Tiger returns | カリフォルニアの建築家日記

Tiger returns

Tiger returns
タイガーが帰ってくる

膝のケガに悩まされたは Tiger Woodsは手術後、休養をとり3月からPGAに戻るニュースが世界中に報道された。

なぜここまで世界が注目するのだろうか?

彼がゴルフに対する努力・集中力はいうまでもない。

彼は疑いのない天才だ。 だけど、彼以上に努力する人や天才プレーヤーは世の中たくさんいるのかも知れない。

そんな中、Tiger Woodsは類を見ないものがある。


彼のゲームを観戦するとき観客は人事ではない。自分のことのように喜んだり、悲しんだりする。

自分がプレイしているかのように。 彼のプレイはゴルフを超えているものがある。 

試合の勝ち負けではなくなっている。 がんばりぬいて、精一杯勝負へ挑む姿勢。

どんなことがあっても諦めることなく戦い続ける態度。 

自分自身と戦う姿がとても美しく見える。 まさに芸術になっている。

期待抜かれた筋肉、無駄をすべて取り除いたスウィング。

ゴルフをされる方は体験していると思うが、静止したものに力を与えることほど、難しいものはないと言われている。

↓タイガーのスイングを見る




小さい頃の彼を創造してみよう。

どこにでもいるゴルフ好きの少年だ。 確かにずば抜けてゴルフがうまいけど、ジョークだって言うし、いろいろなところで遊ぶ子供だ。 「世界一になる」といったとき、当時の人々はどれだけ創造できたであろうか?実際彼自身、どれだけ創造できただろうか?

彼にはヒーローがいた。 前世紀にゴルフ界を制したJack Nicklaus だ。 子供の頃からジャックのポスターを部屋中に貼り、実際のプレーも常に観戦していた。 彼が成し遂げた生涯の記録を一つ一つ理解して自分の目標にした。

彼のすること、すべてをマネした。 自分がジャックになったように振る舞い、話し方もマネしていたという。

目標は常人では達成できない位置にあった。 だから人一倍努力した。 目標がクリアーだったから誰に言われることもなく練習していたという。  そんな姿は地元のテレビ局やさまざまな雑誌に取り上げられたという。


そんなとき、「練習ばっかりで大変ねぇ。」っていっていただろうか?

そんなとき、世間では「仕事バカ」といっていただろうか?


1996年、彼のプロデビュー依頼、ゴルフ界に革命が起きる。 世界中のゴルファーが今までにない練習量をつみ、オリンピック選手のよう体力、技術を磨きはじめる。 単純にGolferから Athleteとなった。      Athelete =競技者


彼が最初の記者会見で発した言葉

「Hello World!」

当初のマスコミはプロの世界は通用しないなどと書かれた時代もあった。



今彼が見る世界とはどんな世界だろうか? 

世界のトップにたったとき。  もしかしたら今僕達が見ている世界と何も変っていないのかも知れない。

彼にはいつもさらに大きな目標があり、達成するために努力し続けている。


結果、王様になっても努力して成長し続けている。


彼は棒テレビ番組のインタビューでこんなことを言っていた。

「I play to win so that I can satisfy 」
満足したいから勝つためにプレイする。

「But when i satisfied, I see another goal, so I begin to play again.」
でも満足すると、次のゴールが見えてくる、 だからまたプレイすんだ





そんな彼のプレイを見るのが本当に好きだ。




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