今でも大好きな人に教えてもらった場所。

 

1度だけ一人で行った事がある。

転じて人生の分かれ道となる岐路に立った時、俗にいう神頼み。

 

その晩

またもや、私の思考はクルグルと彷徨っていた。

 

ズッドオオ〜〜ン!!

大地がひっくり返ったような、雷の轟のような爆音が私の隣めがけて

落ちて来た。

 

・・・

龍だ。

 

どこから来たのかは分かっている。(知っている)

 

エネルギー体であるそれは、その触感でそれが何なのか

どの程度の大きさなのかを知らされる。

左側頭部から流動的に触れるエネルギーの圧。

 

少しの間をおいて龍が声を発した。

 

一瞬にして何千里もの先まで地割れが起こったような、深く深く、強く強く

丹田に響いた。

 

「そろそろ、外に出る時だ」

 

はい。

 

 

人生を劇場と例えたシェイクスピア。

「お気に召すまま」の恋物語で有名な名句の一節

「一人が一生に沢山の役を務め、全幕は七つの時代からなる」

 

深海を探るように人生のあり方を追求する中で、それはほんの束の間の刻と悟った

時、人にとってかけがえのない贈り物となる。

 

人生の中に巡るその時代は、最終的には歴史の中に消えていくと言うが

演じた役柄は伝説として残る事もある。

 

 

龍が来たその地は

平安の世から歌枕としても詠まれる千歳山万松寺の悲恋物語。

人に想いを寄せた松の精(老松)と阿古耶姫の伝説の地。

 

契りを交わした二人に訪れた運命

老松は切り倒され名取川の橋材とされたが、心を残した老松はそこから動くことを

拒んだ。

しかし、阿古耶の手に触れ自ら名取川の橋となる事を選んだ。

それが、松の精の選択。

 

切り出した松を抱え一緒に二人で囁き合い越えた峠は「ささや峠」と名がついた。

弔いのため建てられた万松寺で阿古耶姫は今も菩提を護っていると。

 

千歳山の麓の小さなお社、そこから龍は来た。

龍は古い昔の伝説となった、阿古耶と老松の行く末、選択を見守っていたのだろうか。

 

人生の中で選択の時は幾度か訪れる

私はこれまで3度龍の声を聞いた。

 

 

 

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