退職する同僚に
私にしかできないこと
先週の金曜日、実習の頃から
ずっとお世話になっていた同僚が退職した。
心理学の学位を持ち、今も勉強を続けながら
クリニカルサイコロジストを
目指している彼女。
「彼女の知識や能力なら今の障がい者施設に
とどまるのはもったいない!」
と実は以前から転職をプッシュしていたのだが
見事に次のステップへ羽ばたいていった。
しかもものすごい偶然があった。
そろそろ息子のために職業訓練センターを
探そうと考えていた矢先、
彼女の新しい転職先が
まさに職業訓練関係だったのだ。
詳しくサービス内容を聞いてみると
まさに息子にぴったりな内容。
「これは近い将来、絶対にお世話になるな」
と今後も続く不思議なご縁を
感じずにはいられなかった。
そんな彼女と退職直前に
一緒にシフトに入った時のこと。
「最後の日くらい、一番長く働いた思い出の
『別棟』で勤務して締めくくりたいな」
彼女がぽつりと言った。
実は私が別棟に異動したタイミングで
彼女がメインセンターへ異動したため、
私たちは入れ違いのポジション。
てっきり最終日は彼女の希望が通って
別棟に戻れるようチームリーダーと
話がついているものだと私は思い込んでいた。
建て替え予定の別棟は
古い建物だが魅力がある
ところが前日に勤務表を見てびっくり。
彼女の名前はメインセンターのままに
なっていたのだ。
前日には「明日で彼女が最後なんて寂しい!」
と泣き出してしまうクライアントもいて
現場もしんみりモード。
「これは私が動くしかない」
そう直感した私はすぐにチームリーダー達に
掛け合った。
「明日、私が彼女とシフトを代わります。
別棟に行かせてあげてください」と。
すぐにチームリーダーが彼女に
電話を入れてくれた。
最初は遠慮していた彼女も
本音では「やっぱり最後は別棟に戻りたい」
と言ってくれて、無事に私との交代が決定。
私はメインセンターでの勤務が長いので
彼女が担当する予定だった
クライアントの対応も問題ない。
さらにありがたいことにチームリーダー達が
粋な計らいをしてくれて、
私にはセンターへの到着が遅く、
帰りが早いクライアントの担当に
してくれていた。(仕事が楽〜)
なんて温かい職場環境なんだろうと
感謝の気持ちでいっぱいになった。
実習先でも実習先で働き始めてからも
偶然にも今の職場で一緒に勤めだしてからも
同僚にはお世話になった。
最後の最後に私だからこそできる
最高の「恩返し」ができた気がする。
寂しさはあるけれどお互いの未来に繋がる
最高のラストデイになった。
新しい場所でも彼女らしく輝けますように。![]()
