振り返ってまとめてみました。


【材料】 畳表  ひのさらさ 

           早川猛さん 作

     畳縁  石田織布(株)

          純綿双糸縁 

           七宝 特黒



ひのさらさ1

石田縁

     

【作業】

基本的に現状の畳と同様に仕上げる

手作業のところは同じようにする


1.框縫い

  現状


施工前1
(これは作業前の畳です)



框縫い2

框縫い1

(わらを補充しながら縫っていきました。)


2.平刺し(縁の縫いつけ)

 細紙という、補正紙が入ってましたので

同様にいれました。



刺し細紙1

黒く細い髪が、「細紙」と呼ばれている

縁下の補正紙です。


3.角つくり

本式、縫いで仕上げました。


施工前3
(施工前の角)



角作り1
(横糸が二本あるのが特徴です)


【補修】

1.框部分

  反りがあったので、すべて縫い直して

  締め直しました。



框締め1

2.返し縫い


  返し用クッション材が使用されてましたが

  すべて取り除いて藁を入れ直しました。



施工前2


【あとがき】


1.「ひのさらさ」の硬く、強い表を

  どのようにしてひっぱってシワを

  のばすか、が大変でした。

  霧吹きして湿らせる加減と

  雨がふってきての湿気との

  調整がむずかしかったです。


霧吹き1

2.寸法あわせが細やかでした。


  硬い畳表なので、

  少し寸法をキツメにしてても

  大丈夫かなと、おもいきや

  とてもデリケートで、

  少し寸法が大きすぎると

  それがシワとなってでてしまう。

  とても勉強になりました。


以上、大まかな、まとめ でしたが

針と糸で縫い上げる畳は、普段と

ちがって、大変だけど、思い入れも

深くなって、敷き込んだときに

感激がとてもうれしかったです。

ありがとうございました。


最後に、写真にある畳の裏面に

張って見えてる茶色いものは

シュウロの木の皮をシート状に

して、裏材として張り縫い付けています。


これによって湿気をはじくような

感じで湿気をしれません。

とても高級な畳床です。


この畳床は西播畳床でした。


年数がたって、多少やわらかくなってても

縮むことなく、しっかりした

畳床でした。