【:D流  恐怖・不安克服術 5つの方法】その2 | カリフォルニアの建築家日記

【:D流  恐怖・不安克服術 5つの方法】その2

【:D流  恐怖・不安克服術 5つの方法】 ~その2

カリフォルニアの建築家日記
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2)すべての恐怖・不安を一度に克服する必要はない


誰だって不得意なこと、恐怖に感じる事は沢山あるよねぇ。
苦手なことは避けられるなら、避け続けたい気持ちは解るけど、
現実は避け続ければ避け続けるほど不安な気持ちになるもの。



僕のケースで例えると、恐怖・不安の一つとして「スピーチ」があった。


「人前で話す。。」





建築家としてアイデアを他人に明白にコミュニケーションすることは
欠かせないことであり、
コミュニケーション無しでは助けを借りる事もできないんだよねぇ。


増して、言葉が違う国々でプロジェクトを進行するんだから、
自身をもって公共でスピーチすることは当然だし、
開発地域では沢山のコミュニティーと将来のビジョンを話す責任があったり。。


英語など他の言語でスピーチするとなると
プレッシャーも2倍、3倍に感じたこともあったなぁ。。




「自分の言葉が通じなかったらどうしよう。。」

「みんなに笑われたらどうしよう。。」

「大事なポイントを忘れてしまったらどうしよう。。。」




将来起こり得る問題(スピーチ後)を頭の中に思い浮かべては
不安で心臓がドキドキしたこともあったなぁ。



実際は起きもしないことばかり考えては。。


「あ~なったらどうしよう。。」

「こうなったらどうしよう。。」




そんな、解らないことに沢山の時間を費やしたこともあったよ。。


やってみなければ、わからないのにねぇ。





最後の究極の答えは←答えになってない。。汗

「仮病を使って逃げよう」。。。とか。 笑



当時の自分は言語・見かけという壁がとても高く
努力する前から負け試合をしているような感覚だったんだぁ。。




「日本人だから英語が苦手。。。。」


「イタリア語はまだまだだから、プレゼンなんて不可能。。」



失敗するケースの方が成功するチャンスより当然多い。


恐怖・不安を克服する鍵とは
失敗する可能性を考えるより、
成功した時のインパクトを明白にすることなんだよねぇ。





【自信がない自分】

アメリカの大学に通う当初、

デザインコース中間発表で緊張のあまり言葉がでなかったことがあるんだぁ。

この世が終わりではないかと思えるほど辛く冷酷な時間を過ごした後、
教授はとても大切な助言をくれたんだぁ。



「君のデザインはすばらしい。 良く勉強しているし現実身もある。」


「しかし。。。アイデアを他人に表現できなくては
    それは良いデザインではなくなってしまうよ。」


「コミュニケーションは言葉が問題じゃない。英語のせいにするのはどうかなぁ。。」




正にその通りだった。



結果、大学の近くに隣接する短大で「スピーチ」のクラスをとることを決意した。
当時一番不安と思っていたこと「スピーチ」を克服したかったからねぇ。





【スピーチとは表現】

週二回、50分の授業だったなぁ。


「Hi. everyone.」


とっても明るい先生マーサはそう言うと早速スピーチレッスンに入った。


「今日から沢山の事柄をカバーするわよ。」


「まずは自己紹介から。。」



20分ぐらいだっただろうか。。


マーサがどこから来たのか、どのように育ったのか、家族構成から、彼女の趣味、
なぜここでスピーチを教えているのか? アメリカ人としての問題点と可能性。。
スピーチの素晴らしさ。。


一つの映画を観ているような思いで彼女のスピーチを聞く事ができた。
完璧どころか、彼女に親近感すら感じることができたんだぁ。




スピーチが終わると彼女は、

「さぁ。今度はあなた達の番よ。。」




「あちゃぁ!」


しかも、自分がクラスメイトの先頭をきって一最初に話すことになった。。



「はい。だいすけです。。 日本から来ました。。。。」


「。。。。。。。。。」


京都のお寺で座禅を組んでいるかのような静けさ。。

「。。。。。。。。。」





結果は。。



「最悪」 ・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。 ←絵文字登場!


