多読41冊目 『Parallel』

過去に自分がした選択の違いで
“自分の世界とそっくりなのに、少しずつ何かが違う世界”
という、パラレルワールドの存在をテーマにしたサスペンス小説です
ロンドンのあるところに、殺し屋Maxという男がいました
その男の元に、Fairheadという男性が仕事の依頼に訪れます
Maxは、最初は断ろうとしたのですが、Fairheadが持っていた写真に衝撃を受けます
そこには、なんと牧師姿の自分がいたのです・・
Maxは、Fairheadについて行き、パラレルワールドに行くことに
そこで見た世界とは 出会った人物とは
パラレルワールドに生きるもう一人の自分と言葉を交わすことで
新たな一歩を踏み出すことを決意することができるのか
最後の終わり方は
明言はせず、それでいて十分に何が起こったのかは理解できるという
余韻のある終わり方でした
パラレルワールドという抽象的なテーマを扱っていますが
この語数、語彙制限の中、手の込んだストーリーで
それでいて詰め込みすぎの印象もありません。
各章が短く、13章も入ってるので、スピード感があってサクサク読めるのも良かったです
むしろ、読了後はアッサリしすぎている感じがしたくらい
「人は変わることができるのか」
「変わることに遅すぎることはないのか」
自分の選択によって無限に広がるパラレルワールド
もしあの時、こうしておけば、ああしていなかったら、今頃自分は・・
誰でもそんなことを考えて、想像したり後悔したりしたことがあるはずです
本当に、そんな選択の数だけ並行する世界があったとしたら
・・考えると面白いけれど、こわいですね
“It's never too late to change”
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