ボクの1日は朝の7時から始まる。
起きてすぐにトイレに行きたくなるんだ。
お庭に出して貰えるまで我慢出来ないとトイレシートの上で用を足すけど、ボクはお庭で木にシッコを引っ掛けるのが好き。
今、ボクが匂いを取りながら歩いてる土の所が、ボクらのトイレなんだ。
モミジとかキンモクセイとかモッコクとか全部ボクの木なの。
ボクだけがマーキングしていい木なの。
ぺー姐さんもチェリックも女の子だからボクみたいに高く高くシッコを引っ掛けるのは無理なんだ。
朝ご飯を食べて、栄太郎さんの出勤を見送って、そのまま1日の大半をお庭で過ごすよ。
チェリックと遊んで、ずーっと遊んで、くたびれるまで遊んで、ちょっと寝て、また遊んで…。
いつもボクがチェリックに倒されちゃう。
チェリックは強いんだよ、重量級だし。
チェリックはいっぱい遊んでくれるけど、ぺー姐さんはボクのこと、あまり相手にしてくれない。
ぺー姐さんの鼻先で騒がなければ「ウルサイ!」とかって怒られないし。
実はぺー姐さんの上にも乗りたかったするボク。
頑張ってみた。
シッポにしか乗ることが出来なかったよ。
そして、この後ボクはぺー姐さんに張った押されました。
もうしません、ゴメンナサイ!
監視されてるボク……。
日中はお庭で遊んで、お外の犬部屋で眠って、穴を掘ったり、郵便屋さんに吠えてみたり。
あるちゃんが学校から帰ってくると、習い事の送り迎えにパパが車に乗せてドライブしてくれる。
で、夕方になると栄太郎さんが会社から帰宅してテキトーな時間に夕ご飯を食べて、また一眠り。
夜になると散歩。
ボクはまだ歩くのがヘタクソだからチェリックとは散歩に行かれない。
公園まで歩いて行ってトレーニングして栄太郎さんがいっぱい褒めてくれて、その後に自転車引きさせられる。
お家に帰ると、お風呂場で口周りと足回りと下半身を全部洗われる。
ボクは臭いんだって。
男の子だから。
洗って乾かしてブラシされてスッキリ。
その後に、お家の中で、またチェリックと遊ぶの。
そして、突然眠気が襲ってきて……
ボクはパッタリ眠っちゃうんだ。
栄太郎さんが抱っこして、ボクを2階の部屋へ連れて行く。
パジャマに着せられて…。
チェリックの隣で「おやすみなさい」。
にほんブログ村