0222 「待ちに待った日」
今日2月22日(日本はすでに23日ですねぇ)は待ちに待った日。
自分にとってとても特別な日なんだ。
特に2つのイベントが重なりおおいそがし。
日中:PGA(Professional Golf Association )の最終日を観戦させていただきました。
石川遼君が初めてPGAに招待されたことで日本でも報道されたみたいだが。 リビエラ・カントリー・クラブはアメリカ西海岸が誇るエリート中のエリートコース。 1927年以来、度重なる修復工事が続きオリジナルのスピリットを失いかけていたクラブハウスとランドスケープの見直しを考える機会をいただいた。 このプロジェクト以来、自分もゴルフの魅力に吸い込まれたんだ。 真のジェントルマン(男女とも)が持つ「振る舞いやマナー」、また彼ら・彼女らが持つ意思などにもはじめてふれ、人としてのあり方などを考える機会をいただいたプロジェクト。 マスタープランを全て完成することはかなりの時間がかかると思うようですが、将来きっと全てが美術館のようになることを願っています。
自分の建築人生においても、とても貴重な経験だったんだ。
クラブデザインのリサーチや時代背景は深くリサーチしたものの、今となって考えてみると表面だけ理解してデザインしようとしていた気がする。 まだまだ甘い。
最初のデザインは土地の関係を考え、ハリウッドらしい華麗なデザインであったが、クラブオーナーであるW氏がおっしゃる一言が自分の考えを一転した。「リビエラとは渋いところだよ」。
言葉一言人にとても深い意味があり、とても小さいボリュームであったが
デザイナーの心にはリサーチでは感じとれることができないニュアンスやスピリットのようなものを感じた。
考えて考え抜いた結果、自分が携わっている時間はこれから続くリビエラの歴史の一瞬に過ぎない、ほんのひとコマ。
当時の状態により近い状態に戻すことが真のデザインと考えることができた。
「見えないデザイン」。 当時まで華麗なデザインで歌っていた自分にとってこのプロジェクトは大きなBreak through(ブレイク・スルー)となった。
リビエラの経験は入り口ゲートを入るときから始まる。
クラブハウスのアプローチまで現地を象徴する落葉樹で
クラブメンバーを迎えよう。
クラブハウス前は富・平和を象徴する噴水を。
(デザイン案)
リビエラがホストするNorthern Trust Open/ Fedex cup
今日が4日目最終日。 現在までPhil Mickelson(フィル・ミケルソン)が単独トップ。
フィル、応援するぞ! がんばれ!
→Riviera Country Clubのウェブサイトをチェック
→PGA・Northern Trust OPENのサイトをチェック
夜; アカデミーアワード・オスカー授賞式
オスカー授賞式の参加といいたいところだが。 授賞式の後のパーティーに参加 笑。
映画界の一番のお祭りはここハリウッドにあるハリウッド・ハイランドで毎年行われる。
このプロジェクトにかかわったのは独立する前までさかのぼるが。 当時ニューヨークベースの建築会社でリードデザイナーを務めていた自分は建築が建物ではなくて「場」という空間に変わり、街と共に育つ大切さを学んだ貴重なプロジェクト。 ここではあらゆる分野での世界一流とも出会い学ぶことができた。
デザインとは予算・スケジュール・政治・メディアが複雑に絡み合い調和がとれたとき生まれる。
「建築家の作品作り」が優先していた自分にとってこのプロジェクトから建築に対する考え方が180度変わった。
スタイル・フォルムの優先や人の姿がない建築から 人・街が一緒になって育つ建築。 そんな当たり前のことをはじめて現実に考え、体験できたプロジェクト。 自分が持つ能力以上の問題に挑戦し、みんなで助け合いながら作り上げたプロジェクト。
プロジェクト当初のデザイン
オープニング当初のH・H
あの時の感動はけっして忘れない。
授賞式後のパーティー、
今回も世界中からさまざまなアーティストが参加する。 作り手の苦労話が尽きないだろうな。
→第81回アカデミーアワード・オスカー賞のサイトを見る
see ya,
D.
自分にとってとても特別な日なんだ。
特に2つのイベントが重なりおおいそがし。
日中:PGA(Professional Golf Association )の最終日を観戦させていただきました。
石川遼君が初めてPGAに招待されたことで日本でも報道されたみたいだが。 リビエラ・カントリー・クラブはアメリカ西海岸が誇るエリート中のエリートコース。 1927年以来、度重なる修復工事が続きオリジナルのスピリットを失いかけていたクラブハウスとランドスケープの見直しを考える機会をいただいた。 このプロジェクト以来、自分もゴルフの魅力に吸い込まれたんだ。 真のジェントルマン(男女とも)が持つ「振る舞いやマナー」、また彼ら・彼女らが持つ意思などにもはじめてふれ、人としてのあり方などを考える機会をいただいたプロジェクト。 マスタープランを全て完成することはかなりの時間がかかると思うようですが、将来きっと全てが美術館のようになることを願っています。
自分の建築人生においても、とても貴重な経験だったんだ。
クラブデザインのリサーチや時代背景は深くリサーチしたものの、今となって考えてみると表面だけ理解してデザインしようとしていた気がする。 まだまだ甘い。
最初のデザインは土地の関係を考え、ハリウッドらしい華麗なデザインであったが、クラブオーナーであるW氏がおっしゃる一言が自分の考えを一転した。「リビエラとは渋いところだよ」。
言葉一言人にとても深い意味があり、とても小さいボリュームであったが
デザイナーの心にはリサーチでは感じとれることができないニュアンスやスピリットのようなものを感じた。
考えて考え抜いた結果、自分が携わっている時間はこれから続くリビエラの歴史の一瞬に過ぎない、ほんのひとコマ。
当時の状態により近い状態に戻すことが真のデザインと考えることができた。
「見えないデザイン」。 当時まで華麗なデザインで歌っていた自分にとってこのプロジェクトは大きなBreak through(ブレイク・スルー)となった。

