朝顔は桔梗だった? | てにを舎の考具 考える日本語®

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帰り道、小学校低学年らしき女の子が朝顔の鉢植えを大事そうに抱えながら歩いていました。

そういえば、もうすぐ夏休み。確か夏休みの宿題に、「朝顔の観察日記」なるものがあったような気がします。


季節は夏本番へと向かっています。


そんなことから今日は「朝顔」について調べてみました。

朝顔が日本に入ってきたのは、平安時代の初めのころ。中国から薬用植物として伝来し、その後観賞用になったそうです。ちなみに朝顔の薬効としては、のぼせやむくみをとり、利尿作用があるようです。

最初は「牽牛子(ケニゴシ)」と呼ばれていた朝顔ですが、10世紀初めころになってアサガホの訓読みが定着したようです。


その語源はというと、早朝に美しく花開き、午前中にはしぼんでしまうことから。朝の美人の顔にたとえられたのが由来とされています。


ところが、この「アサガホ」の名は、最初別の花につけられていたらしく、「万葉集」には、秋の七草としてアサガホが挙げられており、まだ「牽牛子(ケニゴシ)」が日本に入ってくる前だったことから、どうも桔梗だったと言われています。


朝顔や我筆先に花も咲け」(正岡子規)