【ザァ組織・社会階層に生きる時】6 Degrees of Separation | カリフォルニアの建築家日記

【ザァ組織・社会階層に生きる時】6 Degrees of Separation

【ザァ組織・社会階層に生きる時】~コネは“Coネクションの根”と読む
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“コネ”、“コネ”、“コネ”。。。
でも“コネ”っていったいなんだろう?

“コネ”、つまり“Connection”(繋がり)。

「ふ~ん。。」

自分と繋がっている人々を言うわけだよねぇ。

友達の友達とは意見が合わないかもしれないけれど、
友達の知人には知り合えることができることは確かだよねぇ。

“この人を紹介してやる。。”という行為から
“この人と会うべきだよ。”という愛情に変える事はできないだろうか?


つまり、お互いが探し合っている事柄を理解できれば、
何の駆け引きもなく、普通に出会う事ができるんだぁ。

求めるもの
与えるもの。。


こんなシンプルな関係を理解すれば、
誰にだって“コネ”を育てることができる。




【素晴らしい“コネ”を持つ人の共通点】

素晴らしい“コネ”を持つ人は
“コネ”(繋がり)ではなく、“関係”(Relationship)と思っているんだぁ。

素晴らしい“コネ”を持つ人は
紹介した結果、自分に利益があるという考え方ではなく、

相手同士が知り合った結果、
その効果を喜びあえることが目的にしているんだよねぇ。


素晴らしい“コネ”を持つ人は
常に何かを創造し、造っているんだぁ。

“関係”とはお互いを必要としている状態を生み出すということで、
両者が求めたり、与えたい事柄を自分なりに理解しているんだぁ。


当然、関係を造るといことに“責任”がある。
つまり、関係ができた同士のスタンアードや心のあり方が共通していなければ、
どんなに良い友人でも“素晴らしい関係”にはならないということがわかっているんだよ。。



SWさんは世界中で頑張る人々を多く知っているんだぁ。
なぜ?って考えると当然だったよ。
だって、SWさん本人が世界レベルで頑張っていて、
常に自分自身のスタンダードを向上するために努力しているんだぁ。

当然、SWさんの周りにはそんな彼女をサポートしたい人々が自然に集まってくる。

“何かに向かって情熱を感じ、
頑張っている人の側にいることは誰だって心地よいものだから。。”

                                 SW



JWさんは彼が所属する業界とは全く関係ない方々を良く知っているんだぁ。
自分の時間を裂いてでも沢山の人々を紹介しては、みんなでガヤガヤ会食を楽しんでいる。。

「これは凄い!」と思ったら、

“この人に会うべきだ! 
   そうすれば彼らの夢が叶うし、素晴らしいことが起きるぞぉ!”
                                    
                                  JW



KUさんの場合、
長い教師生活から考えられない数の“人生における生徒”を生み続けているだぁ。
“教育”という、とても難しいテーマの中で一生懸命生徒と対話し、情熱という魔法を使い“おちこぼれ”と呼ばれた子供達を“開拓者”に変える彼女。
興味深いのは、その生徒が大人になってからも様々な分野で類似した関係を造り出しているんだよねぇ。。


“私は“感”がいいのよねぇ。 この人はこの人と会うと素晴らしいことが起きるってわかっちゃうのよぉ。。”

                                 KU



「そもそも、なぜ彼ら、彼女達は沢山の人々を知っているのかなぁ?」

答えは簡単で、とってもシンプル。

彼・彼女達は沢山人々を知る前から、
自分の数少ない友達を紹介していただけなんだよ。


「じゃぁ、友達がいない場合は?」

それも簡単。 友達がいない。。ということは考えにくいけど、
実際、友達がいなかったとしても、自分を紹介していたわけだぁ。。 笑。



「じゃぁ、なぜ、そんな利益にもならない事を人はするのだろうか?」

その理由もシンプル。
結局、人って他人が喜ぶ顔を見たいんだよ。
そうすることで、自分の心も満たされるということなんだよ。


これって本能みたいなもので、心理学では説明することが難しいよねぇ。
“人の本質”みたいなものだから。

水は上から下に流れるように、
人は人が喜ぶことをしたいものなんだよねぇ。

「なぜ、赤ん坊に悪者はいないのか?。。」
考えてもナンセンス。


この“感情”という尺度を使って行動する人も
世の中には沢山いるわけ。


人が喜ぶことをすればするほど、成功している。
そういう人が“愛に満ちた人”という事になるわけカナ。

だから、当然みんなから愛されている。
だから、困った事がある時は沢山の人々が助けの手を延ばしてくれるんだよねぇ。

当然、それを利用する人も沢山いる。
当然、利用されて誤解を受ける人だって沢山いるんだよ。



でもね、
与え続ける限り、必ず感情は満たされるんだよ。
感情が満たされれば、他に必要なものなんて何もいらないから。。。

物、お金、名誉、権利。

社会的資源を集める旅の最終駅も同じく“感情を満たす”という目的があるんだって。
でも、限られた世界の中で争う戦いはとても辛い旅になるんだぁ。
やっと目的に達成したと思えば、もっと多く集めたくなる。。
いくつ集めても満たされることのない旅になってしまうんだよ。。。

