【ムエタイ・合気道・ピアノ】 | カリフォルニアの建築家日記

【ムエタイ・合気道・ピアノ】

【質問】気になります! 是非、教えてくださ〜い。

4. ムエタイ・合気道・ピアノ

  • 50歳を過ぎてからなぜムエタイか? 同時に合気道か?
  • なぜ、ピアノを始めたか? 心耕プロジェクトを突き止めて行ったら、こんな趣味に辿り着きました。。3つの分野に繋がりがあり、もっと深く理解したいと思うんだぁ
 
【答え】
説明すると、とっても長くなってしまいます。。汗
でも、この分野を始めたのは以前から自分が興味があることがら「趣味」を拡大したいからという理由からかなぁ。
ビジネスでガーン!ってやってた時代は中々趣味にかける時間を作り出すことが困難でねぇ。っというより趣味である建築が本職になり、それにどっぷり入り込んだ結果。。というのが正解か。汗
 
ムエタイ
ムエタイはとっても激しい格闘技、日本から生まれたキックボクシングや空手、西洋の空手などいろいろ混ぜ合わせた格闘技術と言っていいだろう。 僕は人として、彼らの動きにとても興味があるんだぁ。
最初はプライベートレッスンから初めてね。体も全く動かず、呼吸すらできない自分が許せなかった。
自分は競技のために練習しているのではなく、実際に何かが起きたらどうなるか?ということを想像して完成されたムエタイのメカニックを学ぶことが楽しく感じるんだ。 
 
若い時のように、スピードや力があるわけでもないから、頭を使ってゴルフのようなメカニックを練習することで筋肉に頼らなくても早く思いショットを出すことができる。また、体がかなり硬くなっているから、練習することで柔軟性をある程度元に戻したいなぁって大きく夢見ているんだよねぇ。。恥
 
ムエタイの面白さは、「動」を極限まで突き詰めていることかなぁ。。
学べば学ぶほど、テクニックとか精神面でのアタックとか、いろいろみえるようになってくるよ。
同時に、防御という視点で見ると、もっと深くすごいなぁ〜って思う。 
 
「強くなる」っいう考え方から、「やさしくなる」っていう心境に変わりつつある。
練習してる時は心臓が爆発しそうなぐらい辛くて嫌だけど、
昔みたいにガムシャラに動くことなく、自分の上にまた自分がいて。。
 
辛い時に、その上から見ている別の自分の声が聞こえる感じ。
 
「それならこうやって体を動かしてみたら。?」みたいなぁ感じで。。
 
どうやら、僕の体は僕のスピリットが使うための道具に過ぎないようだねぇ。。
 
今はそんな感じかなぁ。 
 
 
 
合気道
僕は昔から「合気」という不思議な力の存在に興味があったんだぁ。
日本で育った時はずっと九州の先生から教わった剣道をやっていてね。
試合にでるようになり何度か優勝したりして。。
剣道を練習すればするほど、刀という延長したものから、短刀、さらに手刀に変化した行方は?みたいなことを考える時期があったんだぁ。 当然、若かったし、周りに合気道をしている人もいなかったから合気ということを実際に学ぶことはなかったんだけど。
アメリカに渡って最初に月だったかなぁ。当時行ってはいけない公園を歩いている時に現地のチンピラ数人に絡まれてね。
リンチされたことがあるんだけど、その時生まれて初めて素手でルールなし状況で喧嘩した時、たまたま短い枝があり、それを利用しながら格闘したものの、すぐに折れてしまって何の役に立つことがなかったんだ。でもそれをきっかけに棒を持っているつもりで防御している時、たまたま何かの動きで相手がふわぁって浮き上がったんだよねぇ。黒人の自分より背が高い人だったけど不思議に柔道の一本投げみたいな感じで投げることができてねぇ。 その流れで2人目も投げ、3、4人目は逆につく首落とし。。みたいな 汗。実際は映画のような華麗な動きではなく、チャンバラのような荒れて醜い動きだったけど、あの時感じた人が攻めてくるタイミングに起きる居合と、それを受けた時の不思議な感じが忘れることなく鮮明に今でも残っているんだぁ。当然自分にもダメージがあり、上唇をパックリ破られたので血液が止まらず相手も気が抜けていたのだと思うけど。
 
