【華道家との出会い】香港 〜学ぶ事に美しさ | カリフォルニアの建築家日記

【華道家との出会い】香港 〜学ぶ事に美しさ


【学び続けること】


今日もいい天気だなぁ
香港でこんな快晴は珍しいんだって...


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晴れ男って言われるんだけど。。。

カリフォルニアに渡って21年、
僕ね、傘持ってないんだよねぇ。。汗

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今年から香港アート美術館のメンバーになったんだぁ。


Victoria Houseというところで
メンバーが集まるパーティーがあるんだってぇ。

言ってみれば、
「Tea & Dim Sum」

英国式、東洋式

香港って上手く西と東が混ざり合った文化だなぁ。


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途中、こんな風景も。

本当に、香港らしいよねぇ。
昔ながらの船と近代建築が隣合わせ。

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Victoria Houseはビクトリア・ヒルの頂上にあるんだよ。

この場所はいろいろな歴史があるんだぁ。
昔はイギリスの政府関係が持ち主だったり、


建物を訪ねるって
歴史も一緒に学ぶことなんだよねぇ。

昔は歴史の授業なんて興味なかったのに。。
今では自分から関心を持つのはなぜだろう?


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わぁ!。

あの楽器、なんていうんだっけ?

とっても綺麗な音だなぁ。

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ちょっと早く着いちゃったみたい。

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庭には香港が見渡せるガーデンがあってねぇ。

素晴らしい景色だったよ。



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このパーティーは
香港美術館メンバーで
ローカルのアーティスト達を応援するために
いろいろなチャンスをクリエートするために集まっているんだぁ。

アーティストの卵が沢山集まり
自分の作品を一生懸命説明していたよ。


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主催者(このVictoria Houseに住む)が
今日来てくれたみんなにアートの大切さや
僕たちがこれから頑張らなくてはならないチャレンジなどを
真剣に語っていた。

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こんなに大変な社会だからこそ、

沢山のチャンスが生まれ、消えていくからこそ、

アートを大切に、忘れていけないんだぁ。

アートって贅沢でなく、
人として生きるための証拠なんだよねぇ。

人として感じる表現。

「アート」

心から受け入れることを忘れてはいけないんだなぁ。

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自分ももっとアートを続けよう。





【華道家
との出会い】


「こんにちは。。」

スージの明るい挨拶に
何も気にしないような雰囲気な彼女。


「とても厳しい方なんだぁ。。」
というのが第一印象。


Lucille (ルシール)は
少し足が弱っているみたいだけど
目の奥は凄くしっかりしているんだぁ。


“生け花”、つまり “華道家”である彼女は
ゆっくりとした、自分のペースで話す。

周りの状況にはあまり気を向けず、
真剣に生徒がクリエートしたアートを
もくもくと見物しているんだぁ。

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触れるものは触って、
小さいものは自分がわかるまで
近くに寄って見る。


こんなシンプルな行動なのに、
とっても存在感があるんだぁ。


いつもベルサーチのハンカチーフと
スカーフを決めて「自分はまだまだ現役」って感じでね。。




庭に戻ってきて、スージーをつかまえては

「この本。 この間説明したことが書いてあるわよ。。」

「是非、読んでごらんなさい。。。私はもう読み終わったから。」


彼女は日本の華道やアートに関することも
深く今でも学んでいるようだった。


 
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なぜだろう?

彼女の横にいると
不思議と自然にゆったりとした気分になってくる。。


今日ここに来た理由も忘れてしまったような、
とっても不思議な気持ちになった。


“何かを置い続けるロマン”

“自分というものを磨き続ける集中力”

“他に何も必要ないような不動な自身”


生前、おじいちゃんと散歩した時のような
安心感。





すごーく小さな声で話すルシール。

今日一番好きになったアート。

それは彼女自身。





「夕方は何か予定があるのですか?」という質問に彼女は

「今夜はダウンタウンでオペラを観にいくの。」 、、、だって。

すごいなぁ。 

彼女の行動力。





帰り際、車を降りる彼女をサポートする機会があってね、

最後に握手して“さよなら”を言ったら、

「ほぉ。 あなたは見かけによらず、とても暖かい手をしてるのねぇ。」
って小さな声でニコっと微笑んでくれたんだぁ。


ルシールの華道家としての偉大さが
その瞬間少しだけ感じ取れることができた。。。
。。。。気がするんだよねぇ。。



ルシール、
これからも益々元気で。


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See ya,


:D