Samの世界
Mr.Sam SBEのブランドが出来上がってきた。 サムはハリウッドのサパークラブを経営するオーナー。
彼との出会いは3年ほど前だっただろうか。 一つ一つのクラブはとてもよいが、全体の会社SBEを見るとブランディンにかけている。
ブランドってただロゴをぺたぺたはるだけではない。 ユーザー(お客さん)とどのようにコミュニケーションするかが、問題だよ。 そんな会話から始まった。
会社をデザインするって思ってるより難しい。 彼の会社はホテル、レストラン、クラブを数十所有しており、一つ一つのキャラクターを一つにまとめるにはまず彼自身を理解しなくてはならなかった。
サミー。(サム ナザリアン
) は両親のビジネスの成功から巨大な資金を手にした、外から見てみると本当にラッキーな人物である。 彼のオフィスは当初マドンナが所有していたオフィスをそのまま買い取り現在にあったっている。
彼のスケジュールも経験した事がないほど「ハリウッド」だった。
秘書から連絡があった。
「D、明日 21時にXXXXのパーティーでMr.Samから話しがある。バウンサーに ボブの具合はどう?と聞くように」
。。。
パーティーの場所に行って見るとオープン前から行列。結構、VIP.
「車をヴァレーする際、超VIPじゃん。なんていってしまう自分は結構ミーハーだ。」←正直。
「ボブの具合はどう?」
「ついてこい」
裏のキッチンから入り2階のプライベートへ。
サムはいつも電話してる。
何人かすでに座って待ってる。
電話を切ると後ろの秘書に電話を渡して彼はこういった。
「スタークとの契約が成立した。 これから凄いことになるぜ。」
サムは世界的有名なフィリップ・スターク と3年間の交渉の後 アメリカで彼がデザインする全てのレストラン・クラブを彼が所有するという契約だった。
話しながら彼は立ち上がり見せたいものがあるって。
クラブから出ると、車が用意されていてバーバンク空港へ直行。
そこで見たものは。
なんと。
G5
プライベートジェット!ではないか~!
ラスベガスにはあっという間。レストランを次々とまわる。
もう夜中を過ぎてる。
ここがいい。ここがわるい。
オーナーというのにディテールにくわしい。
時間があっという間に過ぎる
ロスについたのは朝5時をまわっていた。
クラブにもどり自分の車で帰る中、 いつもとかわらぬ朝だった。
「夢」のようだった。
あれから3年がたつ。
SBEはロス一番のエンターテイメント・レストランを経営する会社となった。
サムの会社SBE → SBE.com