そのようにして幕を開けたスピーチのクラス。

大変は生徒を抱えてしまったなぁ。。とマーサは思ったことでしょう。。


クラスが終わり帰り際、


「だいすけ、だいじょうぶ。 ここは英語のクラスではないわぁ。」


「ここではスピーチ、表現を練習してほしいからぁ。」





【赤いリンゴ】

スピーチにもいろいろな表現の仕方があるよ。

事前に用意した「スクリプト」を読む方法、

言葉一つ一つを事前に暗記して、本番でそのままアクトする方法。

スピーチの内容からポイントだけをリストアップしてポイントづつ話す方法

または、究極の「フリースピーチ」




スピーチが苦手な僕にとって恐怖を感じていたの理由がいつかあった。

最初にその理由を紙に書く練習をした。 
結果、大きく分けで3つあった。


◯ 話しが途切れてしまったらどうしよう
◯ 上手く発音できなかったらどうしよう
◯ 笑われたらどうしよう


マーサはニコっと笑い、


「これは。。スピーチの内容ではなく、自信の問題。。」


じゃぁ、今日からあなたはフリー・スピーチねぇ。。。



「それじゃ、これから3分間、これを見て観察して。」




机の上に赤いリンゴがあった。。



3分後。。



「はい、これから15分間、このリンゴに関すること全て私に話して。」



「Ready, Go~!」




「ぎゃぁ~!」


突然のリクエストにおろおろする暇もなく、
彼女は時計を片手に僕を見つめているではないかぁ。。


「Well,.. Go ahead.. I am waiting..」
(はい.どうぞ。。 既に始まってるわよ。)


彼女だけではない、クラスメイトのみんなも見つめている。。


緊張、緊張から一言。。


「This is an apple..」


そうすると、みんなが大きな声を出して笑った。。。


「ショック。。」


でも笑っている顔を見ると自分もなんだか緊張がほぐれたような感覚だった。


「これはリンゴで、リンゴは赤くて。。」


「赤いリンゴは丸くて。。。上に、ほらぁ。 なんだか棒が。。」


「この棒、なんて言うの?」




「Stem!」



クラスのみんなが答えてくれる。。



僕は続けた。。


「リンゴにもいろいろな色があるよねぇ。」

「赤、緑、黄色。。」

「リンゴを絞ったリンゴジュースは好きだなぁ。」

「酸っぱいのはあまり好まないなぁ。」

「リンゴの皮むきは得意じゃないなぁ。。」

「リンゴというと僕はニュートンを思い出すなぁ」

「彼はリンゴが横で落ちるのを見て重力を知ったんだよねぇ。。」 

「どうやったらそんな創造力が養うのか。。」

「始めてリンゴを食べたの覚えている?」

「リンゴはいろいろな料理に使えるよねぇ。。」


「。。。。」





「リンゴ、リンゴ、、」




気がつくと15分を知らせるベルがなった。。



「それでいいのよ。。 スピーチって。」



顔を真っ赤にしながら話した僕のスピーチは当然最悪だったと思うけど、

スピーチを終えた時の感覚は言葉では表現できないくらい嬉しかったよ。




以後、ランダム・フリー・スピッチを毎週練習した。



今日は「たまごについて」



今日は「ゴキブリ。。について。」





練習する際、こんなことが解ってきた。



怖がっていることを最初にやってしまう!



◯ 話しが途切れてしまったらどうしよう
◯ 上手く発音できなかったらどうしよう
◯ 笑われたらどうしよう


リンゴのスピーチでは意図的ではなかったけれど、
最初の言葉でみんなが笑ったよねぇ。


これは僕がスピーチ前に怖かったことであり、不安だったこと。。


でも実際にその恐怖を体験すると
創造していたより全然問題ではないということを体験する。



そうなんだよねぇ。


恐怖・不安は勝手に自分が抱いた感情であって
実際経験すると大した事がないことが多いんだよ



小さな、スピーチを終え、次は政治について20分。

夢について30分っと徐々に時間を延ばしていく。



5人の前で練習し、

次は10人、50人、100人。。



今ではレクチャーや政府との会議などでステージに立っては
照明灯で眩しくてみんなの顔が真っ黒で見えないくらい大勢の前で
スピーチする機会もあるけれど、
全てを一度に克服したわけじゃないんだよねぇ。



当然、今でも沢山学ぶことがあるよ。
でもねぇ、恐怖・不安と感じることはなくなったんだよ。




反対に心臓がドキドキする瞬間が楽しくてエキサイティングするほどに。。。



不思議だよねぇ。



昔は一番大嫌いな恐怖であり、不安であったのに。。



すべての恐怖・不安を一度に克服する必要はない

小さなステップを踏めば、
どんな大きな恐怖・不安も克服するということなんだよねぇ。




“Baby Steps are Okay”









◎ 早速、トライしてみよう

今一番感じている心配ごと、恐怖・不安を紙にリストしてみよう。

その事柄を3ステップに分けて小さく、軽いことから練習してみよう。

どんなにクレイジーと言われていることも小さいことから練習すれば
恐怖を興味に変えることができるようになるよ。


関連記事を読む→http://ameblo.jp/e-volution/entry-10826180891.html






次は

3) 不安は「成長できるチャンス」と考えアプローチする
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See ya,


:D