【D流 自己催眠術】 #02 | カリフォルニアの建築家日記

【D流 自己催眠術】 #02

【D流 自己催眠術】 Bata →追加内容はあずき色文字で示しています
→前回の記事を読む


Hmmmmmmmmm。

自己催眠術の使い方を書き始めたら、とても深く展開してしまい
ブログではなく、本になってしまった。汗

目的は、
自己催眠術がどのようにして成り立つのかではなく、
自己催眠術をどのようにして利用するのか?なんだよね。

もっとシンプルに説明できないかなぁ?


Here we go,



【自己催眠はこんな時に効果的】

内心ではやりたいのに、日々行動に移せない時

将来辛い経験を予想していて、行き詰まっている時

今までの自分を変えてしまいたい時(一部の性格や慢性化した癖など)

今までの自分をもっと延ばしたい時(長所をさらに育てる)


自分の体なのに自分で行動できないということは、
何か他の方法で動かすしかないよね。


そんな時使える方法が自己催眠術というわけ。


【注意事項】
自己催眠とは自分に催眠術かけること。
つまり自分の潜在意識が得意とする機能を利用して
自分が「思い込んでいる事柄」や「勘違いしていること」を外してしまう方法。

催眠状態に入るといってもごく普通な状態で「常に自覚」している。
夢を見ているような感覚ではなく、確かに現実。
でも普段では考えられないことをしている自分。

それが催眠状態
「自己暗示した状態」と考えるとわかりやすいと思うよ

一つだけ違うこと。それは催眠状態は
「恥ずかしいと思う“羞恥心”や”当惑感”が取り除かれてしまうこと。」

だから突然頭が良くなったり、
突然、夢が叶ったり、明日早く走れたりすることはありません。残念。




【まだまだ未知の世界】

催眠状態。 実は現在の科学ではまだ真相はわからないらしい。
でも確かに現実として確認できる状態。

常識以上の事柄を達成する人は全て強い意志と行動力にあるという。
その意思と行動力の鍵を握るのが潜在意識。

逆に考えると常識を破りたいのならば
潜在意識を使わなくては辿り着けないというわけ。

発明、Breakthrough, 成功、達成、そして愛に至まで
全てがこの潜在意識が作り出す行動力から生まれているんだよね。


普段起きている状態(Awake)は
自覚意識が「行動/思想」の指揮をとり、潜在意識を制している。

でも睡眠する時はその関係が逆になるんだって。
今度は潜在意識が指揮をとり、自覚意識を制する。


「寝ている時は恥ずかしいことや疑っていることもしてしまった」

「夢のような世界へいった。。。」というのもこの理由。


実は夢の原理もこの潜在意識が得意とする分野にあるらしい。


催眠状態はこの関係をミックスにした状態。
つまり、
「起きているのに、潜在意識が指揮を取り、自覚意識を制する」ということ。




【きまり悪さ、困惑{こんわく}、狼狽{ろうばい}、当惑{とうわく}からおさらば!】

自己催眠術はある特定の状態を準備すれば誰にでも適用することができる。
男女、年齢、人種、国柄、まったく関係なし。

潜在意識が高まる環境(催眠状態)
1 真剣に集中していて耳を澄ませている状態
2 リラックスする状態  椅子に座るか寝そべってみるのも良い
3 最高にイメージ力を高める状態

この状態に自分を包み込ませると“催眠状態”に入るんだ。
催眠状態では恥ずかしいと思う“羞恥心”や”当惑感”を感じることができない。
不思議なことに頭の中は普段と変わらない。
だから「安全に反すること」や「道徳に沿わないこと」、
また「自分が嫌いなこと」は催眠状態でも行動しない。。


上手くできてるよねぇ。



行動しない理由は沢山ある。

「きれいになりたい、でも私なんかぁ。。」

「本当はこんなことがしたいんだ、でも自分はまだ準備が。。」

「本当はもっと自由にやってみたいんだ、でも現実は。。」

「こんなにがんばってるのに、最後の詰めが。。」

「禁煙したいのだけど、やっぱりね。。。」

「わかってるけど。。。。。。もう歳ですから。。。」



自分の体なのに行動できない。
頭のどこかでブレーキがかかっている。
催眠状態はそのブレーキをリリースしてくれるだけなんだよ。


難しい話はここまでとして。。。  ←Thanks for your patience..


