日本逆輸入計画 その1 | カリフォルニアの建築家日記

日本逆輸入計画 その1

グローバル、ブローバルって。 実際自分にはねぇって考えてない? 確かに世界は急激な速度でグローバル化が進んでいます。 町で考えることが、県となり、地域となり、国から飛び出し、地球全体で考えることをグローバルっていうよねぇ。 近所で商売するなら、県で勝負したほうが、客数が多いから当然成功率も多くなるわけ。 

これって結構重要な考えかた。 才能ではなくてタイミングの問題で確実に成功できる。(でもこれを実行する行動力が才能かも。) さて、この広いマーケットが求めているものを理解すれば、言ってみれば、この広い世界各地で求めているものを助けられれば、自分を必要な人からたくさんお声がかかるわけ。


グローバルが将来求めるものは「Hybridなバランス感覚」だと思う。



インターネット革命から情報がバウンドリー(領域?)なしに即座に伝達する。 このことで情報がただになってきた時代。 いといろなものが見えてきた。 日本ではネット普及の前に高度経済成長期を経験した。この時代はたくさんの人々が海外へ飛び出し、外国の表情にふれる機会が増えた。


あるものはほしくないけど、無いものはほしいもの。 


東洋では西洋を、西洋では東洋が。 情報が普及すると経験度も増してくる。 やっぱりフランスみたいな家に住みたいとか。 自分も外人みたいになりたいとか。 


Neighbor's grass is always green

(隣の庭はいつも綺麗)


これって人・文化の成長の過程では本当に自然なプロセスだと思う。 


このような考えでグローバル化が進んでいた。当然海外のものが普及する。衣食住すべてが変化した。


しかしここ数年でその時代の流れに変化がおきていると実感している。 インターネット、経済の成長で外を見ていた人々が実際に経験をして想像から現実を見る尺度をもつ。 


「本当の自分の好み」というものを持ち始める。 チョイスが生まれる時代。


自分のルーツを理解して世界と一緒に育つ。 外だけではダメ、中だけでもダメ。 


ハイブリッドが求められる時代。 世界で起きていることを各文化にコピーするのではなく、世界で起きていることを独自の文化で発展させること。 


なんだか、見たことないけど、なつかしい


こんな感情を求める時代が訪れはじめている。