リビエラの経験は入り口ゲートを入るときから始まる。
クラブハウスのアプローチまで現地を象徴する落葉樹で
クラブメンバーを迎えよう。

クラブハウス前は富・平和を象徴する噴水を。
(デザイン案)
リビエラがホストするNorthern Trust Open/ Fedex cup
今日が4日目最終日。 現在までPhil Mickelson(フィル・ミケルソン)が単独トップ。
フィル、応援するぞ! がんばれ!
→Riviera Country Clubのウェブサイトをチェック
→PGA・Northern Trust OPENのサイトをチェック
夜; アカデミーアワード・オスカー授賞式
オスカー授賞式の参加といいたいところだが。 授賞式の後のパーティーに参加 笑。
映画界の一番のお祭りはここハリウッドにあるハリウッド・ハイランドで毎年行われる。
このプロジェクトにかかわったのは独立する前までさかのぼるが。 当時ニューヨークベースの建築会社でリードデザイナーを務めていた自分は建築が建物ではなくて「場」という空間に変わり、街と共に育つ大切さを学んだ貴重なプロジェクト。 ここではあらゆる分野での世界一流とも出会い学ぶことができた。
デザインとは予算・スケジュール・政治・メディアが複雑に絡み合い調和がとれたとき生まれる。
「建築家の作品作り」が優先していた自分にとってこのプロジェクトから建築に対する考え方が180度変わった。
スタイル・フォルムの優先や人の姿がない建築から 人・街が一緒になって育つ建築。 そんな当たり前のことをはじめて現実に考え、体験できたプロジェクト。 自分が持つ能力以上の問題に挑戦し、みんなで助け合いながら作り上げたプロジェクト。

プロジェクト当初のデザイン

オープニング当初のH・H
あの時の感動はけっして忘れない。
授賞式後のパーティー、
今回も世界中からさまざまなアーティストが参加する。 作り手の苦労話が尽きないだろうな。
→第81回アカデミーアワード・オスカー賞のサイトを見る
see ya,
D.