建築家として世界を動き回っている時、映画俳優で有名なスティーブン・シガールさんとお会いできた時、僕は剣道をやっていたことを知り、彼が合気道というロマンをさらりと語ってくれたのも偶然か。自分は当時、彼が合気道の先生だといいうことは全くしらなかったので「彼は日本のことをよく知っているなぁ」ぐらいしか思わなかったけど、何故か、合気道という不思議な武道はずっと頭から離れていなかったんだぁ。
 
あれから20年以上が経ち、人として体の動き、心のあり方をもっと理解してみたい。そんな理由から合気道を始めることにしたんだぁ。だから、試合とか何段とか、まったく興味なし。合気道を悟った植芝盛平先生とか、それを引き継ぎ世界中で愛されている道を僕も味わってみたいなぁ。って思う。 
 
ビジネスも含み、僕は常に力と力が当たり合う場所で勉強し生きてきたから、
今後は力というエネルギーを受け入れ、どんなことがあっても「合気」として消化したいって思う。
そんなことができる人間になれたら、すごいなぁって思うし、今後一生の課題、夢となりました!
 
一般で言われる合気道ではないけれど、自分が今まで学んできたことを一緒に混ぜ合わせられる「愛気」みたいなものがあるのかもしれないねぇ。笑
 
 
ピアノ
ピアノは昔ら弾けるようになりたかった。だってそうじゃん。歳を重ねたおじさんが、ちょっとおしゃれしてどこかのバーでジャズを弾いてるみたいなぁ。。笑 大人だからお金も少々あるし、かっこいい服とか問題なく着れちゃうし!笑
 
60歳になったら、ジャズピアニストとしてデビューしよう。
自分でやりたいからやるので、すべてただ。みたいなぁ。笑
 
ピアノを習うというより、ピアノの仕組みを大人なりに理解して、
後は得意のハッキングです!
 
従来の練習法はまったく無視。シンプルにメカニズムとピアノという鍵盤のあり方を錯誤しながら、
耳と心だけつかって練習。
 
不思議だよね。鍵盤。
白と黒があり、(昔は黒と白が逆だったり)。
指は各5本敷かないから、両手を合わせても10本で。
その組み合わせからなる音の出し方はあるようで限られてるよ。
 
わざわざ指を重ね合わせて鍵盤を叩くわけではなく。 だから当然、並べて一緒に鍵盤を押すか、1ステップ置いて指を並べるか。。 
 
耳を使うと自然に幸せで優しい音、つまりメジャーな和音が誕生し、
真ん中の中指をちょっと左か右にずらすだけで、少し不安そうな音や悲しそうな音、つなりマイナーな和音ができる。
この「和」は言ってみれば武道の「合気」にているような感じがする。
それを発展していくと、7thや11th、ちょっと緊張感がある音や、だら〜っとした辛そうだけどまだ生きる意欲がある音もできたりする。
 
不思議だよね。。 音楽って。
 
これはピアノだけじゃなくても経験できるんだけど、やっぱいピアノが一番わかりやすいなぁ。って思う。
 
当然、名曲を聴いくとその作曲家がどのような心境でその曲を作ったのかをもっと味わえるようになるし。
これが日本語で言う、「音楽鑑賞」って事だったんだねぇ。 以前は全くそのような意味がわからなかった。汗
 
好きな名曲を見つけると、今度はその曲を100、または500回ぐらい聞いて自分でも弾けるようになりたくなる。
楽譜を読めない僕は聴きながら何回も何回も音を重ねるようにして、3ヶ月もすると何らかの曲になってくる。
そこまでくると、自分なりの表現を加えてみたり、作曲家の心境になったつもりでその曲を弾いてみると昔の場所にいるような感覚すら体験できるようになる。 自分なりに理解した彼らの心境。  昔の人は感情表現が敏感で美しかったなぁって思う。
 
同時に、昔も今も心のあり方はあまり変わっていないのかもしれないなぁ。。って思うんだぁ。
 
今度は自分でも作曲してみようっと。
 
 
See ya, 
 
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