これが意識的にする呼吸法の目的。
酸素を十分体と脳に送り続ける限り、脳を活性化する状態を保つことができる。
長時間の勉強を終えて「脳が疲れた」という感覚になることない?
これは脳がカロリーを消費している証拠。 勉強中は、脳を使うことでカロリーが消費されるわけ。 人間は、1日に約2,000 KCalカロリーを消費すると言われているけど、 このうち脳を使うことによって消費されるのは約2割の、400キロカロリーぐらいって言われているんだよねぇ。
「20%。。」
結構大きよねぇ。。
酸素が足りなくなると呼吸を多くする必要がある。
そんな時は心臓がドキドキしている時。
心臓がドキドキしている時って、物理的に体を動かしている時が多いからわかりやすい。早歩きも含め走っている時とか、階段登る時、スポーツ・エキササイズしている時かね。。。
でも心理的に生じた酸素不足を悟りすぐに対応することができるのはトレーニングしないと上手くできないんだよ。 頭に空気が回っていなくても息が苦しい〜っていうことはないからねぇ。
わからないから普通じゃしない決断をしてしまったり
「なんであんなこと言っちゃったのかなぁ。。」みたいな経験をすることにもなる。
「ド忘れ多いね。。」とか「あのおじさん、いつも頭がボ〜ッとしている」とか。。
忘れやすい人は呼吸をうまくしないので呼吸法改善で問題解決したいうケースが沢山あるんだって。
- 学校のクラスや試験など集中したい時はProactiveに呼吸をする
- 結婚式のスピーチとか、ビジネス会議でのレクチャーをする前に待合室で意識的に呼吸を始める。
- スポーツ大会など身体活動をするとわかっている時は前日寝る前から呼吸法を始める。
- 1日の始まり、今日は素晴らしい日にしたいと思うなら、朝散歩している時に意識的に呼吸する時間を作る。 逆に例えると呼吸法を実行するために朝、散歩する。
Reactiveは自分がコントロールできない環境に遭遇して、心臓がドキドキしてしまった時に「対応策」として使う。つまり、正常な状態に「戻したい」時に使う。
僕たち人間は、走ったり、ジャンプしたり、いろいろな発明をしたり、嫌なことなのに辞めず長時間我慢したりできるけど、90秒ぐらい息をしないと気を失ってしまうか、死んでしまう。そのぐらい繊細で脆い。
だから、正しい呼吸方法を知っておくことは何よりも大切な知識なんだとよね。
今振り返ってみると、
- 受験などで頑張っている生徒さんとか、
- 子育てで頑張っている両親、
- そして可愛いお子さん達。
- ビジネスでスピーチ・発表する機会が多い人、
- オフィスで厳しい上司などから怒られる機会が多い人や
- 仕事でストレスが多い人、
- スポーツマンや、プロ・格闘家。
上げてみればきりがない。。
なんでこんな単純で大切なことを学校や家庭内で教えないのかなぁ?って思うんだぁ。
その呼吸・方法。
至って簡単。
それでは次回。
See ya,
: D