自分への投資 | カリフォルニアの建築家日記

自分への投資

私は建築学を通して建築家になり事業を始めました。 当時、仕事は趣味だと考えており私生活と仕事が一緒になり、毎日大変ながらも楽しく仕事をしていました。 

会社が成長するにあたり、金銭的にも余裕ができてきましたが、同時に自分なしでは会社が成り立たないシステムを作っている事に気づきました。 結果、会社の創立者でありながら会社が自分のスケジュールをコントロールする生活を経験しました。 成功すればするほど自分の自由な時間が全くなくなっていくような気分でした。

数年前、仕事と趣味に対する考え方が一転する時期を経験します。

インドでのプロジェクトへの出張後、厳しい病気にかかりERで入院しました。入院時、こんな事を考えました。
「自分が病気で倒れたり、事故で死んだ場合、ここで働く社員の将来はどうなるのだろうか?」
「良い仕事をすればするほどクライアントは増えてくる。 しかし、これ以上自分では物理的、内面的に不可能だ。 このままだといずれ病気に負けてしまう。。。」

実は自分の父親も建築家で病気に倒れる姿を経験しています。 今思えば病気になって当たり前という生活をしていたように思えますが、自分の事になると十分見えていなかったようです。


そんななか趣味とプロフェッショナルの違いを考える機会がありました。
趣味だけではプロフェッショナルにはなれませんが、プロフェッショナルは趣味を持ちバランスを保つことができるということです。 

4日間の入院プラス2週間の自宅休養中、もう一度人生設計を見つめなおしました。 

休養中、沢山の時間を取り戻した自分に尊敬しているクライアント・恩師達からこんな本をいただきました。

「Rich Dad & Poor Dad」 by Robert Kiyosaki お金の考え方
「E Myth」 by Michael E. Gerber ビジネスの考え方
「The seven Habits of highly effective people」 by Stephen R. Covey 人としてのあり方

今考えるととても貴重な自分への投資だったと思います。

現在では仕事にもっと情熱を感じ、趣味を追求する自由な時間を増やすために毎日の頑張っています。

私は「人が持つ最大な財産は創造」だと思っています。 その創造の源が情熱であり知識でもあります。

皆さんも是非自分に貴重な投資をしてみてください。