【クウェート】サファー流 ライフスタイル・デザイン
【クウェート】
الكويت
文化の違いを経験するということは
自分の文化を理解するということ
女の子は誰だってお姫様になりたいし、男の子は誰だってヒーローに憧れる。
自己主張を優先するのではなく、違った視野を理解して受け入れることを学ぶことが、
グローバル人であるために一番大切なことだと思うなぁ。
これまでに訪ねた国、30国以上。。汗
決まって思うことは
「どこに行ってもみんな同じ」
ということかなぁ。
【サファーとの出会い】
サファッ流 ライフスタイル・デザイン
パキスタン出身のSafaat (サファッ)は
クウェートへ出稼ぎに来ている。
アメリカから来たって知ると彼は
「是非、僕の娘を一緒に連れて行ってください。。」
「無理なんて言わないで、連れて行ってください。。」
とても心が痛む。
母国パキスタンで両親と3人の子供をサポートしていると言う。
彼の月給150KD (Kuwait Dinar)
日本円では4万4千円ぐらい。
この150KDから
アパートを含む生活費 50KD、
携帯電話 10KD
家族への仕送り 50K
残り(40KD)を貯金する。。
帰りの飛行機代が50KD、
またここへ戻ってくるために50KD。。
母国での生活費50KDを稼ぐために
60KD出費している。
貯金の40KDも3ヶ月後には旅費として出費してしまう。
「計算が合わない。。。」
心の中でそう思っても、
最初は正直に伝えることができなかった。。
クウェートでは60%以上の労働者がパキスタン人
彼が抱えているチャレンジは
個人レベルを越えたとっても複雑な問題だということは十分理解している。
自分で責任が取れないなら
何も言わないほうが。。。。。
。。。。。。。。
。。。。良かったのかもしれない。。汗
【サファー流ライフスタイル・デザイン】
「このままでは出稼ぎが続き家族と合う時間が全くできないし、」
「成長する娘さんをみることもできないよ。。」
とっても複雑な問題で、個人的な意見だったけど
自然に言葉が出てしまったんだぁ。
「こんな無責任なことを言っていいのだろうか?」
昼食後、クライアントがお祈り、昼寝の時間を利用して
サファーとのライフスタイル・デザイン会議をすることになった。。
「サファー、まず頭の中をクリアーにして重要なことからやってみよう。」
「今のままでは計算が合わない。」
「でも、母国に帰っても仕事はないし、
ここなら母国と比べれば収入の量が違う。。。。」
サファッだけではない思う。
時給、月給、年収と
一般では量が多ければ多いほど優れていると思いがちだものねぇ。
時給1000円の仕事でも
1000円稼ぐために2時間かかり交通費を1500円払うならば、
日給4500円ということになる
(1000円x8時間)ー(2時間x1000円+交通費1500円)=4500円
これを時給に直せば450円。
(※2時間の通勤があるので一日10時間の労働となる)
もし、ローカルで仕事が見つかるとすれば、
時給563円 という仕事を8時間することと同じことになる。
(※4500/8時間)
通勤で使っていた時間は家族とゆっくり過ごしたり、
趣味の時間に。。
当然、実際はこんなにシンプルではないと思うけど、
ちょっと見方を変えて計算してみると
様々なチョイスがあるということに驚くと思うよ。
つまり、表面だけの番号を見るだけでは
自分のライフスタイルにふさわしいとは限らないということ。
自分らしいライフスタイルをデザインする
「お金は量じゃなくて川に流れる水と考えるようにするんだよ。」
大きなお金を作ろうとする考え方はいつになっても辿り着かない。
なぜなら、お金はいくらあっても足りないからねぇ。 笑
「まず、どうやったら川に水が流れるようにするのかを考えること。」
「。。。。。」
サファッの表情が真剣になった。。
「川に水が流れば、みんなが水を飲みたいって言うでしょう?」
「水を飲むことは誰もが必要としていることだからねぇ。」
「ここクウェートでは水はオイルより高いんだよ。。
僕にはそんなお金なんかないです。。」
サファーはそういうと下を向く。。。
「違う。違う。。」
水を買うのではなくて、水を提供する立場になるのはどうかなぁ。。」
サファーのライフスタイル・デザインはこうやって
現場のど真ん中で始まった。。。 汗
→その2を読む
