HYDERABAD, INDIA
【Hyderabad 】
ハイドラバッド・インド
インド第二のシリコン・バレー
と言われるようになる街。
マイクロ・ソフトやヤフーなどの
オフィスも次々に建設され
世界から注目をされ始めている
インドに来るたびに自分はタイムマシーンに
乗って入るような感じがする。
ドラえもんは横に座っていないが
将来この街がどのようになるのか、
また現在人々が何を探しているのかが
目に見えてわかる。
現場チェック
「開発」の考え方は各国々のステージによって変わる
地球環境全体を考えながら考える開発や
自分の身の回りの視野だけを考え
短期的利益のみが成功と考える開発
現場を尋ねると全て壊し終わったあとだった。
ゴミの山だけが残り平然と自分を見つめている。
「。。。。」
昔からあった建物を残しながら発展したかった。
発展途上国での開発は
子供に始めてケーキを一口食べさせ
後になってもう食べるな
と言うケースに似ているように思う。
技術やノウハウをこちらから紹介しておいて
後になってあなたの国は何も建てないほうが良い
ということはおかしいし、
自分達がもくもくケーキ食べ、
彼らには食べさせないというのもおかしい。
でも食べ過ぎた結果、沢山の問題を経験し
そのことを事前に伝えることも大切な役目だと思う。
現在のインドでは外国製品やブランド製品に目を奪われ
独自の文化の素晴らしさに背を向ける開発が主流となっている
また、地球環境を考え開発範囲のペースを
自然と成長する速度に合わせる
と言う考え方を理解することは難しい。
こんな時、自分の力の無さを感じる
現場内で解体工事に携わった家族の子供達を見る。
「。。。。」
さまざまな言葉が心の中を駆け巡る。
僕達大人は彼女達の将来を
どのように考えているのだろうか?
彼女達が大人になった時
僕達はどのようにして考えられるのであろうか?
「世界環境が取り返しのつかないことになり、
あの時の大人は何を考えていたのか?」
と言われるのか?
それとも
「あの時から地球が一つになったんだねぇ。本当にありがとう」
と言われるのか。
課題が大きすぎて自分の想像力を越えてしまっている。
「。。。。。」
とても複雑な気持ちになる。
自分は政治家でもなく、投資家でもない。
ただの建築家だ。
だからプロジェクトの用途・スケジュール、予算等を
自分では決める事は出来ないし
コントロールする能力もない。
でも自分達が出来る範囲で
「あるべきこと」を紹介することは出来る。
自分達が出来る範囲だからこそ
自分達の行動に責任を持つべきだ。
自分達が持つ責任とは自分勝手な建築を
作らないために
少しでも
きれいで、やさしい建築を
残こしたい
Hyderabad, India
June 2009
D.
ハイドラバッド・インド
インド第二のシリコン・バレー
と言われるようになる街。
マイクロ・ソフトやヤフーなどの
オフィスも次々に建設され
世界から注目をされ始めている

インドに来るたびに自分はタイムマシーンに
乗って入るような感じがする。
ドラえもんは横に座っていないが
将来この街がどのようになるのか、
また現在人々が何を探しているのかが
目に見えてわかる。
現場チェック
「開発」の考え方は各国々のステージによって変わる
地球環境全体を考えながら考える開発や
自分の身の回りの視野だけを考え
短期的利益のみが成功と考える開発

現場を尋ねると全て壊し終わったあとだった。
ゴミの山だけが残り平然と自分を見つめている。
「。。。。」
昔からあった建物を残しながら発展したかった。
発展途上国での開発は
子供に始めてケーキを一口食べさせ
後になってもう食べるな
と言うケースに似ているように思う。

技術やノウハウをこちらから紹介しておいて
後になってあなたの国は何も建てないほうが良い
ということはおかしいし、
自分達がもくもくケーキ食べ、
彼らには食べさせないというのもおかしい。
でも食べ過ぎた結果、沢山の問題を経験し
そのことを事前に伝えることも大切な役目だと思う。
現在のインドでは外国製品やブランド製品に目を奪われ
独自の文化の素晴らしさに背を向ける開発が主流となっている
また、地球環境を考え開発範囲のペースを
自然と成長する速度に合わせる
と言う考え方を理解することは難しい。
こんな時、自分の力の無さを感じる
現場内で解体工事に携わった家族の子供達を見る。
さまざまな言葉が心の中を駆け巡る。
僕達大人は彼女達の将来を
どのように考えているのだろうか?
彼女達が大人になった時
僕達はどのようにして考えられるのであろうか?
「世界環境が取り返しのつかないことになり、
あの時の大人は何を考えていたのか?」
と言われるのか?
それとも
「あの時から地球が一つになったんだねぇ。本当にありがとう」
と言われるのか。
課題が大きすぎて自分の想像力を越えてしまっている。
「。。。。。」
とても複雑な気持ちになる。
自分は政治家でもなく、投資家でもない。
ただの建築家だ。
だからプロジェクトの用途・スケジュール、予算等を
自分では決める事は出来ないし
コントロールする能力もない。
でも自分達が出来る範囲で
「あるべきこと」を紹介することは出来る。
自分達が出来る範囲だからこそ
自分達の行動に責任を持つべきだ。
自分達が持つ責任とは自分勝手な建築を
作らないために
少しでも
きれいで、やさしい建築を
残こしたい
Hyderabad, India
June 2009
D.