【自己催眠法】
The method of Progressive relaxation and imagery 
リラックスした状態で想像するだけ

Step 1 環境づくり
まず自分を置く環境づくりから

1 催眠状態にかかりたいと思うこと
2 自分が催眠状態にかかるということを信じること→催眠状態の感覚を体験する
3 くつろいだ状態、リラックスした状態であること


Step2 リラックス
リラックスする場所を選び、心からリラックスした風景を想像してみる。
ロッキングチェアーに座ったり、横に寝そべったり。

自分のことだから、自分なりにすればいいよ。


僕の場合はやっぱり寝る前とか、起きたときとか。
公園が近くにあるから、早朝や夕方、太陽を見ながら光の温度を感じてみるのも効果あり。

深く深呼吸して。呼吸はとてもゆっくり。  とにかく自分なりにリラックするすればいい。

まず一分ぐらいこの状態を保ってみて。

ポイントは寝る瞬間の状態をつくることなんだぁ。

Step 3 凝視する
リラックスしている状態で
目線を斜め上にゆっくり動かし、凝視する
何か特別なものがあれば(灯りなど)それでもOK.

ポイントは一度凝視したらそのものを見続けるということ。
目線を一つの方向にフォーカスすることです。
普段人間はいろいろなところに気をつかっています。目線も同様、実は常にいろいろな所 を察知しています。 
今回は目線をコントロールすることで、他のことを考えられないようにするのですのが目的です。 コインを左右に振ったりするの はその理由からで、他の情報を断ち切り一つのことに集中させる。
動いているもの(動きが予期できる物)を使うのも効果的です。

目の開き方(大きく開けたり、半目など)はあまり気にしなくてもよいと思います。
瞬き(まばたき)もOKです。


そのままの状態でStep 4に進む


Step 4 頭の中で実際に起こしたいことを想像する
凝視した状態からゆっくり目を閉じる。
その状態から実際に自分が起こしたいことを想像する


想像といってもただ思うだけではダメ。
かなり細かく想像することが大切。

潜在意識の世界では
実際に起きているのか架空のことなのかは全く関係ありません。 

「レモンの力」→記事を読む
でもわかるように想像次第で体が勝手に反応してしまうのは
この理由からです。 

自分はこの事実を知り、他の目的で使っているだけなのですよ。



実際に一緒に想像してみよう。

例えば、
今度の試験で合格した時の自分の姿とか。
周りには誰がいる? どんな服を着てる?
自分はどうやってその通知を受けたの?
手紙だったらその手紙を開ける感覚は?
嬉しさをどうやって表現してる?
嬉しいっていってもいろいろあるよね。
どのようにしてその嬉しさを味わってる?

「ギュー」って手を握って喜んでる?
「ヤッター」って言ってる?