(6月27日発行予定)
See ya,
:D
الكويت
文化の違いを経験するということは
自分の文化を理解するということ

女の子は誰だってお姫様になりたいし、男の子は誰だってヒーローに憧れる。
自己主張を優先するのではなく、違った視野を理解して受け入れることを学ぶことが、
グローバル人であるために一番大切なことだと思うなぁ。
これまでに訪ねた国、30国以上。。汗
決まって思うことは
「どこに行ってもみんな同じ」
ということかなぁ。
【サファーとの出会い】
サファッ流 ライフスタイル・デザイン
パキスタン出身のSafaat (サファッ)は
クウェートへ出稼ぎに来ている。
アメリカから来たって知ると彼は
「是非、僕の娘を一緒に連れて行ってください。。」
「無理なんて言わないで、連れて行ってください。。」
とても心が痛む。
母国パキスタンで両親と3人の子供をサポートしていると言う。
彼の月給150KD (Kuwait Dinar)
日本円では4万4千円ぐらい。
この150KDから
アパートを含む生活費 50KD、
携帯電話 10KD
家族への仕送り 50K
残り(40KD)を貯金する。。
帰りの飛行機代が50KD、
またここへ戻ってくるために50KD。。
母国での生活費50KDを稼ぐために
60KD出費している。
貯金の40KDも3ヶ月後には旅費として出費してしまう。
「計算が合わない。。。」
心の中でそう思っても、
最初は正直に伝えることができなかった。。
クウェートでは60%以上の労働者がパキスタン人
彼が抱えているチャレンジは
個人レベルを越えたとっても複雑な問題だということは十分理解している。
自分で責任が取れないなら
何も言わないほうが。。。。。
。。。。。。。。
。。。。良かったのかもしれない。。汗
【サファー流ライフスタイル・デザイン】
「このままでは出稼ぎが続き家族と合う時間が全くできないし、」
「成長する娘さんをみることもできないよ。。」
とっても複雑な問題で、個人的な意見だったけど
自然に言葉が出てしまったんだぁ。
「こんな無責任なことを言っていいのだろうか?」
昼食後、クライアントがお祈り、昼寝の時間を利用して
サファーとのライフスタイル・デザイン会議をすることになった。。
「サファー、まず頭の中をクリアーにして重要なことからやってみよう。」
「今のままでは計算が合わない。」
「でも、母国に帰っても仕事はないし、
ここなら母国と比べれば収入の量が違う。。。。」
サファッだけではない思う。
時給、月給、年収と
一般では量が多ければ多いほど優れていると思いがちだものねぇ。
時給1000円の仕事でも
1000円稼ぐために2時間かかり交通費を1500円払うならば、
日給4500円ということになる
(1000円x8時間)ー(2時間x1000円+交通費1500円)=4500円
これを時給に直せば450円。
(※2時間の通勤があるので一日10時間の労働となる)
もし、ローカルで仕事が見つかるとすれば、
時給563円 という仕事を8時間することと同じことになる。
(※4500/8時間)
通勤で使っていた時間は家族とゆっくり過ごしたり、
趣味の時間に。。
当然、実際はこんなにシンプルではないと思うけど、
ちょっと見方を変えて計算してみると
様々なチョイスがあるということに驚くと思うよ。
つまり、表面だけの番号を見るだけでは
自分のライフスタイルにふさわしいとは限らないということ。
自分らしいライフスタイルをデザインする
「お金は量じゃなくて川に流れる水と考えるようにするんだよ。」
大きなお金を作ろうとする考え方はいつになっても辿り着かない。
なぜなら、お金はいくらあっても足りないからねぇ。 笑
「まず、どうやったら川に水が流れるようにするのかを考えること。」
「。。。。。」
サファッの表情が真剣になった。。
「川に水が流れば、みんなが水を飲みたいって言うでしょう?」
「水を飲むことは誰もが必要としていることだからねぇ。」
「ここクウェートでは水はオイルより高いんだよ。。
僕にはそんなお金なんかないです。。」
サファーはそういうと下を向く。。。
「違う。違う。。」
水を買うのではなくて、水を提供する立場になるのはどうかなぁ。。」
サファーのライフスタイル・デザインはこうやって
現場のど真ん中で始まった。。。 汗
→その2を読む
(6月27日発行予定)
See ya,
:D