人が喜ぶ顔を見る旅はもっとシンプル。
小さいことでも与えた瞬間、心が満たされていく。
与えれば与えるほど、どんどん心が満たされていく。

与えれば与えるほど、亡くなるはずの愛は
心が満たされれば、満たされるほど、どんどん生まれてくるんだよねぇ。



【当たり前のような事だけど】

当たり前のようなことであってほしいよねぇ。
ず~とこれからも。


何も無い時だからこそ、与えるものなんだよねぇ。
与えるということは“与えるものを放棄”することではないよぉ。

社会的資源を尺度として心を満たすのではなく、
感情・愛という尺度を使って心を満たすということなんだよ。



「結局、自分の心を満たすために行動しているの? 
                 そんなの自分勝手すぎない?」


自分はこのような質問を沢山したことがあるんだぁ。
視野を変えれば自分勝手かもしれない。。。


でもねぇ、同じような質問は沢山あるんだよぉ。

「世界中で餓死しそうな子供がいるのに、
なぜ、お腹が空いたらご飯を食べるのか?」

「家がない人々がいるのに、
なぜ、眠くなったらベッドで寝るのか?」

「なぜ、トイレにいくのか?」

「なぜ、人は心を傷つける行動をするのか?」

「なぜ、人は話すのか?。。。。」


「。。。。。。」




結局ねぇ、

“自分勝手”という考えは相手や周りのスタンダード(基準)に沿わなかった時に感じる行動であって、社会や他人を傷つけていない限り迷惑でなく、“Proactive”(積極的)ということだと思うんだぁ。



【6番目に自分は立っている】

感情・愛を尺度として心の満たす。

与えることの喜び。

こんなシンプルな目的で人々は繋がっているんだって。
自然界にはとても不思議なルールがあるよねぇ。

6 Degrees of Separationって聞いたころあるカナ?

世界中に住む人々からあなたは6番目以内に繋がっている。。。


演劇ライターで有名なJohn Guareの作品の一つ“Six Degrees of Separation”
世界中の人々の心に残る作品だよねぇ。

Johnの事をもう少し深く学ぶ
http://en.wikipedia.org/wiki/John_Guare

 
1degree (ワン・ディグリーと発音する)とは
自分から始まって最初に数える“知人”。

例えば、
お父さん、お母さん、兄弟姉妹、
従兄弟、叔父さん、叔母さん、
そして沢山の友人。。。

自分が直接連絡できる“知人”がOne degreeというわけ。



向上することのない経済不況の中、会社や社員の生存がかかっていた時、
“人脈”ということを真剣に考えるチャンスがあったんだぁ。

毎日、時間は止まる事がなく流れ続け、日に日にキャッシュフローが止まり始めていた時、自分は沢山の“ワンディグリー”、つまり一人目の友人しか相談する宛はないって知らぬ間に思っていたみたい。。。


ある日、10数年の間に集まった名刺を広げ、

「この人も知ってるし、こんな人とも繋がっていたんだぁ。。。」ってねぇ。

Outlookのアドレスをみたら100人が1000人、5千人??

でもねぇ、3年も経てば、
「この人誰だれ?」

自分がその人を良く知っていないのならば
“友人”とは言えないよねぇ。。

当然、相談をするばかりか、その方を思い出すことから始めたりして。。
結局、“名刺で知るコネ”なんて何の役にも立つはずがないわけだぁ。

「“コネ”がないから。。」という時は
殆どの場合この“ワン・ディグリー”を見ている時だったんだよねぇ。

One Degreeの友達はやっぱり“数”ではなく、“質”。
“良き友”を一人一人大切にすること。

こんな当たり前なことができていなかったような自分。

何千人、何万人の名刺人を知っていても
相手が必要としていることがらを知らないのなら、
どんなに探しても繋がるわけがないんだよ。


“少数の友達を条件なく大切にすること”
まさに、Less is Moreの世界。

家族、友人を条件無しに大切にするかぎり、
自分の“関係”はOne Degree から Two Degreesに広がっていく。。。

大切にするということは、
自分ができる事柄を自分ができる範囲で精一杯与えること。


そんな素朴な積み重ねが、ある日、
「ねぇ~ぇ。◯◯がしたいんだけど、誰か知らないかなぁ?」

という質問から、
「ねぇ~ぇ。 僕は◯◯に情熱を感じていて、◯◯みたいな事ができたら素敵なことだと思うんだぁ。 だから◯◯を求める◯◯のような人と会って相談したいのだけど、チャンスがあったら教えてくれないなかぁ?」

という具合にとても具体的な相談になったんだぁ。


そうすると、
「うん。 私は知らないけど、◯◯さんなら知っているかもしれないわぁ。。」という具合になる。

つまり、One Degreeの友人に聞いていた“漠然とした質問”から、
自分がいない状態でもわかる質問、つまり、二人目、三人目が聞いても明白にわかる内容に進歩し、一人目から始めたわけ。。。


一人目の知人、つまり両親や友達も当然、両親や友達がいるわけで、
自分が強く感じれば感じるほど、
自分が真剣に試みれば試みるほど、
相手も自分のことのようにして考えてくれるわけなんだぁ。

こうやって自分のネットワーックが広がっていく。

友達の友達。。

それから友達の友達の友達。。

結果?


