【成功について】〜その1「成功への旅」 | カリフォルニアの建築家日記

【成功について】〜その1「成功への旅」

ビジネスワールド・招待講義にて


「:Dさん、最後に一つだけメッセージを。。。」


もし一つだけメッセージを送るとしたら。。。


Uhhhn… 当然話す相手によって変わってくるけれど
最近はこんなメッセージを伝えてるようにしてるんだぁ。


" Being a successful professional
isn’t as important as being a good person "



とっても深い意味があるけれど、
とってもシンプルな表現だと思うんだぁ。



success【名】
1. 成功(者)、合格、大当たり、上首尾、上出来、幸運

2. 立身、出世、活躍

Source: Alc.co.jp






【成功への旅】 ~

カリフォルニアの建築家日記
南国の島でカクテルを飲む時も、ニューヨークでスポーツカーを乗りまわす時も何か物足りなさがあった。 成功とはイメージではなく、いくつかの感情が集まった心の状態を言う。 成功したのに満足しない自分を見つけたら成功という意味をもう少し深く考えるようにしてみよう。  いつになっても成功できない自分があるとしたら、成功をどのように計っているのかを明白にしてみよう。



「成功」という言葉を僕たちは多く使う。



「将来、絶対成功する人になりたいです。。」


「成功されていてうらやましいです。。。」


「こんなに早くセミ・リタイヤされた成功の秘密を教えてください。。。。。」




僕が「成功」という言葉を気にするようになったのは
大学に通う時期ぐらいだろうか。


お金持ちが集まるプライベート・スクールで有名なUSC。
(University of Southern California: http://www.usc.edu/


言ってみれば成功者の「子供」が集まる大学。


自分のバックグランドはお世辞でも彼らと同様とは言えなかったけれど
子供・学生にとってみれば「家系」なんて全く気にする事はなかったし
みんなと一緒にクラスへ通うのは当たり前だった。


日本人学生としてアメリカには家族・親戚がいない自分にとって
アメリカでの祭日は結構孤独な日々もあったけど、
そんな自分を気にしたのか沢山の友達が彼らの家へ招待してくれた。


アメリカの祭日:イースター、ベテラン、感謝祭、クリスマス。。
普段の学生生活とは全く違う友達の顔を見る事ができた。

学内ではハンバーガーやポテトフライをゴジラのように食べていた友達もフォーマルな夕食では映画のようにシルバー(フォーク・ナイフ)を使いこなしていたり、 

パンク・ロックのような破れた服や髪を青く染めていた友人も
オペラハウスでは女優のようなドレスをまといVIP席に座りドリンクを
上品にオーダーする。。


プライベートの彼・彼女のライフスタイルは
自分が普段経験したことがない世界だったから
憧れるようになったのは自然なことなのだと思う。


そんな王子様になったような経験をすることがとてもアトラクティブだったけど
一番興味深かったのは彼らの両親やその友達と話しをする時だったなぁ。。



「君のことは良く話しを聞いているよ。」

「何事にも興味深々でちょっと変わり者?だということもねぇ。。笑」

「私は日本人をとても尊敬しているよ。 君はどの街から来たのかな?」



当時はまだインターネットなどなかった時代だから
日本という国はとても遠くにある世界のように感じていたのだろうねぇ。


大きなワイングラスを間にいろいろな事を教えてくれたのを覚えているよ。。。




「いつも自身に満ちた人」と話す度に

「つねに難問にチャレンジしている人」を見る度に


「成功」という理想像を強く意識するようになった。





「みんながしていないことができる人」と時間を過ごす度に

「いつも沢山の友人に囲まれている人」と会う度に


自分も「成功したい」という夢を強く意識するようになったんだぁ。




当時「成功」とは「憧れ」であって
何か特別なことをしなくては成功できないと
思い込んでいたんだぁ。



「成功」とは限られた人のみ与えられるものであって
自分ではコントロールできない宝くじのようなものだと思っていたからねぇ。




同時に、持って生まれた才能も必要だと思っていたよ。

「成功」と聞くとどうしても他人と競い
勝ち抜いた結果と思いがちだよねぇ。




「あなたのように成功したいです。」


「成功の秘密を教えてください。」



当時、憧れた人に会う度に必ず同じ質問をしたんだぁ。




答えは様々だったなぁ。


「成功したいなら人をよく学びなさい」

「成功したいなら人がしていないことをしなさい」

「成功したいなら努力しなさい」

「成功したいなら一流企業へ就職しなさい」

「成功したいなら人脈をつくりなさい」

「成功したいなら、失敗しなさい。。。。」




どんなに複雑そうな問題でも
成功者の話しを聞いてみると簡単そうに思えたのも事実だった。



だから、「成功についての話し」がとても好きだったんだぁ。
話していると益々自分でもできるように思えたからねぇ。





ある日、こんな質問が頭を過ったんだぁ。




「。。。でも、なんで成功したいのかなぁ?」




あの時から「心」というもう一つの自分に耳を傾けるようになったと思う。




「なぜ、成功したいのか?」


「もし成功の仕方がわかったとしても成功しているってどうしてわかるのかなぁ?」


「成功したいと思う理由はなんだろう?」




険しく遠い成功への旅が始まった。
本当はすぐ隣に成功があるのにねぇ。




See ya,



:D