筒井洋一“つっつ”ブログ ~TenorSaxとわたくし~ -195ページ目

ビートルズとわたくし

$筒井洋一“つっつ”ブログ ~TenorSaxとわたくし~

携帯電話を仕事場で紛失。と思ったら出て来ました。よかったよかった。でも探している間の「やべー、どーしよー」という絶望感といったらなかったです。友人知人仕事関係の連絡先が登録されているわけで、第三者が拾得、悪用して各方面に迷惑が及んだ場合のことを考えるとずーんと落ち込みましたです。

でも考えると昔は携帯電話なんかなかったわけで、それで皆幸せに暮らしていた訳です。あるが故の利便性もあればあるが故の不幸。もこれまたある訳だなー、と思ったしだいです。特に紛失したときとか。

今日は仕事場でギターの森さんがアコースティックギターでビートルズナンバーを弾いてくれて皆で歌いました。楽しかった。森さんはビートルズフリークで、同じくビートルズが大好きなわたくしとよく話しが盛り上がります。今日は皆のリクエストに応えてくれて、「ヒアゼアアンドエブリウェア」「ハードデイズナイト」「インマイライフ」「ゲットバック」等を弾いてくれました。「ドントレットミーダウン」のNobody ever love me like she doesの部分が5拍子だとは今まで気づきませんでした。『オールユーニードイズラヴ」でもそうですが、変拍子をすんごく自然にビートルズ(特にジョンかな?)は取り入れていたんだなー、と再認識。多分狙ってやったんではなく、自然にそうなったんでしょうね。あと「ペーパーバックライター」でのポールマッカートニーのベースライン、あれを弾きながらポールは歌ったわけで、あの当時では凄いことだったんじゃないか、とか「イットウォントビーロング」の Every night everybody has funのところの部分的な転調の絶妙さ、「ヒアカムズザサン」でのギターの1拍半フレーズ、ジョージハリスンのブルースは全然ブルースにきこえない、など話しはつきませんでした。

東京中低域でも「レイン」(水谷さんのアレンジワークの素晴らしいこと!原曲の良さを保ちながらまったくオリジナルなオーケストレーションを展開しています。でもバリトンサックスだけのアンサンブルだからオリジナルなのは当たり前かも。でも他に例はなく、最初に聴いたときは鳥肌がたちました)「オールユーニードイズス○○ヴ」(訳あって伏せ字。かなりヤバい歌詞にかえてます。欧米の人が聴けばOH! NO!って席を立ってもおかしくありません。モンティパイソンなみのブラックジョーク。ライブでは鶴田くんのここぞという時にずっこけるベースラインがお約束となってます。っつーか間違えんなよ)などのビートルズナンバーがレパートリーになっており、ビートルズ好きのわたくしはとても楽しいのです。

今これを書きながらビートルズの2nd「ウィズザビートルズ」を聴いております。んまー演奏、声ともに若いことといったら!聴きながら理屈抜きに楽しくなってきます。でもこの数年後にはビートルズは解散してしまうわけで。諸行無常。やっぱりバンドというものには「寿命」っつーものがあるのでしょうか。どのバンドも天寿を全うできればよいのだけれど、なかなかそうはいかんのでしょうねえ。はたしてわたくしが関わっているそれぞれのバンドは今いったい何歳なのでしょう。寿命はあと何年かしら。答えはTomorrow never knowsというわけで、そう思うと一つ一つの演奏をもっと大事に、自分を偽ることなく取りくみたいです。