その感覚を本当に感じてみるんだよ。
頭の中で。 本当にイメージしてみる。真剣にね。

その究極を場面、例えば手を「ギュー」ッと握っているとする。
その場面を覚える。感情と一緒に覚える。



Step5 夢と現実を混ぜ合わせる

ゆ~くり目を開き、その感情と行動をもう一度やってみる。
目を開いたまま、手を「ギュー」って握ってみて。

頭に残っている残像が薄れてきたら、
またStep4に戻り、もう一度頭の中でやってみる。

残像体験を繰り返すこと(嬉しい気持ち)はイメージと感覚を両方自覚して覚えることが目的。 今、目をつぶらなくてもその感覚を思い出せるようになるよ。


Step4Step5を繰り返しやってみる。


ポイントは「リラックス」している状態が条件。
だから嫌々やったって効果がない。

自分が強くイメージできるまで続ける。


Step1の状態次第で催眠状態にかかる時間は人それぞれ。
20秒の人もいれば20分かかる時もある。

でも条件を整えれば必ずできるよ。

できないはずがないから。 だってみんな同じ人間だからねぇ。
頭が良いという理由ではなく、脳みそがあるという理由からだよ。

「いやぁ~、自分は半分脳みそを取ってしまったからねぇ」
という場合はプランBを紹介します。。。汗



この状態をマスターできたら
必要な時に同じ状態を実際にやってみる。
これが自己催眠の掛け方です。

例えば、
実際にテストを受ける前、想像したイメージ(手をギューット握り、上を向く)をして、
同時にまた、強く想像するんだ。

リラックスした状態ですること。
つまり、呼吸も気持ちも全く同じ状態からスタートすることが重要だよ。



沢山の観衆を相手にスピーチをする直前とか、
どうしてもやり通したい事柄をする前とか、

使い方は様々。 これも自分の想像次第。

催眠術を使いこなせる人になるためには

使いたい状態を事前に想像しながら、練習するというわけ。

つまり、BEM: Begin with the End in Mind..だね。



始めは自転車の運転を覚える時と同じように“ギクシャク”すると思うよ。
それはみんなが体験することで、全然大丈夫。 当然のこと。

でも練習を続けると、何も考えずに自転車に乗ってるでしょう?

また、何年自転車に乗っていないとしてもペダルを漕ぐことができるでしょう? 

これがオートマッチク状態の力。


最初は練習が必要。

一週間に一度1時間来る返す人もいれば、
毎日20秒間繰り返す人もいる。



練習して上達すれば、一度やっただけで繰り返さなくてもよくなるよ。




「えっ。 それだけ?」




そう。それだけ。


自己催眠にかかった時は「決心した後の状態」。
自転車の運転のように潜在意識がコントロールしているので

「今、かかっている」というような感じ方は無いかもしれない。。


自転車の運転ができなかった自分は覚えているかもしれないけれど、
今、運転できない自分を想像することはできなくなっているからね。




世の中には不思議なことが沢山ある。

結果を見ればもの凄いことなのに、達成までの過程は
決して難しいとか、特別な方法なんて限らない。

それは自分が抱いた「勘違い」や「考え過ぎ」なことがほとんどだよ。


でも本当、不思議だなぁ。


こんなに簡単なことなのに、やっぱり行動してみる人は5%弱なんだって。



「疑い」や「独自の考え」が先行してしまうから。。。


世の中の秘密はここにあるのかもしれないねぇ。

「素直になること」
「子供心で一度やってみること」





想像するだけじゃ何も起こらない。
合格することを想像しただけじゃ絶対に合格しない。

でも合格した時のイメージを強く頭に焼き付けることができれば、
合格するための準備を自然にするようになる。

これが行動力の源。
これが意思の強さ
これが自分をコントロールする心の軸。


逆に考えれば自分の軸を固めてしまえば、
誰がなんと言おうと壊れることがない。

不安で困惑に落ちた自分が諦めても
       心の軸が立ち直してくる


この原理を理解すれば、
自己催眠術を使って他にも沢山利用できる。→関連記事を読む


内心ではやりたいのに、日々行動に移せない時
⇒やりたいことを具体的に現実に起きた状態を想像する


将来辛い経験を予想していて、行き詰まっている時
⇒辛い経験をとおり抜けた時の達成感を想像する


今までの自分を変えてしまいたい時(一部の性格や慢性化した癖など)
⇒このまま変えなかった究極の状態、5年、10年後の自分を想像する
(逆説的治療方)


今までの自分をもっと延ばしたい時(長所をさらに育てる)
⇒今以上の自分や、自分より優れている相手を想像する






理由はともあれ、効果あり

It is all up to you.





See ya


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