ビックリするぐらい、シンプルだよぉ。

平均で考えると、通常、2-3人目で確実に”雲の上のような人”と直接面会することができる。


3 Degreesまで広がると
もう自分の力ではコントロールできないぐらいになってるよぉ。
つまり、自分が寝ていても、パリのカフェでカフェラテを飲んでいても、
“自分が知らない人”が一緒に応援してくれているわけ。。

ユダヤ人社会で教わったノウハウで例えると、
“最大の投資”これが“友人”というわけ。

“土地”や“株”、“会社”じゃないところが面白いでしょう?


カリフォルニアの建築家日記
Source: howstuffworks

3 Degreesまで広がった時の図例 



【6 Degrees of Separation】

こうやって一般に言う“コネ”つまり“関係”が広がっていく。。

自分が養ったアイデアや能力を“願いの種”って考えると
“願いの種”が育つにつれ、
栄養”を運ぶ"沢山の根”が広がり、太くなっていく。。。

種が育つためには水や環境が必要なようにねぇ。

“願いの種”も同じでね、
育つ環境や生きるための水、
つまり“心のおき方”や“情熱”が必要になるんだよねぇ。

自然の木をみているとわかるように、
ある程度“願いの種”が育つと、
後はオートマチックに成長していくものなんだよ。


6 Degrees of Separationは自然界に存在するルールとして考える。

情熱を持ったあなたの種は
     この地球に住む全てのみんなと6番目以内に繋がっている



3番目以内でも凄いのに、
6番目まで成長したら。。。

しかも◯番目とは社会的資源を尺度とした“階層”ではないので、
叔母さん(一人目)→知人(二人目)→政府関係の人(三人目)→アル・ゴアの秘書(四人目)→オバマ大統領(五番目)

ということだって普通に起こりえるわけ。。




【仕事さがし?】

漠然と仕事を探すのではなく、
具体的にどんな人となぜ自分を必要としているのか?を明白にする。

相手が困っている事や、探していることを追求し、習得すれば
その事柄を友人に話す。 思いや助ける内容が重要であればあるほど、
その根は深く深く育っていく。

友達は知り合いではないが、友達の友達の友達が
自分を必要としている人の親友かもしれないし、従兄弟かもしれない。

また、探している人は一人とは限らないんだよねぇ。。

自分が習得したり、提供したい事柄を必要としている人は世の中には沢山いる。
逆に考えれば、相手も同じ方法で自分を探している事になるんだぁ。


情熱や“思い”が大きければ大きいほど
立派な根が生えてくるんだよねぇ。

当然、自然界と同じで“根”は目には見えないんだけど。。
でも葉っぱの育ち方や茎の育ち方でどれだけ凄いのかは創造できるよねぇ。

この考え方はビジネスの世界やソーシャルネットワーキングの基礎となっているよねぇ。


満たされる心は常に広がり、永遠に生きる
満たされない心は不安に怯え、やがて滅びる。




「コネがないから。。。」

これは幻想に過ぎないんだよ。

「紹介してあげてもいいよ。。」
ということはあり得ないという訳だよ。


なぜなら、
「会ってあげてもいいよ。。」
とは思わないし、会う必要もないからねぇ。


コネが無いって思う時は
自分のルーツを見てみよう。


幼い頃から変わらない心のあり方が消えかけていないかなぁ?
物事に対する情熱が薄くなっていないかなぁ?

人を疑ってはいないかなぁ?

人を財産のように価値として判断していないだろうか?

人の価値はみんな一緒。 
社会的ポジションは違うかもしれないけれど、感情的ポジションはみんな同じだからねぇ。


自分は具体的にどんな人たちに、
どんなことを提供することができるのだろうか?


都合の良い結果がでるように期待していないだろうか?



心のあり方を正しくもたなければ、
情熱を常に保つ事ができないから。。。

情熱が消えるとき、欲が与を超える時、
コネ(つまり世界とコネクトする根)も一緒に消えしまうんだぁ。。


心の置き方や感情・愛の尺度は目には見えない。
だからこそ、注意してお互い感じ合える友達を大切にしようねぇ。

 

6 Degrees of Separation

安心していいよ。
世界中のみんなが助けてくれるから。




“好きな場所で好きな人と大好きな建築をする”

自分はこうやって夢だったライフスタイルをデザインしました。。。






See ya,



:D